長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

今日から、ことはじめ

2017-01-06 08:31:41 | Weblog

といっても、かえしを2種類、珈琲の注文は正月もあるので、3日あたりから、お店

で仕込みをしている。

今朝の新聞に大間のまぐろが7000万でせりおとさた記事。毎年恒例だけど、なんとなく色あせて

見えた。そもそも、築地がたそがれている。もともと魚市場は日本橋にあって隅田川などを使って

魚を運んだ。大正12年の関東大震災で日本橋が壊滅的になったので、一瞬にして築地に市場を移した。

築地から豊洲への移転がごたごたしているけど、そろそろまた大きな地震ができて、そうなると埋め立て地の豊洲

ではあかんので、どこかほかの場所になったりするのだろうか?なんてことを考えた。

今朝のわがやのちゃぶ台には、能登から送られてきた「寒ブリ」のカマの塩焼き。

ぶりっこではないけど、ぶりの子で、似て非なるぶりっこが「ハマチ」。もともと海で泳いでいるブリの子

は「モジャコ」という。それをつかまえて、せまい網の中で薬まみれの餌をあたへ、このくらいだと損だ徳

だと計算され、築地にはこばれ、それが鮨屋とかスーパーにいき、食卓にもあがったりする。

養殖地の海は、餌ののこりとハマチの糞でヘドロになっている。なんでそんなことが知らされてないんだろうか?

成長する間に奇形になるのも多いけど、切り身や骨抜きにしてしまうと、どこふく風になってしまう。

関東ではぶりに近いこを、イナダといっていた。愛媛を中心に養殖のハマチがはばをきかせてきたので、

イナダというのが死言葉になりつつある。

江戸前、というのも死語に近い。もともと東京湾で、まぐろもとれたし、ハマグリもあなごもいっぱいとれた。

品川や大森あたりには、海苔の漁も盛んだった。そこをコンクリートで埋め、工場をたて、海の生態系がすっかり

かわってしまった。でも、「美しい日本の幻想」よろしく「江戸前」なんてことをえらそうに語る輩がまだ生きている不思議。

こんなに海に囲まれている国に住んでいて、魚がアブナイ、というのは、滅びに近いものを感じる。

昨日まーくんから電話があり、「目の手術を無事おえました。今年もよろしく」と電話があった。

明日はそのまーくんの「満つまめの会」のことはじめ。今年もいろいろなことがあるやろうけど、一に健康、二に健康、

三四がなくて、五に仕事。