長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

能登半島病?

2016-07-30 08:59:26 | Weblog

沖縄病、というのがあるらしい。

感染すると、あう人、あう人に、沖縄の話をするらしい。

どうもおなじような「能登半島病」にかかったらしい。昨日はくるお客さん

ひとりひとりに、能登半島や真脇遺跡や、不思議な水のわく民宿のおばあちゃんの話

などをしているうちに閉店になった。

人ははやくもおそくもなく、ひつような時に出会うもんである、ことを再確認した。

昨日は昔いっしょに机を並べて仕事をしたことがある君が、蕎麦を手繰りにきた。

どうやら20年ぶりらしい。今ではだれもが知っている大会社の創業期に、同じ釜の飯

を喰った「えにし」を、噛みしめながら談論風発。もちろん能登の話になって、

「来月いってみます」ということになり、三輪福さんのCDも買っていかれた。

そのくんとは、よくいっしょに静岡の袋井カントリークラブでゴルフをし、帰りに

沼津港かいわいで飯を食って帰った。沼津に「芹沢記念館」というのがある。

芹沢光治郎さんの記念館。不思議な縁で、ある日、ゴルフの帰りかなんかに導かれ、

彼が晩年に書いた「神シリーズ」を読み、フランスの奇跡の水、ルールドの水とか、

この現象世界と実相世界のことをその本に教えていただいた。それと前後して、

仙人みたいな南條先生と出会い、線香さい?寒山拾得のギャラリーをやることに

なり、天真庵、という不思議な名前を頂戴して、その名前のように「そばや」らしき

ものをやるはめになり、朝はやくから「びん棒」というのし棒をふりまわしながら、

老体に鞭うちながら、むちうちみたいに五十肩と慢性の金欠病と上手につきあいながら、

生きている。

今日は「隅田川花火大会」

15時で閉店。17時から「浴衣ライブ」

元気シールをはる「このはなさくやコースタ」の真ん中に「不失花」という

文字が書いてある。世阿弥の言葉。

うせざるはな、と呼ぶ。若い時は誰でも花のように美しいけど、年をとっても、

一輪の花を持つような気持ちをわすれるな。そのために日々精進するんやで、ということらしい。

明日は日曜日。16時まで。明日は蕎麦打ちは休み。

月曜日は「卵かけごはん」