昨日は、「ダメ中」こと、ダメから始める中国語。
元気なまいこ先生と、負けないくらい女子たちが集まって、楽しい中国語を勉強する。
二階では「普茶料理のそば会」、中国から隠元和尚がやってきて宇治の黄檗山で、禅とお茶を広めた。
インゲン豆なども、彼が日本に紹介した。普茶料理とは、豆腐やあげ、野菜を中心にした精進料理。
京都のお寺の近くで、お豆腐のお店や精進料理のお店が多いのは、源流に「いんげんさん」がいる。
「普茶料理」とは、普(ままねく)大衆に茶を施す、という隠元和尚の「おもい」がこもったものだ。
黄檗物といえば、隠元さんから始まる黄檗山の和尚さんたちの掛け軸のことをいう。昨日は「高泉」
の書を飾った。黄檗三筆といえば、隠元、木庵、即非ということになるが、夏目漱石は黄檗五代の高泉の書
を好んだ、というのが「草枕」に書いてある。
そんな話を二階のお客さまたちとしていると、スペインの日本企業の代表を長く務めたという紳士さんが
「ダメでもともとスペイン語」でもよければやりましょうか?という話になった。ワインのことやスペイン料理
にも精通しているようで、またまたおもろい講座になること間違いない。
「精神的文化力」がある人たちが集まって酒を飲む、ことくらい、うまい酒はない。感謝。