長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

ダメでもともとスペイン語

2016-07-09 08:16:46 | Weblog

昨日は、「ダメ中」こと、ダメから始める中国語。

元気なまいこ先生と、負けないくらい女子たちが集まって、楽しい中国語を勉強する。

二階では「普茶料理のそば会」、中国から隠元和尚がやってきて宇治の黄檗山で、禅とお茶を広めた。

インゲン豆なども、彼が日本に紹介した。普茶料理とは、豆腐やあげ、野菜を中心にした精進料理。

京都のお寺の近くで、お豆腐のお店や精進料理のお店が多いのは、源流に「いんげんさん」がいる。

「普茶料理」とは、普(ままねく)大衆に茶を施す、という隠元和尚の「おもい」がこもったものだ。

黄檗物といえば、隠元さんから始まる黄檗山の和尚さんたちの掛け軸のことをいう。昨日は「高泉」

の書を飾った。黄檗三筆といえば、隠元、木庵、即非ということになるが、夏目漱石は黄檗五代の高泉の書

を好んだ、というのが「草枕」に書いてある。

そんな話を二階のお客さまたちとしていると、スペインの日本企業の代表を長く務めたという紳士さんが

「ダメでもともとスペイン語」でもよければやりましょうか?という話になった。ワインのことやスペイン料理

にも精通しているようで、またまたおもろい講座になること間違いない。

「精神的文化力」がある人たちが集まって酒を飲む、ことくらい、うまい酒はない。感謝。