そんなことをいった奇僧が京都にいた。いまも生きておられる。24歳の時、骨肉腫になって
大徳寺の前の病院に入院していたころよく通ったお寺。
週末にお世話になった農場は「organic farm 暮らしの実験室 やさと農場」
という。興味のある方はのぞいてみてほしい。見るだけでは、不十分なんで、ぜひ一度
そこの「卵」とか「野菜」とかをとって食べてほしい。「!」と思ったら、いってみて、自分の五感
で「やさとの風」を感じてもらいたいと思う。「たられば」より、「まずいったれ」や。
昨日の「卵かけごはん」の卵は、そこで平飼いされ、有精卵のとりたて卵。
普通の卵と、違いは説明はむずかしいけど、食べれば一秒でわかる、ほど違う。
その農場で始めてあった青年の笑顔が自然でうれしかった。その青年のかみさん
が「spice cafe」でアルバイトをしていた、と聞いて、なおびっくり。天真庵を押上に結んだ
のは、升たかさんとカレーを食べにいった帰りに、古色蒼然というより朽ちかけた建物を
発見したのが縁。石臼を筑波山の麓の職人さんにつくってもらった縁で「やさと」に通う
ようになる。その石臼の台をこしらえてくれたのもspice cafeのシェフのおとうさま。
昨日は定休日でシェフ夫妻が蕎麦を手繰りにきたので、そんな不思議な話を普通に
話をさせてもらって、土産の卵を「手渡し」した。手から手へ、愛情のこもったものが伝わって
いく。spice cafe、の名前が全国に広がったのは、カレーの味もさることながら、そんな無駄
のない自然の縁が横に広がっていく「癒し場」みたいなものだからと思う。
突然決まったんだだけど、19日(金)の「L4 you」(レディース フォー、と昔いってた?)とかいう日本テレビの4時からの番組で
天真庵の「卵かけごはん」が紹介される、かもなんばん。昨日の夕方撮影が終わった。なんかこれも不思議。日曜日の朝に鶏小屋
に入り、とった、産みたてのあたたかい卵が、ふっくらのたきたてごはんにのり、天真庵のかえしをかけて・・・が放映される。
「うまそう」と思ったら、うちにこんでもいいけら、「暮らしの実験室」で卵をかって、みなさんの暮らしの中で実験してほしい。
毎日の暮らしが修行の場であり、私たちの人生の実験の場。たらやレバより、美味いかもなんばん。ときどきカレー南蛮。