「ようとうくにく」そんな言葉がある。看板に偽りあり、のたとえ。
昔よくいったホテルのそんな事件が話題?になっている。苦肉の策?にしてはおそまつ。
珈琲の業界も、昔から「ブルーマウンテン」という高級な豆が、全国津々浦々の喫茶店
でも供されていて、「こんなに輸入しているの?」という疑惑になっていたことがある。
でも「ブルマンミックス」にして、一粒でも入れていると、偽りではない?のか。
「手捏ねハンバーグ」が「冷凍のハンバーグ」だったらしいけど、その冷凍もんが
「手捏ねしたもんを冷凍した」というくらいの屁理屈がまかり通りそうな時代。
そばの世界でも「?」というのはあまたある。秋、といっても夏にかぎりなく近い季節に
「新そば」なる紙を張り出す店の多いこと。世界中から蕎麦粉を輸入しているので、その粉
の産地では「新そば」であることに、違いはないけど・・・
地産地消、という掛け声とは裏腹に、「◎◎産のワイン・・・ボリボリ」みたいなことで喜んで
いる人が多いのも確かだけど。
そういう意味からいうと、「ほぼぶらじる」という名前は、名前からして「あやしげ」である。
ボボブラジルという名の悪役レスラーが、悪役でありながら、多くの日本人の心を
つかんだ昭和という時代があったので、成り立つような名前。「ほぼブルマン」では、
洒落にならない。また反対にごはんもんに「ほぼ豚汁」という名前をつけたら、今回の
事件くらい、「臭い」話になりそうだ。「看板」を大事にしていかなくちゃ。他山の石にしなくては!・・・くわばらくわばら。