長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

布袋さん

2011-06-12 08:37:53 | Weblog
出光美術館にいくと、布袋さんが月をみながら子ども相手に、
「お月様いくつ 17 8つ」みたいな絵が飾ってある。
仙崖和尚の絵だ。
布袋さん(つまり、親であり師である)が、月を指差しながら
諭させようとしているが、子ども(子であり弟子)の視線が月ではなく、布袋
さまの指を見ている。
親と子、夫婦、師弟関係は、「そんなものだ」ということを教えてくれる。
ましていわんや、会社と雇用されている関係や、国と国民の「ずれ」みたいなものは
説明するまでもない。「禅」とうのは、いろいろなことを教えてくれる。

なぜ布袋草というのか知らないけど、メダカがいる池にはかならずあって、そこに
卵を産み付ける。うちの小さな庭にも毎年、ひとついれると、増えて、メダカの
卵もふえ、家族も増える。
一昨日、その中のふたつを、お店の前の火鉢に水をはって、竹炭を入れ、そこに
いれたら、昨日の午前中に3匹のメダカが生まれた。3時ころみたら12匹
くらいいた。一気呵成に「メダカの誕生パーテイー」みたいになった。
今年は失われていく命が多いけど、また生まれ来る命もいっぱいあって、
なんだか勇気づけられる。

今日は「クラシックコンサート」 なのでお店は4時で閉店。
自粛ムードや、うつむきかげんなムードだけど、音楽や
芸術の「力」を再認識する時でもある。演奏家も聴く側も、
こみあげてくる「すごい力」に、共鳴しあう、うまくいえないけど、
その力がすごい。

南條先生の描く寒山拾得の絵によく「相語相笑」(あいかたり あいわらう)
というのがある。これも生きた「禅」だと思う。
お寺で座禅をしたり、難しい本を読まなくても日常の中、
お茶を飲んだり、食事をしたりする中に、「禅味」がある。

明日は「卵かけごはん」
夜は、易の勉強

明後日は「英語で蕎麦会」
水曜日は「二階で落語かい?」