長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

休み明け

2010-09-17 07:55:26 | Weblog
休み明けの金曜日は、仕込みがたいへんだ。
朝おきて、蕎麦をうつ。その間に、出汁をつくったり、
水出しコーヒーをセットしたり・・・
その後は朝食をとり、終わると、買物にいったり、
焙煎をしたり、辛味大根をおろしたり、掃除をしたり、
・・・12時開店までに、「準備OK」となったためしがない。
珈琲と蕎麦・・・単純にそれだけのお店だけど、それでも
仕込みに営業時間と同じくらい時間がかかる。
だから、ご飯ものや、てんぷらや・・・とやるそばやは、
すごいな~と思う。

昨日はお茶のお稽古の後に、久しぶりに新宿から埼京線で
板橋で降りて、「オルト」でワインを飲みながら、野菜中心の
イタリアン料理を堪能した。店の斜め前が、ワイナリー和泉屋、
というなかなか類まれな立地条件だ。
先月、和泉屋の社長のはるさんが、蕎麦を食べにきてくれた。
この街に天真庵があったときは、よくうちでワイン会をやった。
今は昔、なくらいなつかしい。シェフは野菜にこだわりを
もっていて、ここの料理を食べるとほんとうに元気になる。
「オーガニック」やら「有機栽培」やら「無農薬」と、
自信たっぷりなフレーズをかかげるお店が多いけど、結局は
農家も、そこから買う人も、そこで食べたりする人も「信頼」
でなりたっている部分が大きい。世間では「羊頭狗肉」なものが
氾濫しているのではなかろうか、と思うことしきり。

今日は「スケッチの会」
デジタルカメラで、誰でも、どこでも、カシャーとやれば、
「いただき」みたいに、そこの景色をとれるような便利な時代
だけど、その感動を、自分で表現する、ということの大切さが
見直されてきているかも。うちも、店内を撮影禁止にしてから、
空気というか、お店の中の凛とした気、みたいなものが、
もどってきたような気がする。もちろん、店内でスケッチを
されても、それはいけないけど。
なにごとも「TPO」が大事だ。

20日の祭日は、「エリカ庵」をやります。
22日は、十五夜コンサート。天真庵ではホルンが初登場。
芸術、音楽の秋。来月はいよいよ、JAZZ十間橋。
界隈の神社の秋祭りも、今週末が「本番」です。
熊本のぼした祭りも、いけてないけど、いきたい。
でも今回の界隈の祭りも、本祭りなので、牛が活躍するらしい。