天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

記録的な大雨・・・

2015年09月10日 18時21分02秒 | 日記
 台風18号からの低気圧で、昨日から宇都宮市は大雨が降りました。
 昨夜午前0時過ぎに大雨に関する特別警報が出ました。
 丁度寝ようとしていたところでしたが、携帯にもそのメールが入りました。
 特別警報は、重大な災害が起こるおそれが著しく大きい場合に、
 気象庁が警告のために発表する情報です。
 2013年8月30日から運用されていますので、栃木県で出されるのは初めての事です。

 僕は、今のところ何事もなく無事に過ごしております。
 今日は仕事で、県北の大田原市で行われる催しに出席する予定でした。
 自分の車で直行する事になっていましたが、
 この催しが中止になったので、若干遅れて職場に出ました。

 NHKのニュースでは、宇都宮市をはじめ鹿沼市、日光市、小山市などの映像が
 流れましたので、ご覧になった方も多いかと思います。
 この内、JR宇都宮駅から歩いて3分ほどの所を流れる、
 鬼怒川水系の田川の映像を見て、僕も驚いてしまいました。
 この川に架かる宮橋の橋脚近くまで水が達していました。
 今から20年ほど前、この橋と河川の改修が行われています。
 当時は、河道の拡幅のため川沿いで営業していた屋台を移動する必要があったため、
 賛否両論ありました。
 この改修で、河道を拡幅し、河床を掘削して、橋を架け替えました。
 あの改修を行わなかったら、もっと大きな被害になったと思います。

 この外、日光市の鬼怒川温泉を流れる鬼怒川、鹿沼市中心部を流れる黒川、
 小山市中心部を流れる思川などの映像が流れました。
 栃木県は比較的災害が少ないと言われて来ました。
 最近の大きな水害では、
 1986年(昭和61年)8月5日の茂木町の水害、
 1998年(平成10年)8月末の那須水害の2件です。
 これらは県の一部の地域の災害でしたが、
 このような全県域での災害は、
 1947年(昭和22年)のカスリーン台風以来かも知れません。

 午後になって激しい雨と上流からの水量の増加で、茨城県で大きな被害になっています。
 鬼怒川が決壊したため、多くの人が取り残されているようで、
 自衛隊などが救助に当たっています。
 鬼怒川のような大河が決壊するのは恐ろしい事です。
 ニュースの映像を見ながら自然の猛威を感じています。
 この外の川でも、増水しているようで、
 これまでにない広範な被害になっているようです。

 今回の大雨は、台風の後の低気圧に南からの湿った風が吹き込んだため、
 南北に長い雲が激しい雨をもたらしました。
 特にこの雲がほとんど停滞しているような感じで、動きが遅かった事から、
 多量の降水になったようです。
 栃木県では降り始めからの雨量が、多い所で600ミリを超えて、
 平年の9月の2倍以上の降水量になっているとの事です。
 歴史的な災害になってしまいました。

コメント
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