1993年に出版された文庫版を底本とした新装版。
物音で目が覚めた。
隣に見知らぬ女性・・・?
今日は何日だ。ここはどこだ。オレは誰だ。
記憶障害、腕にはLevel 7不可解な記号と文字が書かれていた。
クローゼットには大金の入ったスーツケース、引き出しに拳銃、血のついたタオル。
オレは人殺しなのか。
宮部みゆきさんの初期の頃の作品だ。
「名もなき毒」は、北村薫さんや赤川次郎さんのようなタッチに思えたけれど、こちらは正統派。
失踪した貝原みさおのメモ書き「レベル7まで行ってみる 戻れない?」
レベル7って一体何のことだろう。
同時に進行する二つの出来事は、どこに接点があるのか。
ちょっとした手がかりから、失われた過去が明らかになっていくところはなかなか読ませる。
しかし、惨劇の起きる原因って・・・うーん、人の心なんて分からないものだけど。
現実の事件を見ても、何でこんなことでってことが多い。
終わりは予想出来ていたので、3分の2まで楽しめた作品だった。
「レベル7」 宮部みゆき
物音で目が覚めた。
隣に見知らぬ女性・・・?
今日は何日だ。ここはどこだ。オレは誰だ。
記憶障害、腕にはLevel 7不可解な記号と文字が書かれていた。
クローゼットには大金の入ったスーツケース、引き出しに拳銃、血のついたタオル。
オレは人殺しなのか。
宮部みゆきさんの初期の頃の作品だ。
「名もなき毒」は、北村薫さんや赤川次郎さんのようなタッチに思えたけれど、こちらは正統派。
失踪した貝原みさおのメモ書き「レベル7まで行ってみる 戻れない?」
レベル7って一体何のことだろう。
同時に進行する二つの出来事は、どこに接点があるのか。
ちょっとした手がかりから、失われた過去が明らかになっていくところはなかなか読ませる。
しかし、惨劇の起きる原因って・・・うーん、人の心なんて分からないものだけど。
現実の事件を見ても、何でこんなことでってことが多い。
終わりは予想出来ていたので、3分の2まで楽しめた作品だった。
「レベル7」 宮部みゆき