■Roy, C. B. (2006) New Approaches to Interpreter Education (Gallaudet University Press)はInterpreter Education Seriesの3巻目。新しい本ではないが、手話通訳だけでなく音声通訳のコミュニティ通訳と医療通訳を扱っている。司法通訳以外のコミュニティ通訳と医療通訳教育のカリキュラムが大事なテーマであることは分かるが、日本ではまだそういう場がないと思うし、今ひとつ興味が持てないのである。内容もミクロよりはマクロのアプローチで、おおざっぱな感じだ。discourse-based interpreter educationと言うから何かと思えば、文脈と背景を教えろというのでは…。個人的には会議通訳を含めて、カリキュラムいじりは不毛な感じがする。もっと先にやるべきことがあると思うぞ。しかしまあ、アメリカとオーストラリアのコミュニティ、医療通訳教育担当者が何を考えているのかを知りたい向きにはいいかもしれない。目次や内容の説明はリンク先で読める。
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