お知らせ
■来月からこのサイトをMITIS(水野通訳翻訳研究所)ブログに変更します。研究所の活動内容は、研究会開催、公開講演会等の開催、出版活動(年報やOccasional Papers等)を予定しています。研究所のウェブサイトは別になります。詳しくは徐々にお知らせしていきます。
■『同時通訳の理論:認知的制約と訳出方略』(朝日出版社)。詳しくはこちらをごらん下さい。
■『日本の翻訳論』(法政大学出版局)。詳しくはこちらをごらん下さい。
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Facebookはこちらです。
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■昨日は独立研究科の事務室に研究室の鍵と教員IDカードを返却。そのあと、院生の加藤さん、斉藤さん、冨永さんに送別会をしてもらい、果物とネパール土産、タイ土産をいただいた。少人数でいい雰囲気でした。どうもありがとうございます。4月からはそれぞれの仕事と課題に思い切り取り組んでください。
今まで使っていたデジカメが、23日の修了式の途中で故障したため、今回はビデオカメラの静止画機能を使ってみた。暗いとあまり色合いが出ないみたいです。PCへの取り込みなど、まだマスターしていないので今日は割愛。
■そういえば、23日の修了式のことを書いていなかったことに気がついた。34人だったかな、修了おめでとうございます。大学院全体の修了式のあと、研究科毎に記念写真を撮影してから学食で立食パーティ。そのあと近くのフランス料理店で異文化コミュニケーション研究科だけのパーティ。帰りにまた花束と記念品をいただく。
■『月刊言語』(大修館書店)4月号は特集が「翻訳新世紀:解釈と越境のダイナミズム」だが、これについてはあまりコメントすることはない。こういう論文が評価される分野もあるのだろうなという感想ぐらいである。むしろ注目はマイケル・シルヴァスティンと山口明穂の「対談 「言語学」をこえて<上>」だ。講演会の通訳をして分からないなりに面白かったシルヴァスティンと、途中からつまらなくなって読むのをやめた山口(『国語の論理』)の、何だか異種格闘技みたいな対談だ。この編集・構成(翻訳、書き起こし、解説など)を小山先生と永井君がやっている。言語関係の院生は買って読むべし。今回は「が」が問題になっているが、常に主格(橋本進吉)は別にして、主語格/対象語格(時枝誠記)であれ、既知(-未知)(大野晋、北原保雄)であれ、その時問題になっている事象をうまく説明できればどっちでもいいと思う。山口の「由来格」のようなとらえ方をしてもあまり意味があるとも思えないのだが。
■本日、3月3日(土)は院生たちによる修士論文発表会。
《第一部》
1.齋藤敏恵さん;貧民層における子ども達のエンパワーメント研究-ブラジル・クリチーバの『寺子屋』を事例として-
2.中村優子さん;英語と日本語の広告における自然言説の比較分析
3.森田系太郎さん;Engendering Global Warming With an Ecofeminist Perspective(仮)
4.浅井優一さん:儀礼としてのインタープリテーション
《第二部》
5.高橋敬子さん:環境NGO・NPOにおける自然系環境教育プログラムの診断的評価手法の検討
6.山脇裕子さん:茶化し合う」コミュニケーションに関する一考察―テレビ番組『笑点』に焦点を当てて―
7.柳川明子さん:A Comparative Study of Broadcast Announcing Manuals in English and Japanese Focusing on Voice Expression Skills for News Reading
8.森山亜希子さん:An Exploratory Study of Multicultural Team Building: The Summer Institute for Intercultural Communication (SIIC) Internship
《第三部》 パネルディスカッション
■先に筑波大学のサイトを紹介したが、その他のサイトもまとめておこう。
日本の大学の学位論文を探すサイト(工事中らしいが使える)
http://www.gsid.nagoya-u.ac.jp/service/library/guide/dis.html
博士論文書誌データベース 学術研究データベース・リポジトリで「通訳」と入れて検索すると、最初に佐藤あずささんの博士論文が出てくる。これを実際に読むためには以下のサイトで再び「通訳」で検索をかける。
早稲田大学DSpace
http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/index.jsp
<その他>
青空文庫で「翻訳」で全文検索
http://www.su-ki-da.com/aozora/search?query=%CB%DD%CC%F5
雑誌「国語学」全文検索
http://www.joao-roiz.jp/SJL/
CiNii NII論文情報ナビゲータ 国立情報科学研究所
http://ci.nii.ac.jp/
ここはたとえばこんな風に全文が読める。
明星大学研究紀要日本文化学部・言語文化学科
http://ci.nii.ac.jp/vol_issue/nels/AN10428307_jp.html
■月曜日は池袋某所のフランス料理店で研究科の先生方が送別会をしてくれた。査定会(卒業判定)の忙しいスケジュールをやりくりして集まっていただき、感謝。記念に立教グッズを贈られる。
■翌日は90センチほどの高さのある箱が届いたので開けてみると写真のような花が入っていた。こちらは大東文化大学の経済学研究科長から。一介の、しかも週1コマしかやらなかった非常勤講師なのに、こんな立派なお花をいただいてしまっていいのだろうか。
■2日にわたった立教の大学院の入試が終わった。面白いテーマを持っている人、そうでもない人、いろいろだが、全体としては停滞ぎみか。それでも倍率は約4倍で院試としてはかなり高くなった。ここ数年思うことだが、院試では何をどうやりたいのかという研究計画をしっかり立て、それを面接でアピールすることが何よりも大事だ。研究計画書の書き方などはネット上にもあるし、本もでているのだから、もっと周到に対策を立てられるはずだ。
■JAIS What's NEWの左ペインのカテゴリー欄を上に持ってきて、すぐに必要な箇所に飛べるようにした。カレンダーなどは下でもいいだろう。レイアウトについての提案を歓迎します。このページ、今日も更新しました。
■So-netブログはスキンのデザインもまあまあで、比較的使いやすいのだが、エディターの機能が、たとえばフォントを選べないとか画像一枚の容量が小さいなど、やや貧弱だ。またこのgooブログよりも表示に時間がかかる。しかしgooだとどんなことをしても動画を埋め込めないなど、それぞれ一長一短がある。
■修士論文の口頭試問後半が終了。今回は出番は少なかったのだがなぜか疲れた。今年は全体的に質が向上しているように感じた。大学院の仕事もあと大きなところは入試だけ。徐々に肩の荷が軽くなっていく。
■Minako O'Haganさんから『マンガ研究』Vol.4 (2003)に掲載された、小野耕世「つげ義春「ねじ式」は、いかに英訳掲載されたか」をいただく。この論文の存在は知っていたが、入手していなかった。(英訳の方は持っている。)翻訳の経緯と作業の実際についてかなり詳しい情報が得られ、参考になる。文学作品の場合もそういうことはあるのだとうとは思うが、マンガ、アニメ、映画などの翻訳は特に、それに関わる多くのagentsについての目配りが必要だということがよくわかる。(むろん原作と翻訳だけで論じることは常に可能だが。)