MITIS 水野通訳翻訳研究所ブログ

Mizuno Institute for Interpreting and Translation Studies

お知らせ

来月からこのサイトをMITIS(水野通訳翻訳研究所)ブログに変更します。研究所の活動内容は、研究会開催、公開講演会等の開催、出版活動(年報やOccasional Papers等)を予定しています。研究所のウェブサイトは別になります。詳しくは徐々にお知らせしていきます。

『同時通訳の理論:認知的制約と訳出方略』(朝日出版社)。詳しくはこちらをごらん下さい。

『日本の翻訳論』(法政大学出版局)。詳しくはこちらをごらん下さい。

Facebookはこちらです。

ダニエル・ジルのテキスト、邦訳なる

2012年03月16日 | 

三月下旬にDaniel Gileのテキストの翻訳が出ます。田辺・中村・松縄(訳)『通訳翻訳訓練:基本的概念とモデル』(みすず書房)。神戸女学院グループによる翻訳で、原典はBasic Concepts and Models for Interpreter and Translator Training。「パブリッシャーズ・レビュー」によると、「世界中の大学で通訳・翻訳訓練に用いられ、数多くの研究者に引用されてきた名著。通訳・翻訳プロ教育の指針と問題の理解から解決への基礎を提供する。(…)本書は、最新の研究動向を紹介しながら、実践、概念、理論が丁寧に解説され、きわめて汎用性が高い、秀逸なテキストとして定評がある。」Amazonで予約受付中。


「翻訳研究育成プロジェクト」会合のお知らせ

2012年03月09日 | 催し

しばらく休眠しておりましたが、3月末のイベント情報です。

翻訳研究育成プロジェクト」では、『ナボコフ 訳すのは「私」―自己翻訳がひらくテクスト』の著者、ダムロッシュ『世界文学とは何か?』の共訳者、秋草俊一郎氏をお迎えして、プロジェクト会合を以下の通り開催します。まだ十分余裕がありますので関心のある方はご参加ください。非会員も無料です。

日時:2012年3月25日(日)13:00-
会場:立教大学池袋キャンパス11号館2階A203
キャンパスマップ

講演者:秋草俊一郎氏
タイトル:「ナボコフと翻訳――『オネーギン』英訳を中心に」
[要旨]
ウラジーミル・ナボコフによるアレクサンドル・プーシキン『エヴゲーニイ・オネーギン』英訳はエドマンド・ウィルソンなどのあいだに論争を巻き起こしたことで知られている。また、ナボコフが著したいくつかの翻訳についてのエッセイは、いまでもさまざまな翻訳論アンソロジーに転載されており、ジャンルの「古典」になりつつある。極端な「直訳主義」としてしられ、「異化翻訳」の見本のようなこの翻訳や、ナボコフの翻訳観は、正しく理解されているとは言いがたい面もある。今回はナボコフがこういった翻訳観を抱くにいたった経緯や、その特色、論争やその後の評価・波紋を概観しながら、「ナボコフと翻訳」について考えてみたいと思う。

[参加費]無料(非会員の方も参加できます。)皆様のご参加をお待ちしています。参加希望者は3月20日までに水野までご連絡ください。
「翻訳研究育成プロジェクト」代表 水野 的 a-mizuno@fa2.so-net.ne.jp