お知らせ
■来月からこのサイトをMITIS(水野通訳翻訳研究所)ブログに変更します。研究所の活動内容は、研究会開催、公開講演会等の開催、出版活動(年報やOccasional Papers等)を予定しています。研究所のウェブサイトは別になります。詳しくは徐々にお知らせしていきます。
■『同時通訳の理論:認知的制約と訳出方略』(朝日出版社)。詳しくはこちらをごらん下さい。
■『日本の翻訳論』(法政大学出版局)。詳しくはこちらをごらん下さい。
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Facebookはこちらです。
■来月からこのサイトをMITIS(水野通訳翻訳研究所)ブログに変更します。研究所の活動内容は、研究会開催、公開講演会等の開催、出版活動(年報やOccasional Papers等)を予定しています。研究所のウェブサイトは別になります。詳しくは徐々にお知らせしていきます。
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■Linguistica Antverpienciaという雑誌から、コミュニティ通訳の特集号のための原稿募集のお知らせが来ています。これは学会のHPで紹介済みですがもう一度紹介してくれとのことなので。それから来年1月に輔仁大学主催で台湾で行われる通訳翻訳シンポジウムの原稿募集も。詳しくはリンク先を見て下さい。締め切りが迫っていますが、とりあえずabstractだけ送ればOK。
■今度の学会(の総会)で「翻訳研究分科会」の設立が承認され正式に発足することになり、今年の3月に賛同者になってもらった10人ほどの人たちに連絡すると、かなり積極的な反応があった。それぞれが独自の研究テーマをもっているのだが、これまではあまり発表の場もなかった。面白かったのが、ある方が翻訳界の大御所に「翻訳は学問じゃない」と一蹴されたという話。正確には翻訳は学問的研究の対象にならないということだと思うが、これはかつて鳥飼会長が通訳について似たようなことを言われたことを思い起こさせる。そういう認識を改めてもらうためにも、ここは何かひとつ翻訳研究Translation Studiesの存在をアピールする行動が必要だろう。たんに「やってます」と言うだけでなく、実績というか実物で示す必要がある。輝く明日の日本の翻訳研究に参加したい方は連絡して下さい。
■第6回大会は大盛会のうちに終了しました。参加された皆さん、実行委員会とアルバイトの皆さん、お疲れ様でした。事務局長という職務上毎回出ているわけですが、一般参加者も今回が一番多かったようです。会員の出席率もかなり高いほうだと思います。今回は展示販売にも出版社4社が参加、この規模の学会としてはなかなかのものだなあと思いました。「翻訳研究分科会」も正式に発足。来年は東京外国語大学が会場になります。写真を1枚だけアップします。
これまでメールのやりとりだけだった人に会えたり、意外な人が参加したりと、とても面白い一日でした。
■痛快な切り返し。「のまタコ」。さすがひろゆき。弁護士などは法的自衛措置をとった方がいいなどという助言しかできないが、それでは既存の体制を認めてしまうことになる。何でもかんでも著作権を主張したり、勝手に商標登録したりといったあさましい制度に亀裂を入れること。
■いよいよ明日は日本通訳学会の第6回大会。場所は青山学院大学だ。詳しい内容はこちら。当日ふらりと来てもかまいませんので興味のある方はどうぞ。今回はいくつかの出版社が割り引き販売をするようです。
最後の最後まで出席者名簿や総会の議題や予算・決算報告の準備をしている。発表のパワポにも手を入れないといけないがもうこれ以上やっても仕方がないようだ。発表時間が30分ぐらいしかないのに40枚を超えている。出席者数は去年よりは多いようだ。年に一度しか会えない人はもちろん、久しぶりに参加する人、メールのやりとりだけでまだ会ったことのない人にも会えそうで楽しみだ。
■昨日、今日と、お茶の水女子大学で行われた日本認知言語学会に行ってきました。発足は日本通訳学会と同じなのに規模が違う。6つの発表を並行してやっていました。参加者は全体としてかなり若い感じです。院生が多いんでしょう。アカデミーに受け皿があるとないとではかなり違うものだなと思いました。
■以前に近刊紹介していながらごく最近気づいてあわてて入手した、Handbook of Bilingualism: Psycholinguistic Approaches (Oxford University Press). この中に、Ingrid K. Chrisoffels and Annette M. B. de Groot: Simultaneous Interpreting: A Cognitive Perspectiveという章がある。予想に反して、同時通訳の先行研究の詳しいまとめになっている。ただ個々の論点はレビューという性格上あまり掘り下げられてはいない。とはいえ同時通訳研究の歴史と現状を30ページ弱で概観できるのはとても便利だ。去年Blackwellから出たThe Handbook of Bilingualismとは別物。
■小松達也先生の『通訳の技術』(研究社)が出た。会議通訳の入門から中級程度を対象にした通訳教本と言っていいと思う。CDに収録されている素材はauthenticな録音であり、貴重だ。理論的にはSeleskovitch - Settonのライン。大修館の教本の改訂がままならない今、学部レベル(にはちょっと難しいかも)から大学院のコースまで使える教本が出版されたことを喜びたい。
■家入葉子『文科系ストレイシープのための研究生活ガイド』(ひつじ書房)。文科系で博士論文を書こうとしている人のためのガイドブックで、気軽に読める。ただ、博士論文のためのガイドとしてこれでいいのか、という疑問は残る。博士論文執筆者を対象にしているのだから、当然修士論文で論文の書き方や何が論文で、何が論文でないかは分かっていることを前提にしているのだろうが、ではこの本の中にその他のどんな役に立つノウハウがあるかというと、ほとんどないと言わざるをえない。英語史専門の著者が文科系全般を扱うのは最初から無理があるのだ。これにくらべれば、表紙のデザインはダサダサだが、酒井聡樹『これから論文を書く若者のために』(共立出版)の方がはるかに優れている。参考文献にも鷲田小彌太とか渡部昇一とか、「いかがなものか」と思うような本が並んでいる。ああ、ほぼ全否定になってしまったが、とっかかりに先輩の経験を読んでみようという人にはいいかもしれない。
■何か大変なことになってるようです。発端はおとといの読売新聞の報道で、某巨大掲示板では祭り状態に。その割には伊藤剛さんのところぐらいしか取り上げていないようだ。そもそもそういうことで「呼びつける」とか、描くなとか、その発想が理解できない。くれよんしんちゃんを名誉市民にした春日部市を見習ったらどうか。そういえば僕もよく呼び出されたなあ。自分に関しても学校というのはロクでもないところだったという思いしかありません。
■日本認知言語学会の第6回大会が9月17日、18日にお茶の水女子大学で行われる。Cricketさんも発表するようだし、歩いて行けるのでちょっとのぞいてくる。
■日本通訳学会の第6回大会は9月23日、青山学院大学です。非会員の参加を歓迎します。