お知らせ
■来月からこのサイトをMITIS(水野通訳翻訳研究所)ブログに変更します。研究所の活動内容は、研究会開催、公開講演会等の開催、出版活動(年報やOccasional Papers等)を予定しています。研究所のウェブサイトは別になります。詳しくは徐々にお知らせしていきます。
■『同時通訳の理論:認知的制約と訳出方略』(朝日出版社)。詳しくはこちらをごらん下さい。
■『日本の翻訳論』(法政大学出版局)。詳しくはこちらをごらん下さい。
■
Facebookはこちらです。
■来月からこのサイトをMITIS(水野通訳翻訳研究所)ブログに変更します。研究所の活動内容は、研究会開催、公開講演会等の開催、出版活動(年報やOccasional Papers等)を予定しています。研究所のウェブサイトは別になります。詳しくは徐々にお知らせしていきます。
■『同時通訳の理論:認知的制約と訳出方略』(朝日出版社)。詳しくはこちらをごらん下さい。
■『日本の翻訳論』(法政大学出版局)。詳しくはこちらをごらん下さい。
■
Facebookはこちらです。
■1971年に出たPaul V. Hendrickxという人のSimultaneous Interpreting: A Practice Bookというのがあり、今は昔、「通訳理論研究会」でどなかたに見せてもらったことがある(1992年か1993年ごろだったか)。その後ずっと外国の古書店でも入手困難だったのだが、たまたまオークションに出品されていたので入手した。わりと知られた教材だったようで、Lambert, Daro, & Fabbro (1995)の論文でも素材に使われている。しかしChernovのInference and Anticipation in Simultaneous Interpreting (2004)によると、「同時通訳とは何の関係もない、senselessである」という評価になる。というのも、本の中身は単語のリストと数百語からなる文章で、先生がそれを読み上げ、学生が同時通訳するというものだからだ。単語リストの同時通訳は日本通訳協会が作った教材にも取り入れられている。評価はともかく、数少ない歴史的通訳教材としての意義はあるだろう。
■やるやる言ってて、2年間もやっていなかった研究所開設に向け、HPを作っています。安いHP作製ソフトで作り始めたところ、これが使い物にならず、また今さらタグを打つのも気が重いのでやむなくネット上にある無料のソフトを使用。こちらは直感的にできることが多く、なかなか良い。HPと言っても簡単なものでいいし、あとは別のところに置くPDFなどにリンクすればほとんど容量もいらない。誤解のないように言っておくと、あくまで「私設」研究所で、ほとんどシャレですのであまり期待しないように。
■1980年代に「国際同時通訳者連盟」(AIICとは無関係)という通訳学校があった。別名がサイマラーズ・ギルド。『通訳事典』No.1によると、場所は渋谷区の桜ヶ丘町で、150人ほどの受講生がいたようだ。講師として初沢清明という人の名がある。ここで使われていたと思われる「日英/同時通訳入門」というテープ教材をオークションで入手した。オリエンテーションが3本、本編10本の13本である。市販もされていたように記憶する。サイマルやインターといった学校の教材は公開されないので、教材史を研究するためには格好の素材のひとつだろう。写真にあるレコードは「田崎英語会話スクール」の教材のようで非売品である。「田崎」は田崎清忠。おまけでつけますというのでもらっておいた。