■弟の車に物資を積んで再びいわき市に行ってきました。今度は前回行けなかった久之浜町(いわき市北端にあり、北に数百メートル行くと屋内避難地域になる)に入り、短時間でしたが被害の状況を撮影してきました。町全体の状況についてはここのフォトギャラリーが最も写真が多くて分かりやすいが、それとは逆の方向から見た光景を記録しておくことにする。
町の北側、川沿いの道を海の方に向かうとがれきが道をふさいでいる。それを迂回すると今度は道が崩落している。
地震でゆるんだところを津波が持って行ったのか。漁港に行く橋は残っているが、道路がなくなっている。
この厚さのコンクリート壁が完全に破断されている。家が無事なように見えるが、右に目を転じてみると・・・
津波で破壊された家々の残骸が折り重なったいる。駅の方向に向かう道路の部分だけ瓦礫が撤去されている。「捜索完了」の張り紙がブロックごとにあるが、行方不明者もまだ多い。
破壊された工場と自動車。
津波はこのあたりの6号国道より西側(写真の右側)には到達しなかった。右奥の駅舎前は消防と警察車両の基地になっていた。現在町には電気、水道が通っておらず、復旧の目処も立っていない。被害を免れた自宅(この国道から約30メートル)の蛇口をひねってみたが、やっぱり水は出なかった。住民はどこかに避難しているようで、残っている人はほとんどいない。我が家の留守番をしている飼い猫(サイドバーに写真が常駐)がひっそりとした近所をパトロールしていた。(毎日エサは与えられている。)
まだ、復興云々を語るのは早いのですが、何とか、その道しるべを探し当てたいと思います。
今度はメールで連絡ください。
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