■ TTR: Traduction, Terminologie, Redaction Vol.XXII, numero 1 (2009)が届いた。
La Traduction au Japon/ Translation in Japanの特集号で、編者
Natalia Teplovaの数年に及ぶ苦闘がついに実を結んだ。ラインアップは以下の通り。
Presentation (Natalia Teplova)
Translation in Japan: The Cassette Effect (Akira Yanabu)
A Genealogy of Literal Translation in Modern Japan (Akira Mizuno)
Interpretation at the Tokyo War Crimes Tribunal: An Overview and Tojo’s Cross-Examination (Tomie Watanabe)
Translationese in Japanese Literary Translation (Yukari Fukuchi Meldrum)
Contemporary Publishing Strategies in Japan: The Role of the Literary Agent (Yuko Tamaki)
Putting Pleasure First: Localizing Japanese Video Games (Minako O’Hagan)
Dislocation in Translation (Naoki Sakai)
他に以下
2編の論文と書評がある。
Translating Classical Chinese Poetry into Rhymed English: A Linguistic-Aesthetic View (Charles Kwong)
La traduction de The Scarlet Letter (Nathaniel Hawthorne) par Marie Canavaggia : étude selon les perspectives de Pierre Bourdieu et d’Antoine Berman (Julie Arsenault)
■3,4年前に書いたものなので、このテーマで書いたものの中では最も古い論文になってしまった。一番新しい問題意識で書いたものは来年年初に出る論文集に収められる予定。
12月の香港の会議での発表はさらに変わる。
■ところで、
アマゾンjpの『日本の翻訳論』のページにはランキングがあり、「翻訳」部門で一桁の順位になったりすることがある。販売数の累積で一桁とか、そんなことはありえないので調べてみると
、「アマゾンの謎順位-Amazon書店はロングテールに非ず」というサイトがあった。
「非理系のためのページ」もある。説明が難しくてよくわからないが、要するに一冊売れるとその瞬間だけ一位になり、あとは下がり続ける、あるいはその順位は最後に売れたのは何時かを表す、ということのようである。