MITIS 水野通訳翻訳研究所ブログ

Mizuno Institute for Interpreting and Translation Studies

お知らせ

来月からこのサイトをMITIS(水野通訳翻訳研究所)ブログに変更します。研究所の活動内容は、研究会開催、公開講演会等の開催、出版活動(年報やOccasional Papers等)を予定しています。研究所のウェブサイトは別になります。詳しくは徐々にお知らせしていきます。

『同時通訳の理論:認知的制約と訳出方略』(朝日出版社)。詳しくはこちらをごらん下さい。

『日本の翻訳論』(法政大学出版局)。詳しくはこちらをごらん下さい。

Facebookはこちらです。

『翻訳とグローバリゼーション』『実践司法通訳』

2010年08月29日 | 

 

ご恵投いただいた翻訳と通訳の新刊書を紹介するつもりだったが、今抱えている原稿が追い込みに入っていて、今日のところはタイトルと書影だけ。風呂本武敏(編訳)穴吹章子・吉村育子・中尾幸子・今村啓子・宮川和子(訳)(2010)『新翻訳事始め 翻訳とグローバリゼーション』(大阪教育図書)はMichael Cronin (2003) Translation and Globalizationの翻訳だ。もう一冊は、渡辺修・水野真木子・中村幸子(2010)『実践司法通訳:シナリオで学ぶ法廷通訳 裁判員裁判編』(現代人文社)。近日中に詳しく紹介します。特に前者はしばらく前に頂いているし、大会でも販売されると思うので、大会前にやっておかないと。


『文化の翻訳/翻訳の文化』『能の翻訳』

2010年08月25日 | 

 

当事者と関係者以外はあまり知らない出版物を2点紹介する。一つは、濱田明・溝渕園子編(2009)『文化の翻訳/翻訳の文化』(熊本大学文学部文化接触研究会)で、2008円11月に行われた日仏露国際ワークショップの報告書である。沓掛良彦氏の基調講演の他、マイヤ・ゲラシモフ、溝渕園子、マルク・コベール、グエナエル・ガニエー昇地、濱田明各氏の論考を収録している。もう一冊は野上記念法政大学能楽研究所編集(2007)『能の翻訳-文化の翻訳はいかにして可能か-(21世紀CEO国際日本学研究叢書8)』(法政大学国際日本学研究センター)である。こちらは2006年12月に開催された国際研究集会「能の翻訳を考える-文化の翻訳はいかにして可能か」の研究成果をまとめたもの。講演やシンポジウム、研究報告、ワークショップ報告、院生発表など17編を収める。どちらもISBNがなく、市販されていないようなので、関心のある人は出版元に直接問い合わせてみるといいだろう。


第11回日本通訳翻訳学会年次大会の詳細

2010年08月23日 | Weblog

9月11日、12日に行われる日本通訳翻訳学会の第11回年次大会の詳細な情報をアップしました。学会のサイトのトップページから入れますが、直接行く場合は以下から。

ポスター
プログラム

発表要旨集

非会員の方の申込みはポスターから用紙をダウンロードし、メール添付でお送り下さい。なお、今年は11日が大東文化大学板橋キャンパス、12日が大東文化会館(東武東上線東武練馬駅近く)になりますのでご注意下さい。


Yukari F. Meldrumさんの本

2010年08月22日 | 翻訳研究

Yukari F. Meldrumさんの本が出版された。Contemporary Translationese in Japanese Popular Literature: A descriptive Study (Lambert Academic Publishing)である。博士論文をもとにしており、これについては3月3日のエントリーで紹介してあるので詳しくはそちらを参照してください。ただ、版元にもAmazonにも説明文がないので、裏表紙の英文を転載しておこう。

One of the main aims of this research is to examine the translational situation of popular fiction in post-industrial Japan. The goal is to uncover two main aspects surrounding the phenomenon of translationese, the language used in translation. One aspect to be investigated is the characteristic features of Japanese translationese, and the other is readers' attitudes toward translationese. This research is conducted within the framework of Descriptive Translation Studies (Toury, 1995).

日本の翻訳研究にとって重要な文献が公刊されたことを喜びたい。日本のAmazonに注文すると時間がかかるようなので、Amazon.comの方が早いと思う。