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外国人市営住宅入居問題 要綱撤廃には否定的 市民団体に回答 /福井

2011-02-14 09:20:35 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【福井】から転載)
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福井市:外国人市営住宅入居問題 要綱撤廃には否定的 市民団体に回答 /福井

 福井市が市営住宅への外国人の入居について「隣人とのコミュニケーションがとれる程度の日常会話ができる者」などと要綱で定め、日本語能力を入居条件にしている問題で、市は市民団体「在日外国人の参政権を考える会福井」が求めていた要綱撤廃の要請に対し、撤廃に否定的な回答を寄せた。

 市が12日までに文書で回答した。要綱撤廃については「(外国人が日常会話能力を得られるよう実施する)施策の進捗(しんちょく)や成果に応じて、今後検討したい」とし、現時点での撤廃を否定した。

 また市は、要綱について「市営住宅の適正管理と外国人市民への居住支援を調和させるための必要な措置」との認識も示した。

 同会事務局の松田正さんは「市の人権感覚が低いことにがっかりしている。引き続き要綱撤廃を求めて活動したい」と話している。【安藤大介】

外国人への理解深めて 名古屋でフェア

2011-02-14 09:20:03 | 多文化共生
(以下、中日新聞【愛知】から転載)
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外国人への理解深めて 名古屋でフェア

2011年2月13日

民族衣装姿で工芸品などを紹介し販売するペルーの人たち=名古屋市中村区の名古屋国際センターで
写真

 「外国人コミュニティフェア2011」が12日、名古屋市中村区の名古屋国際センターで開かれた。県内には20万人の外国人が暮らしているが、日本人からは見えにくい各地の外国人同士の自助組織の取り組みを市民に伝え、理解につなげようと開催した。

 コミュニティの実態調査に乗り出した県が、これまでフェアを主催してきたNPO法人に委託する形で開いた。ペルー、中国、ウガンダなど6団体が参加し、地域での活動や民族衣装、伝統料理、踊りなどを紹介した。

 フェアに先立って行われた意見交換では「日本で生まれ育った2世、3世に母国の文化をどう継承するか」「高齢者の介護をどう支えるか」といった共通課題も浮かび上がった。

 県多文化共生推進室の甲村洋子室長は「県として何ができるか、コミュニティ同士の連携をどうするか考えていきたい」と話した。

 コミュニティの実態調査は昨年10月から開始。自助組織のほかに外国人が集まる飲食店、雑貨店など計124団体が協力した。数カ月で結果がまとまる見通し。

日本育ちの「外国人博士」が急増 研究のグローバル化に生かせ

2011-02-14 09:19:30 | 多文化共生
(以下、日本経済新聞から転載)
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日本育ちの「外国人博士」が急増 研究のグローバル化に生かせ

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2011/2/11 7:00

 日本で理工系大学の取材を続けていると、10年ほど前から外国人の大学院生や博士研究員(ポスドク)が目立って多くなってきた。産業競争力に当てはめるのはやや乱暴かもしれないが、日本の活力低下や、韓国や中国、台湾、インドなどの躍進と一致しているようにもみえる。

スパコンで新素材などのシミュレーションを行う留学生。国籍は左からイラン、チュニジア、インドネシア、韓国(東北大・川添研提供)
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スパコンで新素材などのシミュレーションを行う留学生。国籍は左からイラン、チュニジア、インドネシア、韓国(東北大・川添研提供)

 「日本の工学系の学生の多くは修士課程まではいく。しかし優秀な学生はその先の博士課程まで進まなくなった。結果として優秀な博士が出てこないことになる」。新しい超電導材料など様々な新素材を次々開発する東京工業大学の細野秀雄教授は嘆く。

 細野研究室にも現在、博士課程6人の中に韓国からの留学生が2人いる。留学生は今後も増える一方だと細野教授はみている。

 博士課程の留学生が増えると同時に、日本の大学で生まれた材料や技術も日本企業より外国企業が先に目を付ける動きが出てきた。

 細野教授らが発見した透明アモルファス酸化物半導体(TAOS)と呼ぶ大型ディスプレーに利用できる新素材は、韓国企業が最初に製品に使おうとしている。「2004年に英科学誌ネイチャーに発表したとき、すぐに問い合わせしてきたのはサムスン電子とLG電子だった」(細野教授)。このような状況に細野教授は日本の将来に不安を抱く。

 「うちはもう外国みたいだよ」。東北大学の川添良幸教授は研究室の廊下に張った顔写真入りのメンバー表を前に話す。理論物理学の知識を使いスーパーコンピュー模擬実験(シミュレーション)で新素材の設計などを手がける川添教授は世界から注目されている。

 その結果、いつの間にか外国人の大学院生やポスドクの方が日本人より多くなった。大学院生8人のうち日本人は1人だけだ。高度化する「ものづくり」にはスパコンの利用が欠かせなくなってきた。ともすればスパコンの計算速度が世界1位か2位かということだけがクローズアップされがちだが、肝心の計算ができる有能な人材の数は日本が世界で何位なのだろうか。

外国人実習生スピーチコンテスト:夢や生活ぶり、日本語で発表 /富山

2011-02-14 09:18:53 | TOYAMAな多文化共生
(以下、毎日新聞【富山】から転載)
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外国人実習生スピーチコンテスト:夢や生活ぶり、日本語で発表 /富山

 県内の企業で働く外国人実習生が、日ごろの生活や夢などを日本語で発表するスピーチコンテストが11日、環日本海交流会館(富山市内幸町)であった。実習生を受け入れている中小企業協同組合などによる「県外国人実習生受け入れ団体協議会」(谷口貞夫会長)が初めて開催した。

 中国やフィリピンから研修に来ている20~33歳の男女27人が出場。会場には、受け入れ先の企業から応援に駆けつけた人など約80人が詰めかけた。

 今年1月に中国から来日したばかりの斉玉鳳さん(25)は「帰国したら日本語関係の仕事をして、日中友好のために自分の力を生かしたい」などと語り、大きな拍手を浴びていた。

 同協議会の松本久介事務局長は「コンテストを契機に、日本に来る実習生たちに日本語がうまくなりたいと思ってもらいたい」と話している。【大森治幸】