鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3699回】 経営者の資質

2021年02月14日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様は、非常に素直で勉強好き、

更に人間性も素晴らしい方ばかりなので、

(そういう経営者でないとお付き合いが続かないのです)

本当にお尽くしさせていただく甲斐がありますし、

とにかくお仕事をさせていただいていて気持ちが良いです。

 

全国3か所で継続している勉強会のメンバーの方たちも、

本当に勉強好きであり、人間性も高いので、

これまた本当に気持ちよくお付き合いさせていただけます。

 

ところが、稀に一般的な工務店の経営者の方と

お話をする機会があるのですが、

もちろん、素晴らしい経営者の方もおられますが、

中にはかなりキツイ方もおられます。

 

営業マンとして、

設計士として、

現場監督として、

素晴らしい能力をお持ちなのかもしれませんが、

経営に関しては、本当に素人というか、

経営の勉強を全くされていないよな、

と感じる方もおられます。

 

そのポイントをまとめると、下記のようになります。

 

「支出と投資の区別ができていない」

「応援していただく人を増やしていくという思想がない」

「情報を持っているだけでは価値が無いことを理解していない」

 

支出と投資の区別ができていない経営者は、

とにかく大きな判断ができません。

 

自身の発想が小さくて、日銭をかせぐ思考になりがちです。

自分の仕事は経営である、ということを理解できず、

スタッフさんを雇用することでかさむ人件費がもったいなくて、

何でも自分でこなそうとする感じですね。

 

事業を発展させるために、

次の展開に行かなければならない時でも

その決断ができず、これまでのやり方から抜けきれない。

 

こういう経営者は、変化への適応が苦手で、

今のビジネスモデルが通用しなくなった途端、

一気に会社をダメにしてしまうでしょう。

 

 

応援していただく人を増やしていく発想がない経営者は、

とにかく自分の利のことしか考えていない感じです。

 

こういうタイプの経営者は、

人様から紹介してもらったお客様や業者さんとも

平気でもめたりします。

 

だから、その会社、その経営者を

応援してくれる人が増えていかないのです。

 

情報を持っているだけでは価値がないことを理解していない、

という経営者は、もう言葉通りですね。

 

行動しなければ価値がゼロであることを理解できていないのです。

 

経営者は、経営を勉強し、経営こそ自分の本職である、

ということを理解しなくてはならないのです。


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