鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4888回】 真似すべきはやり方・手法ではなく、習慣や姿勢

2024年05月18日 | 住宅コンサルタントとして
いろんなセミナーに参加して、
成功している同業や異業種の会社の取り組みを学んだり、
優秀な会社さんを視察させてもらったりと、
会社を経営していく上で、学ぶことは大切です。

ただ個人的に思うのは、
いろんなことを学んで、それを活かせる会社と
大して活かせない会社があるということ。

活かせる会社の特徴としては、
もちろん成功企業のやり方や手法も学ぶのですが、
そこよりもその成功企業の体質や習慣、姿勢を学ばれ、
そこを取り入れようとしているような気がします。

一方、学んだことを活かせない会社の特徴は、
とにかくやり方・手法にばかり目が行っていること。

そういう会社の経営者は、
厳しい言い方をすると本質を見抜く目が無く、
人間的魅力が低いと感じてしまいます。

木を見て森を見ない。
枝葉を見て幹や根を見ない。

だから打つ手が全て浅はかであり、
優秀なスタッフがシラケてしまう。

頭の良いお客様にも当然、見抜かれてしまう。

だから良いお客様や優秀なスタッフに恵まれず、
商売の運気も上がっていかない。

そんな気がします。

弊社のクライアント様で有主な会社の特徴は、
オフィスやショールーム、工場などの手入れを
継続しておこなっている、ということ。

看板や外壁、敷地内のアスファルトなども手入れを怠らず、
出来て何十年と経っているにもかかわらず、
本当にキレイなのですね。

そして従業員さん用のトイレや休憩室なども
定期的にバージョンアップされていて、
経営者の社員さんに対する愛情を感じます。

もちろん日々の清掃もしっかりとされていて、
工場の中も見事に整理整頓されていますし、
スタッフさんの社用車やトラックもいつもキレイ。

更に電話に出る時の出方やお客様が来店された際の対応も
それはもう見事なものなのです。

こういう体質や習慣に気づく目を持っているか?

経営者に求められる資質かと思います。

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