鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3184回】 小さな成功で満足しない

2019年09月18日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事をさせていただいていて、つくづく感じるのは、

中途半端にうまくいっている状況で満足してしまう、

という経営者が結構多い、ということです。

 

これまでの自分の経験や、

これまでのネットワークで得たことが基準となり、

現時点より未来をしっかりと見ることやイメージすることができていない。

 

人間、それなりの成功体験で満足する人が結構多い、

ということなのだと思います。

 

一見、すなおに見える方でも、中身は結構自我が強く、

全ての事例を自分の色メガネで見てしまうため、

すなおにいろんなことにチャレンジできない会社も

それなりに多いような気がします。

 

現状で満足してしまう。

 

ちょっと変化をつけたいので、新しいことにチャレンジするものの、

地に足がついていないため、続かない会社、経営者もおられます。

 

私自身、今のエンドユーザーの変化についていくのに必死です。

 

お客様が好む家のテイストも、

高性能住宅を実現するための資材や工法も、

情報発信の手法も、

社員さんが成長するための教育のやり方も、

こうしたことを研究するために自分の全ての時間を使っているのに、

ついていくのに必死なのです。

 

現時点での小さな成功で満足してしまっている会社は、

おそらく数年ですぐにボロが出てしまうでしょう。

 

ちなみに他社さんから見れば、大成功しているクライアント様の社長は、

危機感を持ちまくりですし、まだまだ自分たちなんて問題だらけ、と思っています。

 

現状に満足するか?

現状に危機感を感じるか?

 

自分が見てきた世界の中でゴールを決めるか?

自分の視野を広げるために勉強しまくっているか?

 

トップの資質が問われるところですね。


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