鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3282回】 品格が無かったり、お客様のことを大切にしないと・・・

2019年12月25日 | 住宅コンサルタントとして

「類は友を呼ぶ」ということわざがあります。

 

自分と感性や価値観が合う人が周りに集まるということです。

 

このことわざの意味が、この仕事をさせていただくと

本当に実感することが多いのです。

 

住宅会社は今、本当に二つにくっきりと分かれています。

 

お客様が殺到し、自社の営業マンでは対応できないくらい、

数多くのお客様に支持されている住宅会社と、

常に閑古鳥が鳴いていて、商談するお客様が全くいない、

という営業マンがゴロゴロ社内にいる住宅会社。

 

この両社の差は、単純に商品力やブランドイメージ、

広告宣伝費の差だけで起こっているのではありません。

 

例えば、いつも商談客に困っている会社。

 

新規の来場数が少ない会社は、マーケティングのセンスが欠けていたり、

もしくは時代の流れについていけてないことが多いのですが、

中にはそれなりに新規のお客様が来場されているにも関わらず、

なぜか常に商談できるお客様の数が不足している会社もあるのです。

 

こういう会社に共通するのは、

お客様をモノとして見ていることです。

 

そして商売や仕事に対しての姿勢が、

やはり成功している会社とは全く違うということです。

 

本質的には、お客様に対する感謝の気持ちが

不足しているような感じなのですね。

 

こういう会社は、来場して下さったお客様に愛想よく接しますが、

まだ家を建てない方だったり、

自分が思う方向に商談をもっていけないお客様に対し、

 

「あれはダメな客だわ・・・」

 

と、お客様が聞いたら、本気で気分を害するようなことを

スタッフが平気で口にしているのです。

 

ダメなのは、そういう言葉を発する自分自身なんですけどね・・・。

まあ、品格が欠けているのです。

 

一方、商談できないくらいお客様が殺到している会社に共通するのは、

利他の精神にあふれ、いろんな方のお役に立とうと皆が思っていて、

ポジティブでオープンマインドで、

とにかく気軽にお伺いできる空気が社内からあふれ出ている会社です。

 

そう、体質がまるで違うのです。

 

どんなマーケティング手法を採用しようとも、

それよりも会社の体質、スタッフさんの体質や品格を変える方が、

よっぽど集客に困らなくなるのですが・・・。

 

この感覚、皆さんは分かりますよね?


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