鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3551回】 一流に触れる機会をつくる

2020年09月19日 | 住宅コンサルタントとして

父は長崎の農家の末っ子、

母は大阪の貧しい家庭で育った私は、

今の仕事をさせていただく前まで、

全くと言っていいほど、一流のモノに触れたことはありませんでした。

 

最初に仕事をさせていただいたメーカーの営業マン時代、

月に一度の贅沢と言えば、回転鮨に家内といくこと。

 

子どもたちが生まれた時は、北海道に住んでいましたから、

休みの日には公園やキャンプ場、

また各自治体にある温泉施設に行っておりましたが、

一流のモノに触れる機会は無かったです。

 

だから接客の良し悪しとかも大して分からず、

何がお客様を心地良くさせるのか、

なんてことにも全く意識が働きませんでした。

 

で、コンサルタントに転職し、

経営者の方々とお付き合いさせていただいたり、

コンサルとして成功されている先輩と接していると、

身につけているものや食べるもの、お店のチョイスなど、

これまでの自分と明らかに違う世界があるのだと、

そこで初めて知ることができました。

 

一流の接客とは、こんなにもお客様を満足させ、

また来たいと思わせる力があるのだと実感したり、

本当に良いモノは長い年月、修理をしながら使えるのだ、

ということも理解できました。

 

そして自分なりに出来る範囲で、

一流に触れる機会を身銭を切ってつくって、

そこで得たノウハウを住宅業界の接客に落とし込み、

クライアント様にご提案をさせていただくようになりました。

 

もともとホスピタリティに溢れるクライアント様の場合、

その提案をすぐに取り入れ、自分のものにされていきました。

 

そしておもてなし力が高いクライアント様は、

明らかに契約率が高く、着実に伸びておられます。

 

一方、このおもてなしの重要性に気付いていただけない、

もしくはその本質を理解していただけないクライアント様に関しては、

業績が伸びなかったり、お付き合いが終わったりしています。

 

その理由は、やはり圧倒的に一流のモノに触れていないから、

ということに尽きると個人的に思っています。

 

一流の接客・サービスに触れる機会をつくり、

その重要性をまずは経営者や上司が理解することが、

これからの時代、本当に住宅会社には欠かせません。

 

皆さんは、一流に触れる機会をつくることが出来ていますか?


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