ここ最近、ずっと言い続けていることですが、
多くのお客様は住宅を嗜好品として購入しています。
もちろん、必需品として購入する方もいるのですが、
その割合は年々、減り続けていて、嗜好品として購入する人の割合が増えているのです。
この仮説に照らして今の住宅業界の現状を分析すると、
見事に全ての面で辻褄が合うので、間違いないと思っています。
この嗜好品化の流れに適応できていない大手ハウスメーカーやローコストメーカー、
それからごく一部のFC本部を除いたFC加盟店、
そして地場の工務店や個人大工さんの仕事が激減しているのです。
また、魅力的なライフスタイルを提案できず、
ただ土地の力に頼って建売を建て巻くってきた不動産屋は、
この消費税前にかなり仕込んでいるようですが、
この最後のバブルが終わると相当しんどいことになると思います。
一方、嗜好品化の流れに適応できている住宅会社は、
スタッフさんや協力業者さん、職人さんが不足するという、
適応できていない人たちとは全く異なる問題点を抱えています。
まあ、業界全体が問題を抱えているのです。
で、この嗜好品化の流れで求められているモノは何か?
それは、皆さんが時計や車、服を購入するときに、
お店や接客して下さるスタッフさんに求めることと同じです。
ここは今月のコンサルティングで深堀してお伝えしたいと思っておりますが、
要は営業テクニックや知識、経験よりも、もっと大切なことがある、ということです。
ホンモノを提供する企業しか、お客様から求められなくなります。
ホンモノの営業マンにしか、お客様は心を開かないでしょう。
ホンモノであるだけで、お客様から必要とされる。
良い時代です。
今、必要なのは何か?
皆さんは分かりますか?