鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1271回】 王道を追求していくと・・・

2014年06月24日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、お伺いしていたクライアント様はリフォーム事業に参入して、4年ちょっと。

ショールームをつくって、2年弱。

それほどチラシを打っていませんが、俗に言う集客には全然困っていません。

OB様からのリピート受注、更にはOB様が友人を紹介してくれたり、と
参入4年なのにOB様から輪が年々広がっていっているのです。

今では1ヶ月に500万程度はOB様からの受注が出来ています。

では、何故わずか4年でこういう状況になったのか?

理由はさまざまな部分がありますが、まずはこの会社の創業者(現社長のお父様)と社長が、
一倉定先生の勉強会にも参加されていたようで(メッチャ、うらやましいです!)、
一倉先生の教えを今でも愚直に守っておられることが挙げられます。

一倉先生がおっしゃっていることは、本当にシンプルで、
要約すると「商売の基本中の基本を大切にしなさい」ということです。

お客様を大切にし、そのお客様に繰り返し購入していただける関係を構築しなさい、ということです。

昨日も幹部の皆様とのやり取りの中で、利益率の話になりました。
ちょっと利益率の部分で気になったことがあって、私が突っ込んだのです。

その際の社長の答えが見事で、

「ウチの利益の部分が多少、下がってもしょうがないけど、
お客様からクレームを頂戴してはいけない」

というように、全てにおいてお客様を最優先に考えているのですね。

リフォーム工事終了後に、お客様アンケートを実施していただいているのですが、

「いや、皆さん気を遣って、満足という回答と、『担当の○○さんが良くやってくれました!』
という内容のものしか、返ってこないです。
皆、そんな感じなんじゃないですかねぇ~」

という反応だったりします。

いやいや、結構辛口のアンケートを見る機会は、正直、多いです。
でも、このクライアント様では皆無なのですね。

8月の屋形船から見る花火ツアーには、110名を超える申込み、
更に9月のOB様を中心にしたイベントの目玉には、「おいしいかき氷を食べていただきたい」
とのことで、わざわざ天然の氷を仕入れに日光まで車を走らせる、なんて準備を今からされています。

全てがお客様を中心に考えて行動し、一度、いただいたご縁を大切にしていく。
義理を欠かさない。
更にブログもスタートして下さっているのですが、
そのブログの質がハンパない!!!

前回、他社のモデルケースを何点か紹介させていただいたのですが、
もうそのレベルに達しているのです。

このHPやブログを見て、「良い会社に違いない!」と思って、
アクセスしてくれるお客様が年々、増えていくことでしょう。

こうした、商売の王道を歩み続けておられるので、
10年後は一体どれくらいOB様や市場と良好な関係が構築出来ているか、
本当に楽しみです。

こうした、基本をしっかりと守れると、順調に業績は推移していきます。
皆さんの会社は王道を歩むことが出来ていますか?
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