鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1740回】 40代、50代で必要とされるために・・・

2015年10月06日 | 住宅コンサルタントとして
プロスポーツの世界は、結果が全てです。

如何に人間性が優れていようが、結果を出すことができなくなれば、選手としては終わり。

選手として引退した後、組織から必要とされるかどうかは、
その人の指導者としての適正があるかが全てです。

若い選手のやる気を出せるか?
若い選手を育てることが出来るか?
若い選手をまとめることができるか?

こうした能力が無ければ、組織から必要とされないのです。

これは実際のビジネスの世界、特に住宅業界の営業職において、全くもっと似ています。

若い頃はお客様に可愛がられたり、お客様と同世代で価値観が合うので
それなりに選んでいただけることができる。

更に自分の友人、同級生が家を建てるタイミングとも重なり、
実力以上に売れることもあるでしょう。

しかしながら、40代を超えると、お客様と価値観が変わってくる。
更に長年、経験を積む中で慣れも出てくる。
お客様は自分よりも若いので、可愛がってもらえるということも無くなる。

その人の持っている実力、人間的魅力が、モロに結果に出るようになるのです。

若い頃から、その場の空気に合わせ、うまく乗り切ってきただけの人。
勉強することをサボって、物事の本質を見ることができない人。
いろんなことを経験しようと努力せず、年齢の割に何も知らない人。
深く考えることを避けて、楽に生きてきたので、考えが浅い人。

若い頃に努力、勉強をサボり、安直に生きてきた人。
こういう人がお客様からも組織からも、全く支持されない営業マンになってしまうのです。

今の努力が10年後の自分をつくる。
50代になっても、お客様から支持されるようになるためには、
若い頃からしっかりと学ぶ習慣を身につけておかなくてはなりません。

ただ、そういうことに気づくことが出来ていない人も結構います。

年金支給がいつからになるのか?
支給額がいくらくらいになるのか?
分からないからこそ、ある一定の年齢まで
稼ぐことが出来る(=お客様と組織から必要とされる)ビジネスパーソンに
なっておく必要があると思うのです。

ゆえに今日も、私はクライアント様の若いスタッフさんたちに
こうしたオッサンくさいことを伝えよう!
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