内田先生が英語が役に立つと言われると英語嫌いがもっと増えるだろうと言ってる件。なんか目から鱗…というかおもしろいなと思いました。つまり,役に立つと学校が子供に教えると子供がその勉強を嫌いになるよ…っていう指摘がです。
おもしろいなぁと思ったのですが,実はわたしの実感とは合いません。わたしは英語がずいぶん苦手で,今でもあまり得意ではありませんが,英語が役に立つと教えられた記憶はありません。
ということでわたしの昔話(笑)。
将来役に立つというと将来のイメージが幼少時にどうあるか?ってことですが,わたしの場合,小学校の高学年(6年とか)の時は天文学者になりたいと思ってました。中学に入ってからはパイロットになりたいと思ってました。良く考えると,これらは英語が必須な職業ですが,そんなこと当時考えたことありません。ついでに書くと中学までは英語はちゃんと点数とれてました。好きだったか?と言われると多分違いますが。
高校に入って音楽に熱中するとパイロットは諦めました。で,何になりたかった?というと,あまりはっきりとした記憶がないのですが,受験の頃は楽器作りとかレコーディングエンジニアとかそんなことをやりたいと思っていたような気がします。まぁ英語はそこまで重要じゃないですよね。で,関係は無いと思いますが高校で英語が苦手になりまし。
それから大学に入って,その後就職して,ずっと英語は苦手ですが,なぜか40歳を越えて,以前よりは英語が聞き取れるようになりました。
英語がなぜ苦手だったか?というと良くわかりません。わたは国語も苦手だったので,そもそも語学の理解力が低いのだと思います。理科や数学は得意で,地理や世界史は苦手だったので,暗記力が重要な科目は苦手なのです。それは今でもそうで,記憶は機械に任せる様にしてます。
思うに英語って成果が見えるまでにとても時間がかかるので,自分は楽しくやれなかったんだろうな…と思います。中学までの英語は単語もだいたいおぼえられたので,テストの点数は取れてましたが,高校になるともうついていけませんでした。数学や理科も暗記が必要というかも知れませんが。高校物理で暗記が必要な公式なんて多分100個ぐらいしかありません。理解できていれば暗記は簡単です。それに100個おぼえてなくても20個ぐらいおぼえていれば,テストの2,3問は回答できます。英語は,単文ならともかく,長文の読解なんて,物凄く単語をおぼえて,文法をおぼえて,やっと2,3問の問いに答えられるだけです。文章に50単語ぐらいしか出てこなくても,多分200単語ぐらいのストックがないと,ダメでしょう。この辺が,暗記が苦手で気が短いわたしには向いてませんでした。ちなみに国語も長文を読んで,2,3問しか答えられない…というのが,嫌でした。
社会人になってだんだん英語が扱えるようになったのは,差し迫って…っていうのもあるのですが,実際に英会話に言ったり,海外旅行をしたり,という実践をやっているうちに,実はおぼえておけばいい単語はそんなにたくさん無い…と思うようになったからです(ただし英語は単語力があればあるほど実は簡単というのも事実。実は文法の方がどうでもいい)。知識として,名詞と動詞だけ拾えたら,そこそこの意味はわかる…というのもわかりました。日本語に直さず,英語のまま雰囲気で意味を理解する…という事も出来るようになると,ますます英語は使えるようになります。
そういう自分の経験を省みると,英語は社会に出て役に立つ…といわれたから英語が嫌いになったわけでもないし,それで一生懸命やるわけでもない。学習する喜びが学習時に得られないことが,勉強嫌いになる原因のような気がします。テストの点数がとれなくても,勉強の見返りがすぐにあれば,それなりに楽しいんじゃないか?とも思いますが違うんでしょうか?。そういえばわたしは高校の時から日本史が好きになりましたが,それは仏像とかが好きになったからです。
というわけで,私の経験からすると,英語を好きにしたかったら,英語を習い初めて早々に役に立つ場を経験させること。もちろん中学生で出世もないですから(笑),外国人とのコミュニケーションでもいいし,なにか重要な外国の文を読める様なるでもいいかも知れません。外国の歌を理解するでもいいでしょう。あと,全てを理解できなくても「×」をつけないこと。一つや二つ意味がわからない単語があるだけで「×」がついてしまったら,勉強をやる気が湧きません。なんとなく意味がわかればいいのです。日本語の会話だって,意味がわからなくても,それなりにコミュニケーションとれるでしょう。そういう意味では勉強の採点は減点式じゃなくて加算式の方がいいんだろうな…と思います。
この事は,別に英語に限りません。数学や理科だって,工作だって,ちょっと習えば何かを習得できた…という実感が勉強を好きにさせるのだと思います。
おもしろいなぁと思ったのですが,実はわたしの実感とは合いません。わたしは英語がずいぶん苦手で,今でもあまり得意ではありませんが,英語が役に立つと教えられた記憶はありません。
ということでわたしの昔話(笑)。
将来役に立つというと将来のイメージが幼少時にどうあるか?ってことですが,わたしの場合,小学校の高学年(6年とか)の時は天文学者になりたいと思ってました。中学に入ってからはパイロットになりたいと思ってました。良く考えると,これらは英語が必須な職業ですが,そんなこと当時考えたことありません。ついでに書くと中学までは英語はちゃんと点数とれてました。好きだったか?と言われると多分違いますが。
高校に入って音楽に熱中するとパイロットは諦めました。で,何になりたかった?というと,あまりはっきりとした記憶がないのですが,受験の頃は楽器作りとかレコーディングエンジニアとかそんなことをやりたいと思っていたような気がします。まぁ英語はそこまで重要じゃないですよね。で,関係は無いと思いますが高校で英語が苦手になりまし。
それから大学に入って,その後就職して,ずっと英語は苦手ですが,なぜか40歳を越えて,以前よりは英語が聞き取れるようになりました。
英語がなぜ苦手だったか?というと良くわかりません。わたは国語も苦手だったので,そもそも語学の理解力が低いのだと思います。理科や数学は得意で,地理や世界史は苦手だったので,暗記力が重要な科目は苦手なのです。それは今でもそうで,記憶は機械に任せる様にしてます。
思うに英語って成果が見えるまでにとても時間がかかるので,自分は楽しくやれなかったんだろうな…と思います。中学までの英語は単語もだいたいおぼえられたので,テストの点数は取れてましたが,高校になるともうついていけませんでした。数学や理科も暗記が必要というかも知れませんが。高校物理で暗記が必要な公式なんて多分100個ぐらいしかありません。理解できていれば暗記は簡単です。それに100個おぼえてなくても20個ぐらいおぼえていれば,テストの2,3問は回答できます。英語は,単文ならともかく,長文の読解なんて,物凄く単語をおぼえて,文法をおぼえて,やっと2,3問の問いに答えられるだけです。文章に50単語ぐらいしか出てこなくても,多分200単語ぐらいのストックがないと,ダメでしょう。この辺が,暗記が苦手で気が短いわたしには向いてませんでした。ちなみに国語も長文を読んで,2,3問しか答えられない…というのが,嫌でした。
社会人になってだんだん英語が扱えるようになったのは,差し迫って…っていうのもあるのですが,実際に英会話に言ったり,海外旅行をしたり,という実践をやっているうちに,実はおぼえておけばいい単語はそんなにたくさん無い…と思うようになったからです(ただし英語は単語力があればあるほど実は簡単というのも事実。実は文法の方がどうでもいい)。知識として,名詞と動詞だけ拾えたら,そこそこの意味はわかる…というのもわかりました。日本語に直さず,英語のまま雰囲気で意味を理解する…という事も出来るようになると,ますます英語は使えるようになります。
そういう自分の経験を省みると,英語は社会に出て役に立つ…といわれたから英語が嫌いになったわけでもないし,それで一生懸命やるわけでもない。学習する喜びが学習時に得られないことが,勉強嫌いになる原因のような気がします。テストの点数がとれなくても,勉強の見返りがすぐにあれば,それなりに楽しいんじゃないか?とも思いますが違うんでしょうか?。そういえばわたしは高校の時から日本史が好きになりましたが,それは仏像とかが好きになったからです。
というわけで,私の経験からすると,英語を好きにしたかったら,英語を習い初めて早々に役に立つ場を経験させること。もちろん中学生で出世もないですから(笑),外国人とのコミュニケーションでもいいし,なにか重要な外国の文を読める様なるでもいいかも知れません。外国の歌を理解するでもいいでしょう。あと,全てを理解できなくても「×」をつけないこと。一つや二つ意味がわからない単語があるだけで「×」がついてしまったら,勉強をやる気が湧きません。なんとなく意味がわかればいいのです。日本語の会話だって,意味がわからなくても,それなりにコミュニケーションとれるでしょう。そういう意味では勉強の採点は減点式じゃなくて加算式の方がいいんだろうな…と思います。
この事は,別に英語に限りません。数学や理科だって,工作だって,ちょっと習えば何かを習得できた…という実感が勉強を好きにさせるのだと思います。