タムリンの備忘録

山、花、鳥、旅などの写真を中心とした自然観察記録です。
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ウツボカズラ

2006年01月22日 | 日記


常盤公園の熱帯植物館にあるウツボカズラです。葉の先端からまきヒゲ状のツルを伸ばしてその先端に”捕虫袋”と呼ばれるツボ型の虫を捕まえる部分を形成する食虫植物です。品種によって捕虫袋の大きさも様々です。捕虫袋の入口にはフタが付いていて、中に入っている消化液が雨で薄まるのを防いでいます。この消化液には虫を沈みやすくする物質や昆虫のかたい殻をも溶かす酵素が含まれています。フタや入口の部分にある蜜腺で虫たちをおびき寄せ、ツルリと滑らせて消化液の中へと落とします。内壁はとても滑りやすくなっていて、一度足を滑らすと二度と出て来れなくなってしまうのです。