近ごろの若い人たちは、数字が付いた言葉をどのように習ってきたのだろうか?
たとえば、3階・・・これを『さんかい』という。3分を『さんふん』と、4分も当然『よんふん』。だから、13分は『じゅうさんふん』、14分は『じゅうよんふん』、23分は『にじゅうさんふん』などと当たり前のように言う。
先日もラジオ番組で若いDJが、24分を『にじゅうよんふん』と言っていた。
このようになったのはいつごろからだろうか。記憶にあるところではもう10数年以上前に遡る。飲食店で若い女性が、『3ふんほどお待ちください』としきりに言うので、ついつい『4分』は?と聞くと案の定『よんふん』という答えだった。
また、つい最近、エレベーター内で『何階まで・・・』と聞くと『さんかい』というので、『3階(さんがい)だよね』というと、怪訝な顔をして、『あっそうですか』だった。
親や学校の先生が小学生以下のとき、わが子に対してきちんと教えていないからこのようになるのだろう。
日本語の乱れはかなり前から叫ばれているが、特に学校の先生は、児童・生徒たちにきちんと教えていただきたい。