Frontier

よく歩き、よく眠り、そしてよく撮る毎日。生きてる限りは『フロンティアスピリット』で!いつまでも明るく元気に・・・

大連立

2011年04月05日 | Weblog

日本が大震災で危機のとき、政治の世界では“大連立”の話が動いている。

そもそも、民主党では埒が明かなくなって、菅さんたちが何とかしなければ・・・と自民党の谷垣さんに入閣してほしいと持ちかけ、あまりにも“ミエミエ”だったため、即刻、谷垣さんがお断りしたのが始まりのように思える。というのは、内閣支持率がどんどん低下し、維持が困難になったため一番近い自民党に持ちかけたのだが、そのときは浅はかな思いつきがばれて、断られた・・・というのが筋道のように見える。

ところが、東日本大震災があり、状況が大きく変化した。。。

ここで基本に返ろう。
震災前、政権誕生時は、官僚政治を打破するなどと大口を敲いていて、政治家が官僚を支配するなんていうことを公約に掲げたものの、それはほとんど机上の空論に終わりつつある。

今回の原発事故に関しても、官僚のメモが届かないと右往左往の状況だし、まぁ、国民向けによく頑張って記者会見で答弁しているのは、枝野官房長官1人で、総理にいたっては総花的な発言のみ。私たちが驚くような答えや話しはない。総理は、官僚が作る資料(メモ)がなければ何も出来ないのだ。

大臣を選ぶにしても人材が不足している。これは、菅さんだけのことではなく、鳩山さんのときもそんな感じだった。口先だけが先行し、具体策もないのに....全く国民を、有権者をなんと思っているのだ!と感じることがしばしばある。

そんな中での大連立は、責任を他党にも押し付け、少しでも自党の責任感を弱めようとしている。

が、しかし、国家は大非常時。自民党は何もしない、協力的ではないといわれるのは困るので、谷垣さんは自民党長老にお伺いをたて、動き始めているのだが・・・・

そんな中、きょうは亀井静香さんが良いことをおっしゃっていた。『この非常時に、“挙国一致だ!”』と。

菅総理も本当に今の危機を救いたいと思うのならば、のんびりしている暇はないはず。被災現場視察も大切な仕事だと思うが、政治家としての動きを激しくし、頑張ってもらいたいのだ。

たとえば、野党党首を緊急招集して対策会議を設置し超党派で考えるとか、それぞれの党が英知を結集して大災害からの復興をどのようにするかなどを大至急考えなければならない。

そんなに時間はないはずなのに、あまりにものんびりしているとしか思えない。問題山積の中で、菅さんをはじめとした幹部が政治的にどのようなリーダーシップをとるのか?国民は待ち望んでいる。

国民からこれ以上の不信任を突きつけられないように政治家としてのリーダーシップ発揮をお願いしたいものである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする