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光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

2025年の「自分へのお年玉」のはなし(汗)

2025-02-06 05:21:24 | アクセサリー
 今年最初の買い物のひとつから・・・と言いつつも、物は通販ですが。
 昨年暮れに鉄道ホビダスからのメールでおすすめを見つけたのが「RMM蔵出しハイパーパーツ」の福袋。

 2000円相当のレイアウトアクセサリが1100円と言うのが売りのアイテムですが、パーツはブラインドで何が入っているかわからない。
 まあ、全部とはいかなくてもひとつふたつはレイアウトで使えるものがあるのではと(あと安さにも惹かれましたがw)注文していたものです。

 物自体は暮れに届いていましたが、開封は元日まで取っていたものです。この辺り、なんだかクリスマスプレゼントじみていますね。

 夕食後のひと時におもむろに開封(笑)

 中身は
 道路標示ステッカーA
 同B
 フェンスB
 電柱ディテールアップパーツ
 商店街アクセサリーA

 の5つでした。
 まあ、事前に期待していた様なアイテムは特になかったのですが、わたし的にはレイアウトの改修に使えないものもなく、使い勝手は良さそうです。

 ステッカー以外はいずれもエッチングパーツで、中でも街灯類や看板はなかなか良い雰囲気のデザイン。
 電柱ディテールアップパーツなんかは「ここまでやるか!?」と言うくらいの細かさですが、効果はありそうです。

 パーツが多くないので付ける場所は限定されますが、竹取坂駅周辺の改修には大いに使えそうです。

「TEZMO SYNDOROME」とKATOの「黄色い103系」のはなし

2025-02-05 05:19:42 | 書籍
 昨年暮れに、最新編が更新されたWEBコミック「TEZMO SYNDOROME」のはなし。
 今回は一種の番外編です。

 先月出たRM MODELS 2025年2月号の最後の方に「TEZMO SYNDOROME」の単行本の広告が載っているのですが、
 今回はその広告そのものが題材になります。

 「たとえば、こういうものがあったとしてー」
 という書き出しで、あるヴィンテージNゲージモデルを俎上に本編のレギュラーキャラ4人がそれぞれの視座で語る4コマが載っていたのです。
 (で、最後に語る風奈の蘊蓄がまた濃いw)

 そのNゲージモデルと言うのが
 「KATOの103系2代目モデル・総武線仕様」だったりします。

 KATO(というよりあの頃だったら「関水金属」の方が通りが良い)103系はNゲージとしては初の電車の模型でしたが、初代モデルはボディ形状こそ今の物と殆ど同じ造形だったものの動力は片側台車駆動、連結は専用のドローバーと、足回りに関しては以後のモデルとはまるで別物でした(とか偉そうに書いていますが、初代モデルの方はわたしは某ショップの店頭で一度見たっきりです)
 同時期の20系客車もそうでしたが、初代は早々と販売が打ち切られ、動力の新製やアーノルドカプラーの装備でより生産性と互換性を高めた2代目モデルに移行します。

 この2代目はカラーも当初は常磐色を除く4色がラインナップされ、更に長編成化に欠かせないモハ102、3連編成が可能となるクモハ103が追加され、Nゲージとしては初のシステム性を重視した構成を実現したモデルとして大きな足跡を残しました(でもこの段階ではまだ「Mなしのモハ103がなかった」のですが)
 当時は「地下鉄として北米進出(注)」を果たしましたし、後に動力を変更した改良モデルも出ましたが、ボディ形状はほとんど変わらないまま連綿として出続けているロングセラーとなっているのは御存じの通りです。

 そんな訳で今回のコミックに掲載されている2代目モデルの普及度は相当だったと思います。

 わたしも旧ユーザーの処分品の「ジャンクの玉手箱」(と勝手に呼んでいる、バザーや奥で纏め売りされていた処分品。テツモファン以外には「単なるがらくた」で済まされることが多い汗)の中から複数の編成の103系を入手しています。

 (当時のわたしにとって「1970~80年代当時の103系は大都会限定のイメージが強すぎてローカル風景どころか地方都市のレイアウトに使うのも躊躇された」ため、新車は買わなかったのです)

 さすがに風奈が欲しがっている「ボディカラーが成形色」なんてレア物こそなかったですが「クハ103-1」と表記された初期モデルなのは確かです(初期のKATOの車両は車番がファーストナンバーとなっていた物が結構あって、長編成化のネックのひとつになっていた・・・なんて言っても当時のユーザーの大半はそこまで気にしていなかったと思いますが)

 ここで本編(と言っても4コマですが)に戻ると「同じ車両のモデルを手にした4人がそれぞれの趣味性や記憶で異なる印象を語る」というのは、特に鉄道模型では実際にもありそうなパターンではないかと思います。
 (鉄道車両は地域に密着して比較的長期間使われる事が多いので、共通の話題に持っていきやすい)

 で、わたしも早速玉手箱からの発掘組の黄色いクハ103を久しぶりに眺めたのですが、作中で風奈が語っているように「造形のセンスが的確なので意外に古さを感じさせない」人徳を感じさせるモデルと思います。

(注)北米輸出用に「地下鉄」として輸出されたものの、モデルは103系の色替えだったらしいです。

エンドウとTOMIX・ふたつのブラス製キハ30を比べてみる

2025-02-04 05:17:32 | 車両・気動車
 この間紹介したエンドウのキハ30に関連したはなしです。

 キハ35系としてはNゲージ初の完成品モデルだったエンドウのモデルはこれまたNゲージ初の「ブラス製の気動車モデル」でもありました。
 面白い事にエンドウ以前にリリースされたキハ35-900のモデルが、これまたエッチングの金属キットでして、キハ30系は不思議と金属モデルに縁のあった機種だったと言えます。

 で、極めつけがエンドウから何年も経ってから突然変異的にTOMIXからリリースされた「TOMIX ブラスシリーズ」のキハ30系でした。
 このモデルについてはエンドウのモデルをそのまま再発売したという噂をあちこちで聞きましたし、実物を手に取ってみると従来のTOMIX製品とはあまりにもノリが違いすぎるため、一時はわたしもその噂を信じていたほどです。

 今回エンドウのキハ30が入手できた事で手持ちのTOMIX仕様と並べて比較できる事になりました。
 (同じ事はキハ35-900でも出来たのですが、表面処理の違いが激しいので一般色のキハ30の方が比較しやすいと思います)
 
 
 左がTOMIX、右がエンドウですがフロントだけ見比べてみると、確かに造形はよく似ています。エンドウのモデルの造形上の特徴だった「妻板の真ん中に接合の線が見える」ところまでそっくり。唯一相違点といえそうなのは貫通幌の造形くらいです。


 横から見ると書籍などでもよく指摘される「TOMIXには窓枠の隅のRがない」のがよくわかります。実車も窓枠の角にはRが付いているのが普通の様なので、この点ではエンドウが正しいと思われます。


 但し、エンドウのモデルの弱点と言えるのが「ナンバー表記までプレスの浮き出しで表現してしまった」事でして、これでは何両繋いでもナンバーが同じになってしまいます(汗)TOMIXのは元からの仕様なのか前ユーザーのミスなのかナンバーの位置が上すぎますが(笑)

 真横から見ると動力ユニットが違うのが一目でわかります。ではTOMIXのは独自動力なのかというと

 底板を見る限りではGMにOEMされていたエンドウの動力ユニットを転用しているように思われます。
 また、床下機器の造形は御覧の通り意外と相違が大きく(とはいえ優劣を語るほどの差は感じません)単純にエンドウのモデルを再発売したという感じでもなさそうです。
 お気づきの方もいたかもしれませんが、2両をつなげるとTOMIXの方が微妙に腰が低くなっていますが、これが元々の仕様なのかは不明です。

 と、外見についてはそんなところですが、走りっぷりについては印象に差がありません。というか、音だけ聞いていたらTOMIXのそれもエンドウの走りそのまんまの重戦車系ノイズを出しながら豪快に走ってくれます(笑)
 でもわたし個人はこれを欠点とは思いません(これくらいの方が気動車っぽい気がしますから)

 今回並べてみた印象ではそれなりに差異はあるものの、モデルとしての印象には違いは殆どなく、気にしなければ気にならない程度だと感じました。
 むしろ最近のプラ製KATOとかTOMIXのモデルとの方が差異は大きいので混結はかなり難しそう(笑)ですが、エンドウとブラスTOMIXならほぼ違和感なくつなげられると思います。

成人式と「運転会イベント」の幕切れ

2025-02-02 05:26:02 | 旅行・探訪・イベントなど

 昨年の10月下旬からこの方、丸3か月近く続いた「雨宮敬二郎」の企画展に伴う運転会展示も一昨日でフィナーレとなりました。

 クラブとしても毎週一回の運転会を3か月、しかも合間にクリスマスと年末年始を挟むというイベントは初めてでしたが,メンバーをとっかえひっかえしながらどうにか完遂できたのは何よりです。

 最終日という事もあってこの日は基本的にレイアウトの撤収・搬出が中心でしたが、途中で引っかかったところもあった物の、最小のメンバー数で約30分くらいで撤収を完了しました。

 設営直後はこの状態だったのが

 30分後にはほぼ更地状態。
 普段からグランシップを始め、毎回この手の運転会になれたメンバーが揃っているが故の離れ業(笑)
 しかも所用機材のすべてがこのあと「プロボックスより狭いステーションワゴンのラゲッジに収まってしまった」のですからパッキングのノウハウの蓄積も半端ありません。

 この辺りの手際の良さとノウハウがクラブの重要な財産でもある事を実感します。
 まあ、それはさておき

 これまでの運転会では「講演会」「ピアノの発表会」「門松作り教室」など展示会と並行していろいろなイベントが絡んだのですが、最終日は「成人式」と重なりました。
 元日の時ですら見なかった「晴れ着の集団」も凄いですが、近年の成人式の傾向を反映してか、それなりに傾奇いた風体の新成人もところどころに居て華やかさと一種独特な危うさが同居した様な風景が出現しています。

 この騒ぎの傍らで黙々とレイアウトの撤収を続けていたわたしらも、まあ大概ですが(笑)

 ですが車に積み込みを始めるころには、同じ場所がこの閑散さ(驚)
 あちらはあちらでまた、手際の良さを見せつけてくれました(笑)
 

KATOのEF65 0番台(アゴ割れ仕様)

2025-02-01 05:22:59 | 車両・電気機関車

 今回は、昨年9月のネタがまだ続いている帰省の戦利品から
 タイトルからお分かりの様にモデルとしては普通の中古です。

 これまでこのブログで紹介して来た今回の帰省の戦利品はトミーナインスケール、エーダイナイン、学研エヌ、中村精密、しなのマイクロ、マイクロエース、エンドウ、宮沢模型(ワールド工芸)と実に多岐にわたるのですが、一つだけ肝心のメジャーメーカーが抜けているのにお気づきでしょうか(笑)

 今回紹介するのはそのメーカーの中古モデルです。
 2024年の当鉄道でNゲージはもとよりHO(16番)やZゲージにまでヴィンテージモデルが相次いで入線している「EF65」
 帰省途中で見つけた例のショップで見つけたのが「KATOのEF65 0番台」でした。

 このモデルはKATOの初代モデルの最終型としてリリースされたものでそれまで500番台ブルトレ塗装しかなかった同社の製品で初めての0番台のモデル化でした。
 1967年の初リリース以来、動力の改良はもとより当初EF70を転用していた足回りもスカートの専用化など、何度かバージョンアップを繰り返してきたKATOのEF65ですが、その最終型(1980年前後)ではナンバープレートが選択式になりHゴムへの色刺しがされ、細密感を向上させています。
 更に電磁式アンカプラー対応とEF65としては初めて「ヘッドライトが点灯する」様になり初代ボディモデルの決定版となりました。

 見た目のくたびれっぷりは仕方ありませんが手にした時の満足感の高いモデルと言えます。

 ですが初代モデルの最大の弱点(・・・ですよね汗)の「アゴ割れスカート」はそのまま残されているので急カーブの見苦しさはやむを得ません。

 ところで、このEF65はお値段が1200円と今回入線したモデルのどれよりも安価だったのですが、走行性のスムーズさは他社の同時期の機関車のどれよりもスムーズ(かつタフネス)だったのには驚きました。
 さすがは老舗のKATOだと感心します。

 ところで今から10年以上前、これより古い仕様のKATO製EF65 500番台のジャンクが余っていたので、2両ほど0番台に改造(リペイントと銀河モデルのパーツでディテールアップ)した事があります。
 当時としてはわたしも頑張ったつもりなのですが、2両も挑戦したのに今回のモデルのレベルに達していないのはまったく暗澹たる思いです(大汗)