光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

ZゲージのC11から

2016-12-13 05:37:33 | 車両・Zゲージ
先日帰省の折に入手できた中古モデル、ZゲージモデルのC11から

これは存在は知っていてもこれまで実物を見た事の無かったモデルです。
これまでのZゲージがC62だったりD51だったりで小型タンク機というのは初めての入線です。
ミニクラブのタンク機でも事前に見ていれば大きさの見当くらいは付いたかもしれませんが、最初にこれを店頭で見た時には「このパッケージに本当に機関車が入っているの?」とか疑ったくらいで(笑)

また、これまでの日本型蒸気は天賞堂製でしたが今回のモデルはZゲージ専業ブランドの六半製。
中古モデルですが片側第3動輪のサイドロッドの留め金が紛失していたのが外見上気になる点です。
尤も実際の走行性に影響はありませんでしたが。

パッケージから出してみるとやはり小さく感じられます。
造形は上回りについてはかなり頑張っている印象。
何しろNゲージですらついていないデッキのつかみ棒まで付いていますし一体成型のボイラー部も色刺しの効果が大きい様です。
デフレクターが何かの板材らしくNゲージのそれよりも薄く感じられるところは大きな美点です。
一方でデフとランボードの間に隙間が見えたりもしますが、これとて「写真に撮って目いっぱいアップで見て気になるレベル」と思います。


それが気にならないくらい小さいのがZゲージだと言えば言えますが。

ただ、下回りの表現についてはこの間天賞堂のC62に感心した経験からすれば些か残念。

 一部のロッド類が太く、車輪への固定ねじやリターンクランクが特に巨大で目立ってしまっています。
 全般に大味な印象で、Zゲージ第一号モデルであるD51のレベルに戻ってしまったような感じすら受けます。
 真横から見ると精緻な上回りと大味な下回りの不協和音のようなものを感じてしまうのが惜しいです。
 


 尤も走らせるモデルと割り切ればこれはこれでそう悪くはないのですが。
 全体の印象はKATOの初代のC11に近いプロポーションに感じられます。

 走行性は運転開始時こそやや引っ掛かりを感じましたが一旦調子に乗ると割合ちょこまかと走ってくれます。
 スロー走行のスムーズさこそ今ひとつですがぎりぎりリアリティを感じる巡航速度は保てるようです。

 このC11ですが先日の運転会でデビューを果たし結構活躍してくれました。
 それについては次の機会に。

祝・あずさ50周年

2016-12-11 05:31:46 | 旅行・探訪・イベントなど
 昨日は特急あずさの50周年記念イベント(実はプラスα)のオファーが私の所属するレイアウトのクラブにあった関係で一日甲府駅に出張っておりました。

 「あずさ」と言う特急、私にとっては「初めて乗った183系電車」であり時として帰省の足の一部としても馴染みの多い列車ですから50周年と言うとそれなりに感無量ではあります。

 今回は何と言ってもあずさのイベントですからモジュールを快走するのもあずさを始めとして山梨県の編成が中心になりますし、

 こんな記念モジュールが登場する事にもなります。


 で、モジュールレイアウトの隣ではプラレールが賑々しく展示され、その奥ではトークショー、更にはその脇では駅長さんのコスプレ記念写真コーナーまであるというお祭り状態。外ではライブスチームの蒸機が人を乗せて走り回っていましたし、その隣では「あずさカラーのレンタカー」なんてのまで出ていました。
 ですが色のトーンは東武のDRCみたいでしたが。


 当然出店では「あずさ記念弁当」なんてのが売られていたりします。

 今年参加したイベントではグランシップの次くらいに賑やかで活気のあるものだったと思います(笑)
 今回もとても一度で書ききれないので次回以降も続きを書く事にします。

鉄博モジュールの再改修

2016-12-10 05:29:41 | モジュール4
 次回の運転会に向けて鉄博風モジュールの補修と改装をひまを見てちょこちょことやっています。

 グランシップの時を始め、イベントの度にどこかしら破損する屋根部は一部に補強材を組み込み、合わせて明るすぎるLEDの一部を整理しました。

 外見のいちばんの違いは手前側の連絡口の周辺。
 これまでビルが一軒だけで寂しい事夥しかったのでここのスペースに観光バスだまりを設定。数台のバスコレを並べました。

 また、前にも紹介した「銀河鉄道」
 当初は館内に配置するつもりだったのですが、空きスペースが見つけられなかったのでバスだまりに隣接する広場に配置しました。

 ここも含め館内にはそれなりに居る人通りも一歩離れると無人地帯になってしまうためわずかづつでも人間を配置する予定でいます。

 まさにやっつけ仕事臭いですが、これを持ち込む運転会、実は今日がその本番だったりします(大汗)

ジオコレの「解体中の建物」から

2016-12-09 05:16:21 | ストラクチャー

 先日のグランシップのイベントではクラブのメンバーの一人が「ゴジラのいるモジュール」を出展しました。

 このモジュールでゴジラが破壊している建物の破片類はジオコレなんかのジャンクパーツを実際に砕いて表現した労作で私も見ていて感心した覚えがあります。
 ところが同じ日のホビーショーのトミーテックの予告品に「解体中の建物」というのがあったのはまったく間が悪かった。これがあと半年早く出ていればこのモジュールの手間もかなり変わっていたのではないかと思われるからです。

 先日ようやくそれがリリースされたのを入手しました。今回のキットはA/Bの二種類が同時リリース。

 それぞれ縦長と横長の建造物を用意している辺りなかなかのものです。
 解体中だけに半崩れの各フロアもきちんと表現されていますし、地面に落ちた破片も別パーツで揃っています。
 それにしても「ランナーに整然とくっついているビルの破片」というのはよく見ると結構シュールな図だったりします。
 組みあがったイメージは「特撮博物館で見た撮影用のミニチュアそのまんま」
 とはいえもちろん、本来の「解体工事現場」のジオラマにも十二分に使えます。

 これが手に入ったらやっぱりやりたいのは怪獣かガンプラとの組み合わせでしょう(笑)
 80年代頃はガンプラのジオラマにGMやTOMIXのパーツが使われるのはごく普通に見られましたが(特に架線柱とか変電所なんか)

 ある意味「鉄道模型」のイメージから最も遠いストラクチャーかもしれませんが、ジオコレ自体当初は鉄道模型との連関はあまり考えていなかったような節がありますし、海外のストラクチャーでもこういう壊れかけの家は結構製品化されています。

 怪獣映画で定番の「ビルの中ほどまで怪獣がめり込むように突っ込むカット」が「全て市販の出来合い品で再現できてしまう」なんて20年前には全く想像もできませんでした。

レイアウトの「変転」に思うこと

2016-12-08 05:14:30 | 思いつくままに・考察
 今回はレイアウトの立ち位置について思う事から。
 先日私のレイアウトの電気街が「作者も気付かない内にじわじわと街並みの姿が変わって行った」事について書きました。


 昔の写真と比べて見て自分でも「ああ、こんなに変わったのか」とか妙な感慨にふけったものですが、これは私だけの事なのでしょうか。

 造ること、飾る事がそもそもの目的であるジオラマの場合は一度完成した物に改めて手が加わる事は少ないと思います。
 一方で模型の運転を楽しむためのレイアウト、特に線路配置で自己完結性の強いものについては何年か使われ続ける間にどこかで改修とか補修も含めてアップデートがされる事が多いのではないかと思います。

 専門誌などで発表されるレイアウトは大概の場合「完成した時点での発表」という性格の記事が掲載される事が多いと思いますが「レイアウトの解体」とか「全面的な作り直し」という形でのレイアウトの末路はなかなか表に出る事は少ないものです。

 一方で一旦完成を観て何年か、或いは何十年かにわたって使われ続けている個人のレイアウトというのも存在しているはずです。

 ですがそれらについて「長期にわたって使われている間にどういうアップデートがされているか」という視点の記事を読んでみたいと思う事があります。
 最近はこういう記事を観る事自体がめっきり少なくなりました。

 例えばTMSでもレイアウトが16番主体だった頃は「●年目の××鉄道」なんて記事を時折目にできたものです。
 実際5年も同じレイアウトを使っていれば変転や消長もあるでしょうし、作り手の趣味の変化とか周囲の環境が変化すればレイアウトもそれに合わせて変わろうという物です。

 その最たるものは昭和20年代に華々しくTMS誌上を飾った故宍戸圭一氏の鴨鹿鉄道でしょうか。
 30年以上経過して90年代の初め頃の「とれいん」にその健在ぶりが紹介されていたのですから大したものです。
 しかもその間に変わらない所もあれば大いに変化した所もあって、当時の記事を比較してみると他人事ながら感慨にふけってしまいました。

 これについては以前レイアウトの寿命という題材でこのブログでも書いた事があります。
 ですがその当時は単にレイアウトの寿命という観点からの考察でしたから「同じレイアウトが年月を重ねるうちにどうアップデートされて行ったか」という観点は希薄でした。

 最近は専門誌も増えているので著明なレイアウトに関して言えば「あれからどう変わって行ったのか」という記事がもっとあっても良い感じもします。
 特にレイアウト用品やシステムの点でこの50年で大きく変転を繰り返しているNゲージのレイアウトについては猶のこと見て見たい所です。
 この辺りは前にも書いた「レイアウトの寿命」との絡みもあったりするので10年単位で使われている現役のレイアウトがどれくらいあるのかと言う問題もありますが。

今月の積みプラ処理「弘南鉄道ED22」のはなし

2016-12-07 05:11:48 | 車両・電気機関車
 この間から京王6000系とかマニ36とか以前買ったキットの工作話が続いていますが、今回も積みプラ処理みたいな話になります。

 思えばこの秋はこうした積みプラの処理で結構楽しませてもらっている気がします。
 但し今回のは幾分手間のかかる代物でしたが。

 9月の上京の折に秋葉原で久しぶりに購入した動力車のモデル。
 これまで私が手掛けてきたキットと言えばほぼ90%以上がGMの板キットかそれに準じるものばかりでした。
 ましてやキットメイクで機関車を作るなんてのはまだまだ雲上の存在だと思っていた訳です。

 そんな折に見つけたのがワールド工芸のプラキット。
 最近ではキヤ97など私が見ても欲しくなる様なラインアップがプラで出されていて気になっている存在でした。

 とはいえ、いきなりキヤというのも怖い気がしましたし、習作的なモデルがあれば作ってみようかと見回して、目に留まった機関車のモデルを買い求めました。
 それが「弘南鉄道のED22」でした。
 弟が弘前に住んでいる関係もあってここの車輛には少し興味を持っていましたし、割合手頃なサイズの小型電気機関車というのは魅力的に映りました。

 しかも一応動力も付いていますし、塗料とパンタグラフを追加すればどうにか作れそうな気がしたものです。

 あの店には他にも貨車移動機とかもっと簡単に出来そうなものがあったのによりによって妙に複雑で手すりも多そうなこのモデルを選んだのははっきり言って魔が差したとしか言いようがありません(笑)
 帰宅後パッケージからパーツを引き出した時に手すり類の細さと各パーツの小ささ、そして説明書の細かさに作る前から圧倒されてしまい「しまった」とか後悔しかけたものです。

 実際9月に購入してから3か月近く積みプラ状態が続いていましたし。

 ですがその間にGMの板キットをいくつか作っているうちに「そろそろやってみるか」という気になりました。
 まあ自分の下手さはよくわかっていますし、出来に期待しなければ素組みはできる様な気がしてきたからです。


今月の積みプラ処理「弘南鉄道ED22」のはなし

2016-12-07 05:11:48 | 車両・電気機関車
 この間から京王6000系とかマニ36とか以前買ったキットの工作話が続いていますが、今回も積みプラ処理みたいな話になります。

 思えばこの秋はこうした積みプラの処理で結構楽しませてもらっている気がします。
 但し今回のは幾分手間のかかる代物でしたが。

 9月の上京の折に秋葉原で久しぶりに購入した動力車のモデル。
 これまで私が手掛けてきたキットと言えばほぼ90%以上がGMの板キットかそれに準じるものばかりでした。
 ましてやキットメイクで機関車を作るなんてのはまだまだ雲上の存在だと思っていた訳です。

 そんな折に見つけたのがワールド工芸のプラキット。
 最近ではキヤ97など私が見ても欲しくなる様なラインアップがプラで出されていて気になっている存在でした。

 とはいえ、いきなりキヤというのも怖い気がしましたし、習作的なモデルがあれば作ってみようかと見回して、目に留まった機関車のモデルを買い求めました。
 それが「弘南鉄道のED22」でした。
 弟が弘前に住んでいる関係もあってここの車輛には少し興味を持っていましたし、割合手頃なサイズの小型電気機関車というのは魅力的に映りました。

 しかも一応動力も付いていますし、塗料とパンタグラフを追加すればどうにか作れそうな気がしたものです。

 あの店には他にも貨車移動機とかもっと簡単に出来そうなものがあったのによりによって妙に複雑で手すりも多そうなこのモデルを選んだのははっきり言って魔が差したとしか言いようがありません(笑)
 帰宅後パッケージからパーツを引き出した時に手すり類の細さと各パーツの小ささ、そして説明書の細かさに作る前から圧倒されてしまい「しまった」とか後悔しかけたものです。

 実際9月に購入してから3か月近く積みプラ状態が続いていましたし。

 ですがその間にGMの板キットをいくつか作っているうちに「そろそろやってみるか」という気になりました。
 まあ自分の下手さはよくわかっていますし、出来に期待しなければ素組みはできる様な気がしてきたからです。


GMの京王6000系を作る

2016-12-06 05:40:11 | 車両・私鉄/民鉄
 先日紹介したGMの京王6000系の続きです。

8月、9月、10月と時間ばかり経っていて全く着手できないまま夏が過ぎ秋も過ぎようとしている11月のある休日。
この間紹介したマニ36&37を組み立てた勢いでこちらの京王6000系も一気に作ってしまいました。

とはいえ説明書通りの全くの素組み。
元々動力からパンタから何から揃っているトータルキットな上に塗装済みですからただ作っただけでは何の自慢にもならないのだけは確かです。

ですが一度取り掛かるとその間は無心になって手を動かしていますから、それだけでも十分楽しかったりします。
前に小田急9000を組み立てた時は中古キットだった事もあってステッカーが無く、車体はできたけれどあっさりしすぎた印象がありました。

今回の6000には行先幕や種別幕、車番や「女性優先車」までステッカーが揃っているのでその点では安心です。
塗装済みキットという事で、貼り付けは組み立て前に済ませましたが、これらが貼られるとそれだけで細密になったような錯覚が得られるのだから大したものです(笑)

一応実車にはない4連編成で、しかもナンバーは説明書に明記されているにも拘らずキット付属のステッカーにない車番がちらほらあったりするので組み合わせまでもが架空っぽい編成ではあります。

何より上京中もよく京王のお世話になっている身にしてみれば「高尾山口行きの準特急がたった4連じゃ物足りない」のも確かですが、そこは妥協します。
今も書きましたが、これまで上京中に何度もお世話になっている筈の電車の割にこの6000系は私のモデルライフにとんと縁のない形式でした。
DSCN7211.jpg
趣味の対象として電車を見るのと実際客として乗るのとでは印象とか見方が異なるのは当然かもしれないですし殊、4扉の通勤電車ともなるとその印象はなおのことです。
(実際、私にとっては新幹線とか山手線電車とかもそうしたジャンルのひとつと言えます。毎度お世話になっているのに妙に印象が薄いのです)

 そしてそれらがモデルチェンジなんかでなくなってしまってもその時には特に感慨らしきものを感じない。

 ですが居なくなってから何年かした後にふとそれらを思い出すと級に懐かしさが込み上げてくる・・・
 本当に大切な車両とは空気のようなものです。
 その時は空気同然に存在を意識しないのに大分経ってからその時の空気とともに懐かしくなる。そしてその時にはその対象は居なくなっているか博物館の展示物になっている。

 とどのつまり、そういう事の繰り返しなのでしょう。

「コンテナダンボーガチャコレクション」のはなし

2016-12-04 05:04:31 | 車両・客車・貨車
 先日、夕ご飯の材料を買いに近所のスーパーに出かけた折、そこの入り口のガチャの列をふと見て、
 そこの表示の隅っこに「TOMIX」の文字があるのが目を引きました。

 なんでこんな所にこんなものがとか思ってよく見たら
「コンテナに手足が生えています」

 先日タカラトミーアーツが発売したガチャの「コンテナダンボーガチャコレクション」と言う奴でした。
「ダンボー」というのはダンボール戦記のメインメカのひとつで無痛ガンを乱射しつつ頭部を外して投げつける必殺技を持つ最強戦士の一人
・・・なんてな事は微塵もなくあずまきよひこの人気まんが「よつばと!」に登場する文字通りの段ボール箱のロボット(の着ぐるみ)の事です。

 まさかマンガのキャラそのものがNゲージのコンテナになるなんて考えても見ませんでした。
 実は「よつばと!」はここ数年読んでいないのですが、私が読まなくなってから「ダンボーがコンテナ貨車になる話」が描かれたのでしょうか(笑)

 まあ、それはさておき
 頭部のコンテナは胴体から取り外し可能でそのままTOMIX規格のコンテナ貨車に搭載可能です。
 最近はTOMIXの貨車にも最初からコンテナが載っていない空車モデルが結構出ているのでそこに載せる冗談企画としては悪くはありません。

 しかもラインナップにはNISSAN仕様や旧国鉄仕様、タンクコンテナまであるので「スーパーの買い物ついでにコンテナの増備ができる」というある意味お得なオモチャと言えます。

 私のお目当てはJRか国鉄の仕様かNISSANの奴だったので手持ちの硬貨を注ぎこんで3個引いたのですが
 「ダンボール製のコンテナが2個、JRが1個」という惨憺たる成績に終わりました。
(原作準拠と言う意味ではダンボール表記の方が良いのですが)

 帰宅後手持ちのコキに早速搭載。
「鉄道むすめ」とかのコンテナには多少抵抗を感じているのですが、こちらはぎりぎり冗談で済ませられるレベルなので悪くない企画かもしれません(テツドウモケイの世界でも年配者を中心に「萌え系」への風当たりと言うか抵抗はそれなりにあったりします)

何しろ裏から見たら「ただの実直なコンテナ」に見えますし(笑)

 その後も何度かスーパーに足を運びもう2,3個増備。
 これでようやくお目当てのタンクコンテナも手に入りました。
 個人的にはこちらの方がいい味出している気もします。

 こいつらを次の運転会辺りで他のネタ車と共に走らせてみようかと思います。

京王6000系キットで「うだうだ」する(笑)

2016-12-03 05:02:54 | 車両・私鉄/民鉄


 梅雨が明けた翌日の今日は朝から蒸し暑い。

 こういう気候は私の最も苦手とする所なのですが、夏が本格化した事も実感します。

 さて、毎年梅雨明けから涼しくなるまでは冷房のないレイアウト周辺での工事は全く進行しません。 
 汗は滝の如く、体力もそれに合わせて急速に消耗するので工事どころでないというのが正直なところです。

 ですが例えば台所の隅っことかのデスクトップで出来る事ならむしろこの時期は作業が進む事が多いです。
 大概が車両工作や加工、ストラクチャーなんかがメインになります。
 今は正に夏休みシーズンですが、こういう時期に工作をやっていると本当に「夏休みの宿題気分」となります。

 これまでの例ですと阪急7000系、小田急9000系、キハ22などのGM系キットなんかがそうした宿題気分の工作には好適とおもいます。

 今回はそんな課題気分で購入したキットの話から。

 物は「やっぱり」GMの京王6000系新塗装4連。動力から台車から何から揃ったトータルキットです。
 京王5000の実質的な後継車であり現住地に引っ越してから私が乗る京王車としては最も古い部類なのでそれなりに馴染みも感じます。

 新塗装ですから今の京王車の2色帯が特徴なのですが、最近の京王車はアルミボディに2色帯なので今の目で見てもわたし的には案外違和感は感じなかったりします。
 その帯が既に塗装済みというのはものぐさモデラーの私にはぴったり(汗)
 この時期はエアブラシ塗装にはそれなりに向いては居ますが(因みにうちはこの手の塗装は原則庭先でやっています)暑いのには毎度参っていますから。

 とはいえ、この夏中に4連が竣工できるか、楽しみと不安が(汗)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 ここまで読んで「あれっ?」と思われた方も多いかと思います。
 そう、実はこのブログは梅雨明けの時に購入した京王6000系キットの事を書いたものなのです。

 こんな事を書いてから4カ月近く過ぎ、結局この夏はこいつに取り掛かれないまま過ぎ、それどころか11月に入ってもなお「積みプラ化」してしまっていました。ただの板キットなのに。
 工作の順番で言うなら11月になってから購入したマニ36やKATOの切り継ぎオハフ30よりも後回しになってしまいました。

 それでもようやくこの間から作業に取り掛かっています(大汗!!!)


鉄道博物館で浸った「あの頃の帰省電車」のはなし

2016-12-02 05:00:46 | 旅行・探訪・イベントなど

 先日、鉄道博物館へ出かけた時の事を書いた折に
 肝心の展示物は?
 人ばかり見て満足して帰ってくる私って一体。

・・・などと書きましたが鉄博の展示物もまったくノータッチなんて事はありません。
 (そりゃ1000円もの入場料を払ってNゲージと人波と日本食堂しか見てこなかったらそれこそヘンです)

 JR東日本が主体なだけに、鉄博で展示されている車両は東北本線やら中央線やら上越線やらの車両が主体になります。
 481系、457系、新幹線では200系など。

 私にとってはこれらのどれもこれもが帰省や上京なんかでずいぶんお世話になった車両ばかりです。
 (これであと583系がいれば…)
 そしてそれらの展示車両の殆どが実際に乗って見る事ができます。

 今回の見学は帰省の途上という事もあってそれらの「かつての帰省電車」にあの頃と同じ帰省気分で座り込んでみるなんてのを堪能しました。
 家族からすれば「これから帰省で疲れるのに乗る前からすし詰め気分を味わおうという変わりもの」以外の何物でもないのですが。

 クハ481は学生時代を中心に上京とか仙台行きでお馴染みだった車両です。
 当時は先頭車が「電気釜」になっても盛岡から上野までたっぷり6時間は掛かっていました。
 当時の印象としては「煌々と輝く蛍光灯」のイメージが強いです。恐らく当時の蛍光灯は結構色温度が高く青白かったので記憶に残りやすかったのでしょう。

 あの頃はまだ普通列車に旧客が使われ照明と言えば薄暗い電球なんていうのが普通でしたから蛍光灯の付く電車と言うのはそれだけでステイタスでした。
 しかも「座っているだけで車内販売がやって来る」のも田舎者には結構新鮮だった訳です。

 それにしても今改めて乗って見るとシートピッチの短さとリクライニング角の浅さに驚かされます。
 電車がデラックス感があったのと、子供の頃だったから我慢できたという事ですか。

 200系新幹線は現住地に住みついてからの帰省の足です。
 こちらの思い出は何と言っても「大晦日の最終列車」であること。
 まだまだ紅白歌合戦が神通力を持っていた頃だけにその放送時間と重なる最終の新幹線は比較的指定席が取りやすい電車でした。
 どうかすると大晦日の閉店直前の石丸電気で買い込んだビデオデッキを抱えて最終に乗り込んだ事もありましたっけ(大恥)

 新幹線規格だけに横5列の座席ですがこちらについては狭苦しさしか印象がありません。
 蛍光灯照明と言うところまでは同じなものの、灯りが暖色系で485系の様な明るいけど冷たい印象が幾分やわらげられていたのが思い出されます。
 早期に取った指定席の関係で窓際の席が多かったですが片方の下腿を車両の壁に押し付けていると「トンネル通過の度に気圧変化で車体が膨らんだりしぼんだりするのが体感できて面白かった記憶もあります)
 
 今回乗って見たら何もかもが「あの頃のシンカンセン」そのまんまで妙な感銘はありましたが(笑)

 ただ、どちらの列車も乗るのは(少なくとも片道は)真夜中である事が多く、車窓風景よりも車内の風景の記憶が強かった事を再認識しました。
 窓の外は真っ暗な上に新幹線は意外とトンネルが多いので(加えて最近は速すぎて景色がすぐ流れる)時間短縮以外の感銘が薄い気がします。

石炭貨車の増備は遠い(苦笑)セキ6000編

2016-12-01 22:58:10 | 車両・客車・貨車
 この間オープンした中古ショップの拾い物から

 最近はこの種のチェーン店も「秋葉原相場」が定着してしまい以前の様な「えっ!こんなのがこんな値段で」なんて掘り出し物はめっきり少なくなりました。
 ですから田舎のショップといえども無暗に安いアイテムは何か訳ありのものと考えていい様な感じになっています。

 今回紹介するのは河合のものと思われるセキ6000。
 1両350円と言うのはこのショップとしては最も安いものです。しかも2両。
 何しろ同じ河合のワラ1が500円、TOMIXのレ2900などは900円(!)ですから。

 箱なしなのは良いとして問題はカプラーでした。
 というのも客車用のKATOカプラーが前ユーザーの手で装備されていたのです。
 客車用ですから「4本の引通し管(?)が誇らしげに付いている」お見事さ(笑)
 それは確かに貨車といえども貫通制動用のエアホースくらいあっても当然ですが実車の写真を見た限りではそんなものはついていないですし何より目立ちます。

 帰宅後さっそく両端部をアーノルドに換装しました。
 何しろこうしないとうちの貨物列車に繋がりませんしアンカプラーも使えませんので。
 こういうアイテムは人によっては迷惑な代物かもしれませんがリペアの当てがあれば結構な拾い物です。

 とはいえ購入時に目論んでいた「D50辺りが牽引する石炭専用列車」には程遠いです。
 何故って今回のも入れてセキの総数はたった3両(汗)
 道はまだまだ遠いです。

 セキそのものはTOMIXの貨車の中では割合早い登場でしたが、肝心の牽引機に適当なものが当のTOMIXから出ていなかった点が特徴的です。
 後になって9600が出ていますが、その頃にはセキもTOMIXのラインナップから消えていた気もするのですが。

 当時ならエンドウの9600か中村精密のD50位しかなかったのではないでしょうか。

 今ではKATOからも良い製品が出ていますが1両1200円は流石に躊躇しますし、編成化すると既に増備しているセキとのバランスが取れない気もします。

 ところでこのネタはまだ展開がありますのでセム編と併せて次の機会に