光山鉄道管理局・アーカイブス

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マイクロエースの20年に思うこと

2016-12-28 05:44:47 | 趣味の原点をふり返る













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 先日「Nゲージ蒸気機関車」さんのサイトを拝見していたら今年がマイクロエースがNゲージに(実質的な)再参入を果たしてから20周年を迎える事を知りました。
 TOMIXも40周年ですし昨年から今年は色々とNゲージにとっては節目に当たる年の様です。

 それに便乗する訳ではないのですがこの機会に私も96年以降のマイクロエース製品の思い出を書いてみようかと思います。

 尤も、マイクロが再参入した96年は私にとっては鉄道模型の趣味の中断期間に当たるのですが。
 私が初めてマイクロ製品を購入したのは2006年頃。
 当時はこのブランドのイメージなんて物がはっきりしていた訳ではなく「やたら新製品の多いメーカー」と言う位しかありませんでした。

 最初に購入したのは中古で485系のスーパーはつかり。
 当時は競合製品もありませんでしたし、殆ど選択の余地はありませんでした。

 蒸気機関車で最初に買ったのはこれまた中古。
 2009年頃に9600の北海道仕様を購入しました。

 これがまた「1両800円」と言う超ディスカウント価格(笑)
 そんな事もあって出来についてはそれほど期待していなかったのも事実です。

 が実際に手に取って見ると意外なほどの細密さとフォルムの造形の良さで少なからず驚かされた記憶があります。
 それ以降、新品、中古を取り混ぜて色々とお世話になったのも確かです。
 一方で中古が多かった事もあって主に走行系のトラブルに当たる比率は他のブランドよりも高かったですが、その過程で動力車のばらしと再調整のやり方を殆ど腰だめに近いやり方で身に付ける様になったと言った意外な副産物も(笑)
 これはマイクロに限らずKATOやTOMIXにも応用可能なノウハウでしたし、Nの動力車の構造と調整法を知る上でかなり役に立った事も確かです。

 個人的にマイクロで気に入っているのは先述の9600をはじめ、C52、4110、E10、7100、電車では南海のこうや号、小田急SE、東武のDRC辺り、最近では鉄道ホビートレイン辺りでしょうか。
 どれもこれも(実質的な)競合モデルが無いと言うのが特徴ですし、それまでのNメーカーで出してくれそうにない機種までリリースしてくれたせいもあって、多くを期待しなければ他のモデルにもそれほど悪印象は持っていません。

 まあ、中にはダイカストが崩壊したとか、いきなり集電不良を起こしたとかいった走行系のトラブルを抱えた、いわゆるハズレもそれなりの比率でありましたが。

 造形面で言うと上述の機種以外の蒸気機関車の独特なプロポーションとか、初期の401系の様にフルラップ衝突した直後みたいな平たい前面の近郊電車とかの明らかに変なものもあるのですが、ある時期からこういうのもメーカーの個性と割り切れる気にすらなってきたから不思議なものです。

 最近はここも新製品が少なくなり(おまけに高騰化)敢えて欲しい新車もなくなっているのですが、それでもここ一番と言うところで突発的に欲しい機種が出たりするのでまったく油断のならないメーカーではあります。