マイクロエースのEF14の足回りはそのままにボディをワールド工芸のEF14のボディにコンバートするというある意味アホ企画(笑)
いよいよ実行です。
理論上はプロトタイプが全く同一なのですからどちらかが著しくスケールアウトしていない限りプラ車体前提の動力部にブラス車体を乗せ換えるのは十分可能な筈です。
外したボディを並べた範囲では大きな寸法差はなかったのでさっそくマイクロの動力にワールドのボディをかぶせてみたら、
「何の問題もなくのっかりました」
ここまでは「ただかぶせただけ」の工作にも何にもなっていないプロセスなので拍子抜けです。
マイクロの動力ユニットには運転席のモールドがされているのですが、それすらもが誂えたようにぴったりとワールドのボディにはまり込んだのですから有難い。
ですが左右分割のダイカスト構造のマイクロ動力は下手にブラスボディを乗せたら通電と同時にショートする可能性があります。
さてどうなるかと線路に載せてパワーパックのスイッチを入れたら
「普通に走りました」
またまた拍子抜けですがマイクロの場合ダイカストの露出部に絶縁塗料を塗っているらしく、そのままでも問題なく走れるようです。
ですが塗料である以上剥離に伴うショートのリスクは残ります。なのでボディとの接触しそうな上部にプラ板のスペーサーをかませ一部にはマスキングテープで絶縁しました。
ただ載せただけだとマイクロのEF14よりかなり腰が落ちますが、台車の首振り角が制限されやすいのでスペーサーで腰の高さを調整する意味はあります。
これが今回の過程で初めての工作っぽいポイントです(笑)
20201105sea (2).jpg
後気になっていたのが発売時期の差で明らかにマイクロの方が好い印象のパンタグラフ。これをワールドのボディに移設しました。
ついでにワールドのキットにはついていなかった避雷器もマイクロから移植しました。
(ホイッスルのみ、ワールドの方が細身でいい印象だったのでそのまま使いました)
という訳で実質20分ほどでコンバートとそれに伴う改修は完了ですw
ワールドのボディを手に入れて以来構想だけは3年位使っていましたがいざやってみるとあっけない物です。
さっそく手持ちのマイクロのEF14と比較しましたが思った以上に印象は違います。
マイクロの塗装がややテカテカしているのに対してワールドの方が落ち着いた色調なのも影響しているのでしょう。
前述したように造形自体の差は殆どないですし、唯一のウィークポイントだったパンタもマイクロのを移植していますから。
何より「マイクロエースとワールド工芸のコラボ」的な意外性が無駄に私を盛り上げます(爆笑)
マイクロのEF14は1号機。ワールドのそれは2号機です。
元々EF14の実車は2両しかありませんから当鉄道では「EF14がフルコンプになった」というおまけつきです。