光山鉄道管理局・アーカイブス

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中村精密のBタンクから

2019-10-24 05:23:09 | 車両・16番
 先日お話した「ゆるい16番の愉しみ」に関連したネタで。

 このところ16番やHOの小型蒸気の入線が相次いでいますが秋になってもその勢いは止まっていません。


 今回入線の中古蒸気は中村精密のBタンク。
 一見すると以前紹介の宮沢模型やつぼみ堂のそれに似ていますが、動輪の距離が幾分長めですし、細部のディテーリングにも違いが認められます。
 メーカーの刻印もないので外箱がなければ中村精密とは思いませんでした。


 とはいえ、実はこれは厳密には中村精密オリジナルではなく今は無き鉄道模型社のBタンクを中村ブランドが引き継いだものだそうです。
 プロポーションは宮沢模型のBタンクとエンドウのB20の中間くらい。
 非常にバランスの取れたスタイリングである事がわかります。


 実はこれ、ショップのタグには「不動」と書かれていましてそのせいか16番の中古にしては安価なものでした。
ですが、この種のロコの場合モーター位置を微妙に調整すると走れる様になるケースが結構あるので一種の賭けに出るつもりで財布を開いてしまった経緯があります。
 何しろこれの入手がイレギュラーだったのでその日の昼食が抜きになりましたし。

 これで走らなければもう泣くしなかったのですが帰宅後モータとギアのアライメントをいじったところ無事走り出したのは幸いでした(笑)
 走行性ですが年式相応のくたびれ具合なもののどうにか走ります。


 この頃の16番小型蒸気は真横から見るとキャブ内に巨大なモータが鎮座しておりどうかすると本来機関士が乗っている位置にモータの電極のネジの頭が丸見えだったり動輪の間にも同様に電極が露出しています。

 こういうのを玩具臭いと斬って捨てるのは簡単ですが、自由形の場合はこういうところも一種の味と感じさせるところがモデルとしての人徳とも言えます。


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