光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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「東北本線一般貨物列車セット」

2021-04-22 05:31:40 | 車両・客車・貨車
 先日、TOMIXのED75を増備した折に同時発売の貨物列車セットに軽く触れました。

 その時は予算の都合とタイミングの問題で入線を断念しかけていたのですが、先日在庫品を見つけ、そこそこ値引きもあった事から急遽入線の運びとなりました。
 まあ、たまにはこう言う偶然もあります。

 そういう訳で物は「東北本線一般貨物列車セット」

 昨年入線のKATOの花輪線貨物セットにワム80000が加わり、ワフがヨ5000に変わった様な12両編成の構成です(よく見るとワム23000の型番違いのワム2000とかも混じってはいますが)
 実はこの製品に目をつけた理由にはそのKATO花輪線セットが関連しています。

 この趣味に入って以来中古品を中心に2軸貨車は随分と増備してきていますが、そこで不満点として感じていたのが(特にナインスケールと河合商会のものに顕著なのですが)車輪の転がりの悪さとカプラーの首振り角の不足(あとカプラー自体の捻れやすさも)でした。
 特に後者は棚幡線や葉純線などのミニカーブ主体のレイアウトで脱線や自然解放の原因になりがちでしたし転がりの悪さも急カーブでの機関車の負担が意外に大きくスロー走行のしにくさに繋がっていたのです。

 KATOの花輪線貨物はその点で転がりもスムーズでしたしカプラーのマウントもしっかりしていたので、TOMIXのそれにも同じ程度の走行性が期待できるのではという思いがあったのです。
 実際、個々の貨車については走行性や追従性には文句がありませんでした。
 レイアウト上で「爪楊枝で軽く突いただけで幽霊のようにスーッと走ってくれる二軸貨車」は個人的には感動的だったりします。

 ヨ5000に関しては「室内灯標準装備」なのが嬉しいですが真横から見た時に床下に集電板とスプリングが丸出し状態なのはいただけません。
 お座敷運転では目立たないでしょうが目の高さで眺めるレイアウトではこれはかなり目立ちます。
 あとはKATOと異なりトラに荷台カバーがない空車状態なのも惜しい。
 ナインスケールのトム・トラですら砂利が積んであったのでプロトタイプのある編成であればそこそこ配慮が欲しかったですね。

 と、文句は多少はありますが模型としての「新性能貨車(笑)」が纏まって入手できるというのはやはりありがたい事です。
 特にNゲージでの二軸貨車はボギー車以上に走行性の改善が著しいのを実感させるセットではありました。
 あとはバラ売りの種類がもう少し増えてくれればとか思いますが。