光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

2019年を振り返る・印象に残った車両たちから

2020-01-12 06:27:18 | 鉄道模型 
 2019年を振り返る。まずは車両編です。

 今年入線した車両の中で特に印象的な物をピックアップしたいと思います。

 ただし(これも毎年書いていますが)基準はあくまで私個人がインパクトを受けた、ホビーライフに影響を与えたモデルという観点に立っているので所謂「ベストテン」ではない事は申し添えておきます。


 TOMIXの「四季島」(N 新車)
 1月のリリースだったのですがこれまでの新車の数倍のインパクトがあったモデルでした。プロトタイプのスペシャリティ性も去ることながら、模型としても走行系、通電システム、インテリアの造形などなど、全身これ新機軸の塊だった事がその理由と思います。自宅はもとより、近所のレンタルレイアウトや実家への帰省時、更にクラブの運転会でも疾走しまくりましたが、この辺り如何にもスペシャルトレインらしい活躍ぶりでした。


 KATOのE353系(N 新車)

 実家への帰省の友と言う事もありますが、初めてフル編成の新車を入線させたという意味でも記念すべきモデルでした。分割併結や相互乗り入れと機動性の高い運用ができるのでレイアウトでの使い勝手もなかなか良かった編成。勿論モデルとしてもKATOの新鋭モデルらしい造形の良さや中身の充実ぶりだった事も好印象でした。


 KATO、鉄コレの701系(N 新車)

 701系自体は昨年も取り上げましたが、待望の現行盛岡色がJR東日本の事業者特注鉄コレで登場した事、年末になってついに真打とも言うべきKATOの701系が登場した事で今年も私の関心を買いまくった電車になりました。


 天賞堂のCタンク(16番 中古)

 ある日突然、中古の出物が集中し一気に充実した16番の小型蒸気モデルの代表格がこのCタンクでした。ディテーリングは最小限ですが古典的な小型蒸機として過不足ないバランスの取れたデザインと造形はある意味非常に天賞堂らしいモデルに見えましたし、細密一辺倒の今の16番に対する一種のアンチテーゼにすら見えたものです。


 メルクリンのCタンク(HO 中古)

 これも中古の基本セットが安価に入手できていなければ全く私の興味の関心外のままだったろうと思います。欧米で何故HOが主流なのか、なぜドイツであそこまでメルクリンが普及しているのか、それらに対する答えの何割かがたった4千円の、それも40年前の基本セットで分かった気にさせてくる。
 やはりメルクリンは凄いと認識させた事とこれまでにない一種の心理的解放感を与えてくれた点でインパクトがありました。



 猫屋線のBタンク 単端 (16番ナロー 新車)

 2年ほど前にスタートしたナローの猫屋線のラインナップも急速に充実。ようやくというか遂にというか蒸気と単端がリリースされました。これでかなり軽便鉄道らしくなります。
 軽便鉄道のモデルも鉄道模型というジャンルの中では、これまでかなりマニアックな方向に進んでいたと思いますがこういう誰にでも取っ付ける鉄道模型の素朴な楽しみ方が定着してもいいのではないかと思います。


 TOMIXのキハ100「ポケモンwith You」仕様(N 新車)

 モデルとしては別にどうということのない車両ですが「岩手で走っている車両の新車を岩手に帰省の折に入手する」というこれまで出来なかったことを実現させた事。ただそれだけで今年の十傑にエントリーしたモデルです(笑)



 六半のZショーティE5系(Z 新車)

 いわゆる「Zゲージのゆる路線」を提案したモデルなのですが、わたし的には「鉄博風モジュール内周遊ミニ列車の新しいスター」として大いに歓迎したモデルです。

 走りもサイズを考えるとかなりスムーズでしたしギャラリーの受けもかなり良かった様です。



 ミニトリックス E44電気機関車(N 中古)

 これも帰省の折に発掘したモデルですが、日本型車両が少なかった頃のNゲージユーザーの苦闘の残渣を思い起こさせる(要するに日本型に混ぜ込んでも違和感の少ない旧型電機風の代表格)モデルと言えます。


 ラウンドハウスのキハ110「東北エモーション」仕様(N 中古)

 今年の正月、新幹線で読んだ「トランヴェール」誌上で存在を知り、面白そうなので中古のキハ110を種に改造してみようかなどと考えていた矢先、秋葉の某中古ショップでこれの出物を発見。

 「とっくの昔にKATOが出していた」というショックと言うか自分の不明を恥じたと言うかwとにかくそう言う笑い話で印象に残りました。 


 昨年のラインナップは機関車が1両もなく路面電車と中古・キットメイク・改造モデルが多かったのですが、今年はそれと裏腹に新車の比率が高く又、HOやZゲージに注目モデルが多かった(大概旧式モデルですが)のが特徴的です。
 
 ホビーライフとはいえジャンルの偏在が毎年毎年ブレブレなのですが、同じ路線を突き詰めるのと同じくらいに常に好奇心を刺激され続ける方が私に取っては楽しいのかもしれません。