
中古ショップの開店セールの戦利品から

小田急の「ニューロマンスカー」こと1910(2000)形の3連
鉄コレの事業者特注品のセットがNゲージ化・動力化されたセットで出ていたので飛びついてしまいました。
実車は1949年に小田急としては戦後初の2扉クロスシート車として登場した物で中間車には喫茶コーナーや放送室なども装備された中々デラックスな仕様だそうです。
但し中間車のサハは既存の国電(省電)の台枠を活用して車体を作った為に両端の動力車よりも若干車体の幅が広くなっていると言ういかにも過渡期の電車らしい所もあります。
この1910形、優等列車としての使用は3年ほどでそれ以後は3扉化されて普通の電車になってしまったそうです。

驚いた事にこのモデルも良く見るとサハだけ若干幅広になっているのが再現されているのがわかります
まあこれなどは「言われなければわからない」レベルですし、人によってはエラー品と勘違いする人もいるかもしれません(笑)
それはさておき、

今となっては小田急の旧塗装車は「田舎者には馴染みの薄いレトロな電車」程度の認識だったのか、開店当日でもこれを手に取って見る客はほとんどいなかったので結果的には幸運でした。
(余談ですが紺色と黄色のツートン塗装を最初に使ったのもこの編成だそうです)
17M級の3連の優等列車はレイアウトでの運用では好適な短さですし、適度なレトロさ加減も好ましい印象でした。
実際走らせてみると以外に誇らしい雰囲気を持っています。
その意味では結構な掘り出し物でした。
