前回に引き続き駅前デパートの改修作業です。
竹取坂のショッピングセンターだったファーラーのビルを一旦分解し、リペイントしました。

分解中に気付きましたが、接着してあった窓枠部分が割合簡単に外せる事が分かったので途中からは窓枠を外して塗装しています。ファーラーに限りませんが海外(特にドイツ)製の建物キットは日本のそれに比べてかなり細かにパーツが構成されています。特に窓枠部分はガラスの貼り付けも含めて別パーツ化が顕著なようです。
これは組み立て時には手間が掛かるのですが、今回の様に塗装込みで製作する場合や改造をする際にはパーツ毎にランナーに付いた状態で塗装できるのでマスキングなしで塗り分けができ、実に合理的と思いました。
又、建物本体も臍の組み合わせで壁を接合し建物の形を作る事が多い日本メーカーに対し、接着面に凹凸をつけずに貼り合わせたり、ふたつのパーツを繋ぎ合わせる専用のパーツ(プラ片)を間に挟んで接着する等の形をとっているので切り継ぎ改造の自由度が非常に高い事も分かりました(もちろん切削などの手間は要りますが)
これまで海外製の建物は高価な事もあり殆ど素組みしていたのですが、今回初めての改造(笑)を試みて改めて欧州メーカーの奥の深さに触れた気がします。


さて、塗装も済んでデパートの形に仮組みしてみました。
屋根がなくなった分和風の風景に少し溶け込みやすくなった感じです。
竹取坂のショッピングセンターだったファーラーのビルを一旦分解し、リペイントしました。

分解中に気付きましたが、接着してあった窓枠部分が割合簡単に外せる事が分かったので途中からは窓枠を外して塗装しています。ファーラーに限りませんが海外(特にドイツ)製の建物キットは日本のそれに比べてかなり細かにパーツが構成されています。特に窓枠部分はガラスの貼り付けも含めて別パーツ化が顕著なようです。
これは組み立て時には手間が掛かるのですが、今回の様に塗装込みで製作する場合や改造をする際にはパーツ毎にランナーに付いた状態で塗装できるのでマスキングなしで塗り分けができ、実に合理的と思いました。
又、建物本体も臍の組み合わせで壁を接合し建物の形を作る事が多い日本メーカーに対し、接着面に凹凸をつけずに貼り合わせたり、ふたつのパーツを繋ぎ合わせる専用のパーツ(プラ片)を間に挟んで接着する等の形をとっているので切り継ぎ改造の自由度が非常に高い事も分かりました(もちろん切削などの手間は要りますが)
これまで海外製の建物は高価な事もあり殆ど素組みしていたのですが、今回初めての改造(笑)を試みて改めて欧州メーカーの奥の深さに触れた気がします。


さて、塗装も済んでデパートの形に仮組みしてみました。
屋根がなくなった分和風の風景に少し溶け込みやすくなった感じです。
(4から続く)
最初の案では横長の駅ビルを検討してきましたが、駅舎としてのスケール感はそこそこ出るものの奥が見えにくくなる事等の問題を感じました。又、駅舎がありながら駅前広場が作りにくい事も個人的にマイナスポイントと感じました。
そこで、易者の横幅を半分に縮め、余ったスペースを広場に出来るプランを考えました。

これだとB5程度のサイズながら駅前にロータリー位は配置できそうです。バスと銅像を試験的に配置しましたがロータリーだけなら大丈夫なようです。タクシー乗り場は駅舎手前のスペースで対応する事になりそうですが・・・

駅舎自体も街中の駅ビルらしい「大きなビル」を感じさせられます。
敷地については基本的にこの方向でいこうと考えました。但し、背後の町並みについてはまだまだ検討の余地が残っています。
最初の案では横長の駅ビルを検討してきましたが、駅舎としてのスケール感はそこそこ出るものの奥が見えにくくなる事等の問題を感じました。又、駅舎がありながら駅前広場が作りにくい事も個人的にマイナスポイントと感じました。
そこで、易者の横幅を半分に縮め、余ったスペースを広場に出来るプランを考えました。

これだとB5程度のサイズながら駅前にロータリー位は配置できそうです。バスと銅像を試験的に配置しましたがロータリーだけなら大丈夫なようです。タクシー乗り場は駅舎手前のスペースで対応する事になりそうですが・・・

駅舎自体も街中の駅ビルらしい「大きなビル」を感じさせられます。
敷地については基本的にこの方向でいこうと考えました。但し、背後の町並みについてはまだまだ検討の余地が残っています。
今回のモジュール改修では本線の線路を跨ぐベースの上は広場と駅ビルを配する事にしていました。以前のレイアウトでは同じような部分で線路の上に平気で一般建造物を並べていたのですが流石に人に見せるモジュールでその種の嘘はつきにくいものがあります(苦笑)
ベースの真下の本線部分には形ばかりのホームもすえつける算段なのでそれらのホームとつながる駅本屋ならば線路を跨ぐ形で配置してもさほど不自然ではないだろうという計算もありました。
その駅ビルの素材はGMの中型駅キットをいくつか組み合わせて使います。最近SNS上でもこのキットを組み合わせて広壮なスケールの駅ビルを作った作例にいくつもお目にかかっていたのでそれにも刺激された形です。とはいえ、他の方々に比べて予算・スペース共に制限された状況でもあり余り思い切った事が出来ないのですが・・・
更に建物の形自体をどうするかも悩みの種です。GMのキットは組み合わせ次第で元の印象とかなり違う建物に出来る点でありがたいのですが、それだけに事前のイメージング作業が難しいです。
今回は使える部品を仮組みして大体の形を作り実地に配置して検討する事にしました。


こちらが当初検討した第1案です。
キットを横に繋いで最大の長さにしたものです。幅はかなりワイドな反面奥行きは殆どありません。更に気になるのが駅の向こう側の町並みが隠れやすいためにモジュールの奥行き間がスポイルされる感じもします。
ベースの真下の本線部分には形ばかりのホームもすえつける算段なのでそれらのホームとつながる駅本屋ならば線路を跨ぐ形で配置してもさほど不自然ではないだろうという計算もありました。
その駅ビルの素材はGMの中型駅キットをいくつか組み合わせて使います。最近SNS上でもこのキットを組み合わせて広壮なスケールの駅ビルを作った作例にいくつもお目にかかっていたのでそれにも刺激された形です。とはいえ、他の方々に比べて予算・スペース共に制限された状況でもあり余り思い切った事が出来ないのですが・・・
更に建物の形自体をどうするかも悩みの種です。GMのキットは組み合わせ次第で元の印象とかなり違う建物に出来る点でありがたいのですが、それだけに事前のイメージング作業が難しいです。
今回は使える部品を仮組みして大体の形を作り実地に配置して検討する事にしました。


こちらが当初検討した第1案です。
キットを横に繋いで最大の長さにしたものです。幅はかなりワイドな反面奥行きは殆どありません。更に気になるのが駅の向こう側の町並みが隠れやすいためにモジュールの奥行き間がスポイルされる感じもします。

今回のモジュール更新ではベースの形状にも手を加えるつもりでいます。
シーナリィを外したあとの更地ですが、ここは線路をまたぐ形でベースを延長してその上に町並みを構成する方向で考えています。
これまでのモジュールでは運転会の時のメンテナンスや線路の接続を容易にする目的で本線部分は原則としてすべて露出させて来たのですが、線路にかぶせる部分を取り外し式にすればこの問題はクリアできると判断しました。
試験的にグーパネのベースをかぶせてみましたが、これだけで前とは雰囲気が大分変わった感じがします。

ベース上の建物はモジュールで使うものだけでなく風景の検討用にレイアウトから外してみたビル群も混ぜています。
超高層ビルなども良いかとは思うのですが、運転会ではモジュールの裏側に当たるコントロールパネル側からのメンテナンスが大変になりそうなので余り高いのは自粛しようかと(笑)

全体の雰囲気はこんな感じです。線路にかぶせる部分は分割式とし脱線事故などの際にはすぐに外せるように考えています(グーパネ自体が紙とスチロール製なのでベースが余り大きすぎるとたわみを生じる危険もあるのでその対策も兼ねています)

モジュールの更新ですが、前のシーナリィを外した更地の上にどのようなモチーフを使うかを検討しています。
先日のブログで記したとおり、幹線級の電車や特急などが似合う都会風のモチーフを考えていますが、そこで使いたい建物をためしに配置してみました。
物は以前竹取坂のシーナリィでランドマークのひとつとなっていたショッピングセンターに使っていたファーラーの商業ビル2棟です。竹取坂では風景のメインに使っていたものですが、規模から言って風景の雰囲気には大袈裟すぎるとかねて感じていたものですが今回のモジュールでビル街に使えるのではないかと考えた訳です。

もちろんそのまま使えないと思われるので改造や切り継ぎは必要かもしれません。以前ならこの種のヨーロッパ色丸出しのビルは日本風の風景には使えなかったものですが、最近はこうしたモチーフの壁面を使ったビルが繁華街などで見られるようになっているので持って行きようによっては不自然に成らないと思います。

これに大昔に入手していたTOMIXの総合ビルを組み合わせて見ましたが、これをどう配置するかが考えどころです。

春らしくなったかとおもいきや、ここ2日ばかり冷え込みがきつくなっています。
さて、唐突ながらそろそろ次のクラブの運転会に向けて私も手持ちのモジュールの改修(というよりも更新)に掛かろうと思います。
上の写真は以前にも紹介した第1号のモジュールですが、初めてという事もあってどんな列車にも似合うような最大公約数的な風景になっていました。
しかし、実際運転会に参加してみて感じたのですが運転会では長編成の列車、それも特急や通勤電車あるいはフレイトライナーなどの幹線級の列車が走る頻度が私の予想よりはるかに高い事が分かりました。
そこで今回の改修ではある程度都会らしい風景にシフトさせ、特に通勤型や特急型がそこそこ似合う方向に振ってみたいと考えています。
改修の手法ですが、このモジュールはシーナリィの一部をベースにねじ止めして取り外し・交換が出来るように設計してあります。そこで取り外せるパーツを取り外してみると


ご覧のように長手方向にモジュールのほぼ半分のシーナリィが差し替え出来る事になります。
これとは別に左側奥の丘陵部も取り外しできるので大雑把に言ってシーナリィの6割くらいを交換できるわけです。
これらをベースに都会風の風景を作ってみようと考えています。
レイアウトやモジュールの製作時に建物や一部のシーナリィを交換可能としている事は以前から触れていますが、今回はモジュールで大晦日に製作したお寺を据えつけてみました。

場所は第二モジュールのトンネル上部です。ここには通常ならば上の写真の様なホテルが建っているのですがこれをお寺と入換えてみました。


ホテルの場合はモジュール全体がやや都会風に見える反面、このビルだけが浮いた感じにも見えたのですが、お寺を配置してみると落ち着いた雰囲気になります。モジュール自体に街コレやジオコレの建物類を集中させていたので風景のトーンの統一の点では良い感じになっている気がします。
神社ほどにはスペースも食わないので配置の自由度が高いですし、お寺自体も町のランドマークのひとつといえるので試みとしては成功かもしれません。

場所は第二モジュールのトンネル上部です。ここには通常ならば上の写真の様なホテルが建っているのですがこれをお寺と入換えてみました。


ホテルの場合はモジュール全体がやや都会風に見える反面、このビルだけが浮いた感じにも見えたのですが、お寺を配置してみると落ち着いた雰囲気になります。モジュール自体に街コレやジオコレの建物類を集中させていたので風景のトーンの統一の点では良い感じになっている気がします。
神社ほどにはスペースも食わないので配置の自由度が高いですし、お寺自体も町のランドマークのひとつといえるので試みとしては成功かもしれません。

前回製作した丘の部分をモジュールに差し替えました。
マンションの時と比べると風景がやや落ち着いてきた雰囲気です。


ある程度都市近郊風を狙って製作してきたモジュールでしたが、緑が増えた事の効果が意外に大きい事を実感しました。
都市風のレイアウトでも建物ばかりで樹木や丘をないがしろにすると帰ってリアリティが損なわれるような気がします。
公園・神社・寺院・学校など敷地内に樹木や緑の多い施設は街中を観察してみると意外に多いし、地形の起伏のある所ではそれに見合うだけの緑があると都市風の風景でもバランスの良い感じになるようです。
何よりも背景に緑があると列車が以外に映えて見える事が多いのが解ったのが今回の改修の収穫でした。
次作のモジュールではこの点も考慮しなければならないと考えました。

モジュール左側のマンションのあった所を丘と差し替える事にしました。
材料は例によってスタイロフォームを重ねたものです。高さは右側の台地とほぼ同じ位としてその上に建物を幾つか配置する方向で製作開始しました。
最初に大雑把な形を切り出して現物合わせでモジュールでの見え方や配列を検討しました。

元の土地の形と上に建物を置く関係上ある程度平らである必要があったため、出来上がった丘の形ははっきりいって「まんじゅう」そのものです。
昔のレイアウトの本などをチェックすると必ずと言っていいほど「まんじゅう山はリアリティに欠けるので避けよ」と言った意味の事が書かれていたのですが今回その警告は守られなかった訳です(笑)

麓の部分にGMの石垣を配し、山肌にはライケンとフォーリッジで街中の山の雰囲気を狙いました。
丘の上にはKATOの詰所。この建物は比較的無性格な外見が幸いして詰所に限らず校舎や工場などかなり応用範囲の広い建造物と思います。
もう一軒の住宅は三十数年前に購入していたバックマンの近代住宅ですが・・・

モジュールの運転会参加を終えましたが、ここでいくつかの反省点と展望が抽出されました。
今回のモジュールそのものについては、展示してみて気になったのは左半分のシーナリィの構成です。右側にも高層ビルがあるのに左側にも同じ高さのビルがあるのは何となく見苦しく感じられましたし、そのマンションの足元がベース板丸出しだったのも未成品の印象を強めてしまったようです。
もうひとつは道路の質感に関する所でペーパーそのままではどうしても安っぽい印象だったのでここも要改修部分と感じました。


今回のモジュールでは左半分のマンション等は移動に備えて取り外し可能になっていましたし、右半分の台地部分はボルトで止めている為これも差し替え可能な構造でした。
とりあえずの改修案として左側のマンションを取り除き、もう少しナチュラルなシーナリィにする事にしました。
そしてもうひとつ、今回の反省点を踏まえた形で第2号のモジュールを製作する事となりました。こちらについては運転会に参加してアドバイスを頂いた部分と自分なりに考慮したアイデアを組み合わせる形でのプランニングで製作する事としました。

こうして出来たモジュールを運転会に持ち込んだのは今から1年ちょっと前の事です。
この種の運転会にモジュールを持ち込むのも初めてならば、運営に参加するのも初めてという事もあってまごついた所も多く、クラブの先輩方に随分と迷惑もかけたと思います。
集合するモジュールは大体20枚前後。照明に凝った物や大規模なヤードを擁したもの等もありますが、基本的には各メンバーが考えた風景のモチーフに沿った作品が並べられ、その中を常時3本の列車がとっかえひっかえ行き来する物です。
カメラ付き車輌のデモや規格以外にもトランクに収まるミニレイアウトやZゲージなどが別に展示されます。

他のメンバーのモジュールと繋がると一気にレイアウトの空間の広がりが拡大した感じがします。
それと、モジュール製作当初に想像していた以上に長編成の列車が駆け抜けてゆく風景がとても格好よく感じられ、これこそが集合式レイアウトの醍醐味である事を再認識しました。


この運転会は地元のスーパーで一般の人達にも鉄道模型の楽しさをアピールする場としても機能しており、実際開会中は老若男女を問わず大勢の人たちが集まってきてくださいます。
他のメンバーのモジュールも力作揃いで、出品する側にとってもいい励みになっています。
さて、運転会を終えてみるとモジュールを製作中に感じたアラも結構目立ってしまっている気もします。
又、それとは別にモジュールの改修や次回作に向けての課題の抽出なども図られ、始めての運転会は随分と宿題も多く抱え込んだ物となりました(笑)