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光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

モジュール製作1-12 モジュール・外に出る

2008-07-08 12:58:00 | モジュール.1
 この時点で運転会まで残り1週間を切る段階でしたが、建物類の固定も大体済んできたので兼ねてやってみたかったレイアウトの屋外撮影に挑戦してみました。
 自分用のレイアウトはシーナリィが固定されていない為に外へ持ち出すのが困難だったのですが、今回のモジュールは元々移動して使うのが前提なのでこうした用途にどれだけ耐えられるか試す意味もありました。

 場所は近所の空き地。当日は晴天で撮影にはもってこいでしたが、やや気温が高かったのが玉に瑕です。
 
 屋外でややあおり気味のアングルでモジュールを撮影しましたが、本物の空、自然の太陽光線の威力は素晴らしくこんなモジュールでもそこそこリアルに見えるのは嬉しい物でした。

 次に車輌を配置しての撮影です。
 本来ならば実際に走行させたいところですが地面が安定せず、又電源が取れないので車輌の配置に留まります。
 今回は長鉄のゆけむり号を使用しましたが、これも予想以上にリアルな雰囲気でこれならもっと他の車輌を持ち込んで撮影すればよかったと後悔しきりです。

 今回のモジュールでは一部の建物やシーナリィが取り外し式な物の、ベースに出来るだけしっかり固定する方針で製作したので一応縦にした状態で手に提げて移動できます。
 実際やってみるとこのメリットは想像以上に大きく、運搬時にモジュールの向きを余り気にせず移動できるのは運ぶ側にとっても余り緊張しなくて済む事もわかりました。

モジュール製作11・アクセサリと樹木

2008-07-07 22:34:31 | モジュール.1

 建物の配列、道路の製作とモジュールの大体の形が仕上がってきたところでアクセサリ類と樹木の配置に入りました。

 製作当時はトミーテックのジオコレの樹木類がリリースされ始めたタイミングだった為渡りに船とばかりに飛びついて何本か使ってみました。第1弾は欅や杉などでしたが、普通のレイアウトに使うにはやや大振りで巨木と言っても良いような物がいくつかありましたが、今回のモジュールの様にひとつの風景をモデル化する際に使うには丁度良い大きさだったようです。

 そのほかとしてはガードレールやバス停(GMの路面電車用の停留所の改造)、又、自動車類もモジュールを持ち運ぶ関係上基本的には固定としましたがこの時点では仮配置の段階です。

 最後に一枚。
 モジュールの道路側から線路を眺めた物です。運転会の時には向こうがギャラリー席となるわけですが、モジュールの製作当初から運転席側(手前)から眺めてもそこそこ様になる風景にしたいと考えていました。他のクラブの集合式レイアウトの様に背景画を付けていない構造なので視点を固定しないで風景を楽しめればと。

モジュール製作10 道路の悩み

2008-07-05 00:19:23 | モジュール.1

 建物の大体の配列が決まったところで道路の製作に掛かりました。

 道路といってもこのモジュールの場合殆どが舗装道路なのですが。実はこの舗装道路については初めてレイアウトを作り始めた時からの懸案事項で未だに決定版というやり方を見つけていません。

 これまでのレイアウトではボール紙を使ってきましたが、見ようによっては見るからに紙臭く見えてしまう上にセンターラインなどの区分線が見えにくい欠点があります。又、ボードに直接着色するやり方は事前の目止めをしっかりやっておかないと下の木目が出やすく質感の面で不安が残りました。

 今回のモジュールの場合は当初グレー塗装のプラバンをベースに貼り付けましたが、道路の形に合わせるにはどうしてもプラバン同士を張り合わせなければならず、その継ぎ目の処理で悩みました。
 結局は画材店で見つけたグレーのラシャ紙をプラバンの上から木工ボンドで貼り付けて処理しました。

 この方法だとラシャ紙の継ぎ目がプラバンほどには目立たない点では良かったのですが、紙の質感までは消せませんでした。しかもその後1年程の間に湿気や温度の影響で所々紙が波打ち始め唯でさえきれいでない仕上がりを一層見苦しくさせてしまいました。

 そんな訳でこの道路の部分は今後いい方法が見つかり次第前面改修する予定です。
(尚、この後に製作したモジュールやレイアウト改修では又別の方法を試しています)

モジュール製作1-9 線路際の商店街

2008-07-03 21:10:46 | モジュール.1

 今回はモジュール製作の続きに戻ります。
 前回まではモジュール右側の台地部分を製作してきましたが、今回掛かったのは左側の線路と並走する道路を含めた平地部分です。この部分は当初からマンションと商店街をモチーフにする積りで建物の配列を検討しました。

 一番左端のアパートはGM製ですが、一階部分はTOMIXのローソンと組み合わせて街中で見かけるタイプのビルに仕上げてみました。

 このアパートに並ぶ町並みですが、当初はファーラーのメルセデスのディーラーを配列して都会っぽさを出そうとしたのですが、どうもしっくりせず手持ちのGMの商店(CDショップと弁当屋)、TOMIXの角店(酒屋)を並べて昭和40年代後半に建てられた店舗の雰囲気で行く事にしました。

 この通りはバイパスの手前で奥にカーブして高架道路の下をくぐるトンネルの入り口で切れる形となりますが、その部分にはガソリンスタンド・日通事務所の並びとバス停・交番の並びが斜めに向かい合う形で配置されています。


 一番奥に見える建物は街コレの地方銀行の裏側ですが、モジュールの奥行がこれ以上ないので壁面だけのロウレリーフとなっています。

モジュール製作1-7 台地部分の仕上げと建物類

2008-06-24 16:03:30 | モジュール.1

 塗装とパウダー撒きの次に茂み、植え込みなどをライケン、フォーリッジ、クランプフォーリッジなどで追加しました。
 ここまで行うとどうにか風景らしくなり最初の「チョコレート塗装」での落ち込んだ気分も幾分和らぎます。
 さて、台地の上の洋館風の建物はKATOのジオタウンの「警察署」だった建物です。塗装もそのまま(やってみて解りましたが、分解が非常に難しく窓ガラスを外して塗り直すのが殆ど出来ないのでリペイントは玄関のテラス部のみにしてあります)で配置してありますが、この種の建物は古い学校の寄宿舎などにありそうな雰囲気が感じられたのでその積りで前庭部分に花を植え込みました。

 この他、プライザーの無塗装フィギュアの付属品に洗濯物があったので今後はそれらを追加したり通学用の小型バスなどを配置すればもう少し寄宿舎らしさが出てくるのではないかと思います。
 この他、スクラッチや改造によって製作した建物類もありますが、それらについては次回に。

モジュール製作1-6台地部分の製作2

2008-06-23 22:10:55 | モジュール.1
 
 今回は再びモジュールの製作の方に戻ります。
 前回、何も考えずに茶色のスプレーを吹いた結果チョコレート並みの濃さの土台となっていましたが、重ね塗りでこれをどうにかしようと試みました。
 リキテックスの中から地面に使えそうな色を択び、彩度を落とそうと白も合わせて買い入れました。
 実はこの工程の製作当時は今年第2弾が放映されたばかりのテレビ番組、「趣味悠々」の16番レイアウトの製作が放映されている最中でして、テレビとにらめっくらしながら塗装を真似していました(笑)

 白と黄土色(薄い土色)を適当に混ぜ合わせ影の所は濃く、日の当たりやすい所は薄くと調整しながら(と、自分では思いながら)塗っていったのですが、なかなか巧く行きません。
 テレビを真似してやった積りなのですが・・・とはいえ、これは単に私が不器用なせいであって番組の責任では決してない事をこの場で明言しておきます(泣笑)
 台地部分は2段になっていて途中の段差は脇道という設定になっています。

 とはいえ、今回のモジュールは運転会に間に合わせるという目標がありますのでとりあえず、色については妥協して(笑)パウダーとターフ、フォーリッジなどでメイクアップしました。
 季節の設定は5月~入梅直前位の時期としていますが、これはこれまで紹介してきた他のレイアウトでも同様の設定としています。


モジュール製作1-5 台地部分の製作1

2008-06-19 21:07:15 | モジュール.1

 モジュールの右側の台地部分。スタイロフォームの地色だった所にGMの石垣を貼り付けました。
 ついでに水性塗料で塗装しようと思いホビー用の茶色のスプレーを吹いたのですが・・・

 想像以上に色が濃すぎました。まるでチョコレートの塊です。

 これまでのレイアウトではKATOのアンダーコート(アースカラー)を使っていたのですが、スチロールだと食いつきが悪かったので安直に茶色のスプレーを選択したのが仇になりました。

 元々重ね塗りのベースにする積りだったのですが、ここまで彩度がきついと一瞬やる気が失せかけます(泣笑)

 台地の上にはかねてのプラン通りジオタウンのファミレスと警察署ベースの寄宿舎を配しました。
 奥のほうにはTOMIXのマンションを改造したビルと以前紹介した高層マンションです。

モジュール製作1-4 バラスト撒布

2008-06-18 18:16:39 | モジュール.1

 今回はバラスト撒布です。

 使用している線路がユニトラックだったのでそれに合わせる形でバラストも原則KATO製を使用しました。
 色も道床に合わせていますが少し茶色をブレンドしています。
 一番内側の支線は少しくたびれた感じを出そうと思い混ぜる茶色の量を増やし、バラストの荒いTOMIXのものも加えて見たのですが、結果はご覧の通り。
 努力の割には大した違いが出せませんでした。
 むしろ撒布後にエアブラシ等で上から錆色を吹いた方が良いのかもしれません。

 行程としては事前に中性洗剤を混ぜた水を筆塗りしたうえにバラストを撒きスポイトでボンドを滴下するやり方を使いましたが、バラストが馴染まずしばしばダマを作ってしまい往生しました。
 自分のレイアウトでは以前TOMIXのバラストで同じ事をやって巧く行っていたのですが目が粗い分ボンドが馴染みやすかったようです。
 そんな訳で2作目のモジュールでは撒布と固着の手法を見直しています。
 撒布には大体1時間、固着までは大体半日位といった所でしょうか。
 バラスとが固まった所で支線部のみ草色のパウダーで仕上げました。

 余談ですが、これらのモジュールについては運転会での安定した走行性を優先して線路の塗装は行わない方向で製作しています。


モジュール製作1-3陸橋とバイパス2

2008-06-17 16:33:40 | モジュール.1

 道路部分の配列と形が整った所で側壁部分を取り付けました。
 側壁といっても厚紙(スーパーなどで売られているワイシャツの包みに使われているもの)をベースにそれらしくウエザリングしたものです。この突堤は奥の部分で地上部の道路と交差する形となるのでその部分のトンネル状の開口部を空けてあります。

 突堤部は車道のみですが、陸橋に掛かる部分には歩道を設け、地上から階段で登る方式としてあります。階段部、及び高架の手すり部はGMの歩道橋のパーツから、車道と歩道を仕切るガードレールはジオタウンの物を用いています。

 当初の予定ではこの高架上から下を通る列車を眺める親子連れの人形を配する予定でしたが適当なポーズの物が見つからず今のところは無人の状態です。

 この次はバラストの撒布へ進みます。


モジュール製作1-2バイパスと陸橋1

2008-06-13 22:15:55 | モジュール.1

 道路部分はグーパネを使用。突堤と橋脚は余りもののスタイロフォームのかけらを組み合わせました。
 バイパスは線路を跨いだ直後からやや微妙な登り勾配になりますが、この部分は余りもののインクラインのパーツを切り出して使っています。又、この辺りは高架道路風の橋脚が連続する感じを避け、コンクリートの土手風に処理してゆく方向で製作しました。
 

モジュールのプランニング・陸橋のある街

2008-06-11 21:16:06 | モジュール.1
 当初の予定にあった路面電車線が本線を跨ぐ形の陸橋というプランは路面電車線の見送りによってとりあえず没となりました。
 しかし、列車の通る風景を演出する上で陸橋というシチュエーションは捨てがたい物がありました。
 そこで路面電車線は付けないにせよ道路橋としての陸橋は取り付けることとしました。
 とりあえず、手持ちのベニヤ板を使いどこに架橋するかの検討に入りました。

 クラブの他のメンバーの作品の中にも道路橋や高速道路をシチュエーションに使ったものがあるのでなるべくそれに似ない配置を検討しました。他の作品では道路橋がモジュールの端のほうにあるものが観られたのですが、こちらはモジュールの真ん中に架橋し、そこを境に左右で地形が変わるようにセッティングする方向としました。
 向かって左側が線路と同じ平面状の町並み、道路を挟んだ右側が台地状の地形にしてそこに連なる道路を高架でなく突堤状に処理する方向で行く事としました。
 設定での陸橋は片側二車線のバイパスとし、橋の上には歩道を配置します。トータルの幅が15センチ以上となりますが、自分のレイアウトではスペースの関係で幅の広い道路が作れなかった事もあって今回のモジュールではワイドな橋&道路を設置する事にしました。
 もうひとつ、見た目のもっともらしさを演出する意味で道路橋に連なる道路の部分はカーブした緩やかな登り勾配にしたいと考えました。地形の配列がここまで固まった時点でモジュール製作にGOサインを出しましたが、実際の製作ではこの道路の部分に最後まで手こずる事になりました。(続く)

モジュールのプランニング

2008-06-10 22:19:36 | モジュール.1

 今回のモジュール製作で考えた条件として一般の人の目に触れる運転会での使用を前提としている事が先ず考えられました。
 それらの人達はモジュールの風景も楽しむでしょうが、それと同じ位に長編成の列車群が行き交う様を楽しむのではないかと考えました。今回のフォーマットでは接続部分が規格に合致していればその範囲内でカーブを組む事も可能なようでしたが、初めての製作という事もあって線路配置については基本をいじらずに直線のみで構成する事としました。
 全長900㎜は20メートル級車輌に換算して7~8両分の長さに相当します。この幅一杯に直線が敷かれれば編成としての列車を格好良く見せる事が出来そうでした。

 次にシーナリィですが、最初の計画では線路のすぐ脇を台地としてその上にビル街を配し、その前の通りに路面電車線を並べようと考えました。この時点ではTOMIXの自動運転ユニットの使用を前提に直線の行ったり来たりプラスポイントの自動操作によって本線を跨ぐ橋の上にも電車を走らせようかと考えました。

 しかし、このプランは線路配置に無理がある事や造りが大掛かりになることから初めてのモジュール製作としてはかなり手に余りそうな感じがしてきた事から一旦白紙に戻しました。
 初めての作なのでまずは単純でも風景をきちんと作る方を優先させようと考え直した訳です。

 こうして再び配置しなおした物が上の写真です。
「都市近郊の普通の沿線風景」をモチーフに平地の町並みと台地状の丘を組み合わせる方向で製作する事としました。
(続く)
 

モジュール製作記スタート0

2008-06-08 21:53:59 | モジュール.1
 以前にお知らせした様に今回からいつもの日記と平行して昨年来製作してきたモジュールレイアウトの製作記を上げてゆこうと思います。(現行のレイアウト改修作業については工程が進む毎に随時上げてゆく積りです)

 先頃地元のクラブに加入し運転会にも何度か参加させて頂いていますが、昨年から自分でもモジュールを製作する事となり勇躍挑戦する運びとなりました。
 ここでの集合式レイアウトは年に何度か地元を中心にスーパーや公共施設での公開運転会を行う事が活動の中心で各メンバーの力作が集い、地元では知名度のある活動を行っています。
 そこに参加させていただく訳ですからこれまでの様な自己満足が前面に出たレイアウトは作りにくいと考えました。

 与えられたスペースは1枚900×600。線路は本線支線合わせて3本。接続部では手前より約10センチ奥まった配置とするのが規則です。但し本線支線に掛からない範囲でならサブのラインを取り付けることは可能。現時点で本線支線の勾配・高架は不可となっています。

 ベースボードを購入し早速シーナリィの検討に入りました(続く)