前回の感想文で、やっと2011年冬アニメの第1話の感想は全て終了。正確にはANIMAXで放映された「ウルヴァリン」や、ローカル局で放映されたフラッシュアニメ「這いよる!ニャルアニ」や女性向け作品「starry☆sky」にネット配信作品「マイの魔法と家庭の日」は視聴していませんが…。
では毎回恒例、2011年冬アニメの個人的に感じた全体的な印象とかを書いてみたいと思います。
毎年ですが冬アニメは不作なことが多いです。2010年も2009年も不作でした。それに対し今年の冬アニメは話題性が高くしかも質も予想以上に良いというのが感想でした。
そして何より今年はオリジナル作品が面白い!去年はオリジナルは数も少なく不振でしたが今年は盛り上がりそうです。
まず2011年冬アニメで真っ先に取り上げられるオリジナル作品と言えば「魔法少女まどか☆マギカ」と「フラクタル」ではないでしょうか。前者はキャラクター原案蒼樹うめ、脚本虚淵玄の異色キャストで制作されて、全く先の読めない展開に加え面白いので現在ぶっちぎりの人気を獲得しています。後者の「フラクタル」は山本寛監督の監督人生を賭けた作品ですが…何かと叩かれていてコメントの仕様が無い有様で、自分の中ではバスカッシュレベルです。
続いてまずはキー局アニメから。去年個人的に1位だった作品の2期「君に届け 2ND SEASON」の面白さは安定していましたがその他にも全体的に面白い作品ばかりで、中でも特筆すべきは「IS インフィニット・ストラトス」でした。冒頭のバトルシーンも良かったですがハーレムアニメとして下手に飾ろうとしていない作風や作品としての面白さが相まって予想を遥に上回る出来になっています。
そして今さら感が強かった「レベルE」でしたがいざ放映されてみると改めて富樫義博の偉大さを思い知らされる結果になっていました。下手に手を加えず原作通りに作っているのが良かったんじゃないかと思います。あと「放浪息子」の方はわざわざ水彩画風に全てエフェクトをかけていたりと手間が非常にかかっていますがそれに相応しい出来になっていました。
「夢喰いメリー」の方は、J.C.STAFFらしく女の子を可愛く描いていてそこは非常に良かったです。ただ良く話が見えてこないのが少々惜しいかも知れません。
アニメオリジナル展開にして完結させるようですが果たしてこれがどう出るか期待したいところです。
「GOSICK」は、さすがボンズ制作という感じで作画は間違いなく今期でトップクラスの緻密さでした。この安定度はさすがです。
推理物としても結構面白かったんですが、ただ角川作品なのでBDの値段が…1巻が2話で9000円越えというのが実に残念。いくらなんでもこれを2クール分全巻買うのは至難の技と思われます。
ブシロードが猛烈にプッシュしている新カードバトル「ヴァンガード」を元に制作されたアニメ作品「カードファイト!ヴァンガード」はルールを説明してくれたのが1話だけだったのと、イマイチ盛り上がりに欠けるうえに画質がアナログ並に悪いのでこれからの奮闘に期待したいところです。でもさすがに今になってカードバトルは厳しそうな予感が拭えません。
新たに始まったプリキュアシリーズ「スイートプリキュア♪」は頭身が元に戻り少し前のプリキュアに戻った印象を受けました。良くも悪くも安定していたと思うので、やはり前作が異質すぎたのかもしれません。ヒロイン達がよく喧嘩ばかりしていて視聴していてあまり良い気分ではなかったのでもうちょっと仲良くなって欲しいところです。
続いてはローカル局アニメ、こちらは数も少なめでイマイチな印象を受けましたが「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」は絵柄こそ少々個性的ですがノリノリで面白く予想以上でした。パンチラや着替えシーンも多かったですがそういうのを抜きにしても兄妹の変態ぶりが面白すぎます。
それ以外だと「これはゾンビですか?」は見た目以上に面白かったですが他の作品は軒並みイマイチでした。とちぎテレビが頑張って放映した新アニメ「ドラゴンクライシス!」は釘宮理恵以外見所が全く無く悪い意味で予想通りの作品でした。もうちょっと頑張って欲しかったです。
それでは毎回恒例、2011年冬アニメの第1話で一番面白いと感じた作品は…
「IS インフィニット・ストラトス」でした。冒頭のアクションシーンで視聴者を一気に釘付けにしたかと思いきやその後のハーレム展開…しかし話のノリは非常に良く作画も良かったし主人公も見ていて不快なキャラではなかったので予想を上回る面白さでした。ハーレムアニメの新たな可能性を感じさせる作品だった気がします。
以上を持ちまして2011年冬アニメ第1話の感想文は終わりです。3月現在の覇権は「魔法少女まどか☆マギカ」でほぼ確定、「IS インフィニット・ストラトス」が2番手につけていると思われます。果たして春以降どのような作品が登場するのか、今から期待せずにはいられません。
高崎の2011年冬アニメ第1話の感想文 完
おまけ 高崎の2011年冬アニメ第1話時点でのランク付け
Sランク(神! BD・DVD購入も視野に入るレベル)…「放浪息子」
Aランク(面白い!録画して永久保存版)…「IS インフィニット・ストラトス」 「夢喰いメリー」 「GOSICK」 「魔法少女まどか☆マギカ」 「レベルE」 「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」 「スイートプリキュア♪」
Bランク(視聴継続)…「君に届け 2ND SEASON」 「フラクタル」 「これはゾンビですか?」
Cランク(4話までみて駄目だったら切る)…「カードファイト!ヴァンガード」 「べるぜバブ」 「Rio Rainbow Gate!」 「ドラゴンクライシス」 「みつどもえ 増量中!」 「フリージング」
Dランク(黒歴史)…無し
おまけその2 高崎の2011年冬アニメ第1話時点での萌えキャラ
「放浪息子」より
ちーちゃん
「夢喰いメリー」より
メリー・ナイトメア
「GOSICK」より
ヴィクトリカ
続いては、高崎の個人的2011年冬アニメベストオープニング
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YouTube: 魔法少女まどか☆マギカ 7 OP
「魔法少女まどか☆マギカ」より「コネクト」でした。「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」で一躍脚光を浴び始めたClarisの新曲。曲も良いですが盛り上がり方や演出も良く冬アニメで一番作品に合っていたオープニングでした。
続いてベストエンディングは、「GOSICK」より
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YouTube: Gosick - ED (longer, from ep 2)
「Resuscitated Hope」でした。コミネリサの歌をアニメで聴くのは久々でしたが、ミステリアスな歌声が作品に合っていたし、演出も歌に合わせていて冒頭22秒のシーンやサビで花が咲くシーンとかがすごく良かったです。