続いてアニメを視聴していきます。今回は「おとめ妖怪 ざくろ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。
「おとめ妖怪 ざくろ」…コミックバーズで連載されている星野リリィの漫画「おとめ妖怪 ざくろ」のアニメ化作品で、アニメ制作はJ.C.STAFFです。見た目は少女漫画ぽいですが何せコミックバーズということで全く前情報も無く完全ノーマークだったこの作品、果たしてどのようなものかと思いながら第1話を視聴してみました。
いきなり、「あ、そーれ♪」で歌が始まったかと思いきやそのままバトルに突入して何事かと思いましたが、そのバトル描写もさることながら歌が妙に上手かったです。
そしてその直後スフィアの歌うオープニングが始まりましたが、これは失礼ながら予想外に良く第一印象はなかなか良い感じでした。
時代は大正時代くらいのようで、陸軍の代表と妖怪達の代表が共にコンビを組んで妖怪達が起こす事件を解決するための新組織を結成するところから始まっていましたが、軍人側も妖怪側も個性派が揃っていているようでした。軍人側が全員イケメンなのは少女漫画らしいといったところでしょうか。
いきなり花が咲く演出と共にヒロインの西王母桃にフラグらしきものが立っていたため、おいおい1話でいきなりこれかと思ってしまいましたが、中盤のあの出来事以来様子は一変して一気にツンデレキャラっぽくなって面白くなっていきました。この主人公総角景とヒロイン西王母桃のやりとりと、花桐丸竜と雪洞・鬼灯ペアとのやりとりは見ていて非常に面白かったです。
後半では親睦会も兼ねた花見会に乱入してきた雷獣とバトルが展開されていましたが、そのバトルシーンが短いながら良く動いていてちょっと見入ってしまいました。「とある魔術の禁書目録Ⅱ」といい、今期のJ.C.STAFFはバトルシーンを頑張っている気がします。1話ながら終わりも良い感じで締めていたし、これは予想を上回る今期のダークホース作品でした。ただエンディングでいきなり語りが入るのは違う意味で予想外。
総評
1話の全体的な感想としては、バトル描写もさることながらキャラクターが予想以上に良く面白かったです。特に総角景と西王母桃のやりとりは視聴していて思わず悶絶してしまいました。
よく考えてみたら2010年屈指の悶絶アニメ「会長はメイド様!」が終わってしまったため、カップルのやりとりに悶絶できる作品が途絶えていてしまったと悲しみに暮れていた秋に颯爽と登場した作品がこれでした。
個人的評価としては、オープニングのスフィアの歌も良かったし、J.C.STAFF独特の淡い絵柄と少女漫画原作は良く合っていたし、キャラクターも面白くバトル描写も良く出来ていて第一印象はかなり良かったので満足のAランクです。ファミ通のレビューならばオススメ!とか付けたいくらいの作品でした。今のところ2010年秋アニメでイチオシです。こういうダークホース作品が登場してくるからアニメの第1話を片っ端かた視聴せずにはいられません。