2010年冬アニメ第1話の感想文その5

2010-01-27 10:28:54 | 2010年冬アニメ関連

 今回でキー局で放映された冬アニメは全て出そろいました。今回は「刀語」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Katanagatari Katanagatari1 「刀語」…講談社BOXから刊行されている西尾維新のライトノベル「刀語」のアニメ化作品で、アニメ制作はWHITE FOXです。第1作「化物語」がテレビアニメ史上最高の売り上げを記録した「西尾維新アニメプロジェクト」の第2弾作品として制作された今回の「刀語」、前作が大ヒットしたため今回の作品も期待度は猛烈に高く冬アニメの本命とも言われていました。

 そんな期待を受けながらいよいよ放映された第1話、最初の印象としてはオープニングの歌が栗林みなみで作品の雰囲気と合っていないような印象を受け、あとナレーションが入っていてちょっと日本むかし話風なところがありました。

Katanagatari2 Katanagatari3 作画に関してですが現代の流行とは逆行する独特の絵柄なので見る人によっては拒絶反応を起こしそうな感じもしました。少なくとも萌えは皆無と思っていましたが、とがめが予想以上にエロかったので個人的には全く問題無し!戦闘シーンにおいては特に動いているというほどでは無かったかもしれませんが、奥義のところとか見せ場で気合い入った作画が見られたので個人的には良くできていたと思います。

Katanagatari4 Katanagatari5 話の内容としては、強烈なクセのあるキャラクター達や独特の台詞の言い回しが「化物語」を思い出させる感じだったので西尾維新作品というのが良く分かりました。ただかなり説明口調が多いので一回見ただけでは台詞が多すぎて覚えきれないところが多く、アニメから見始めた自分は完全には世界観や設定は理解できませんでした。しかし12本の刀を集めるという話を12話かけて行うという構成は話としては非常に分かりやすくシンプルだったので下手に複雑にするより良かったと思います。

 奇策師とがめにはまだ隠された設定がありそうだし、刀や登場人物の個性がかなり強くて飽きがこなく、作画も全然気にならなかったしとがめエロいし個人的にはかなり面白かったです。しかしこの作品、毎月1話が1時間×12の変則放映なので説明口調が1時間も続くのはさすがに疲れたので30分くらいなら丁度良いと思いました。

 絵コンテや脚本が放映開始前に流出する事件があったりと色々話題にもなっていたこの作品、ネットでは評判があまり良くなくドラマCDで十分とか説明口調ウザ過ぎとかテンポ悪いとかソラヲト大勝利とか言われていましたが、個人的にはこの「刀語」はそんなネットの評判とは裏腹に結構面白かったです。amazonでも一気にDVD・BD予約ランキングで34位に入った模様でした。