2010年冬アニメ第1話の感想文その2

2010-01-08 12:33:02 | 2010年冬アニメ関連

 今週は冬の新番組アニメのオンパレードです。今回は「バカとテストと召喚獣」「ひだまりスケッチ×☆☆☆(ほしみっつ)」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Bakatesu Bakatesu1 「バカとテストと召喚獣」…ファミ通文庫から刊行されている井上堅二のライトノベル「バカとテストと召喚獣」のアニメ化作品で、アニメ制作はSILVER LINK.です。原作はこのライトノベルがすごい!2010年作品部門1位で、なおかつアニメではシャフトのメインスタッフで「化物語」10話のオープニングも作っていた大沼心氏が監督のため一部では注目されていたようです。

 冒頭からいきなり大塚明夫のナレーションから始まりすさまじいラノベ臭を感じつつ、作画は結構良かったと思いました。そして要所要所に見受けられるシャフトぽい演出…たしかにシャフトスタッフが関わっているというのも納得です。自分が最初にそれに気づいたのはシャフト得意の黒板演出でしたが、それ以外にもシャフトぽい雰囲気を感じるところが多々ありました。

Bakatesu2 Bakatesu3 作画は正直「タユタマ -Kiss on my Deity-」のときとは比べものにならないくらい安定していて良かったと思うんですが、いかんせん作品の設定が良く分かりませんでした。クラス同士の対抗戦が試験召喚戦争と呼ばれていて、学力に応じた召喚獣が召喚できるのは分かりましたがどうやって召喚しているのかが分からなかったし…というかなんで召喚獣なのかも意味不明だったのでこれはそのうち明らかになるんでしょうか。少なくとも最初の1話では初見の視聴者に興味を抱かせるようなインパクトはイマイチ無かったと思われます。

 召喚獣同士の戦いも初期のスパロボみたいと言われていて、演出とかをかなり省略していてダメージとかの計算方法も分からなかったし、今のところはキャラ萌えだけで視聴継続しようかというかんじです。話の展開はかなり早く2話もまた試験召喚戦争をするみたいなのでそこでどれだけ盛り上げてくれるか期待したいところです。全体的な感想としては作画とエンディングは良かったと思いますがもうちょっと木下秀吉以外に惹きつける要素が欲しいと思いました。

 でもこういう戦闘方式で成績とか決まる学校生活も面白いかもと思います。

Hidamari Hidamari1_2 「ひだまりスケッチ×☆☆☆(ほしみっつ)」…まんがタイムきららCaratで連載されている、蒼樹うめの漫画「ひだまりスケッチ」のアニメ化第3期作品で、アニメ制作はシャフトです。1期から高い人気を誇っているひだまりスケッチシリーズの新作ということで前人気は高く、冬アニメの本命と言われていました。

 今のところ冬アニメが軒並み期待はずれなので、この荒んだ状態を癒してくれそうなひだまりには期待したいところ…と思いつつ第1話は早速うめてんてーから始まっていました。

 冒頭の演出が前シリーズと一緒だったので懐かしさを感じつつ、オープニングでキャラクターがほとんど出ていなくて☆が延々と動いていただけだったので少々意表を突かれました。たしか2期のときは普通にキャラクター総登場で音楽に合わせて動いていたので今回の3期のこれは演出なのか間に合わなかったのか不安になりつつも、本編は安定していていつも通りのノリで作画も良かったと思います。

 今回の前半は普通に4コマ漫画ぽい話でしたが後半はいよいよ公式でも発表されていた通り新キャラが登場してきました。まだ1話なので顔合わせ程度に出てきただけなので本番は2話からといったところでしょうか。性格も良く分からなかったし台詞もちょっとしゃべっただけだったのでとてもマカの人の声とは分かりませんでした。

 演出がいつものシャフト風味だったので相変わらずでしたが、今回の3期はディフォルメ顔が前シリーズより多めな印象を受けました。そしてこの本編の安定度はさすがといったところで、今回は新キャラもいるため前シリーズよりも盛り上がりそうです。今回の1話では新キャラが初登場したときの演出や音楽が特に良かったと思いました。

Hidamari2_2 そしてエンディングは歴代おなじみでmarbleが歌っていて今回も非常に良かったんですが、まさかエンディングはオープニングより動いていない…というか一枚絵とは…。これは演出としてわざとやったのか、それとも本当に間に合わなかったのか…。2話で果たして変わるのか期待と不安でいっぱいです。