2009年夏・アニメ第1話の感想文その2

2009-07-06 20:14:33 | 2009年夏アニメ関連

 今回も感想文は第1話を視聴した感想をお送りします。さすがにそろそろ新番組が出そろってきた中、最終回の感想文ばかり書いている場合でも無いのが現状…このあたりのバランスを取るのが実に難しいです。リアルタイムで全部のアニメをチェックするのが理想なんでしょうがさすがに地雷アニメまで全制覇は無理っ。終わってしまった番組も重要ですがもっと大事なのは今…!ということで今回は「大正野球娘。」「エレメントハンター」、そして「かなめも」の第1話を視聴したのでこちらの感想を書いてみたいと思います。

Taiyaki Taiyaki1 「大正野球娘。」…徳間書店で発行されている神楽坂淳のライトノベル「大正野球娘。」のアニメ化作品で、アニメ制作はJ.C.STAFFです。「けいおん!」の後番組ということで少々注目度はあったようですが、原作の知名度はあまり無かったので正直未知数でした。

 オープニングが全員合唱パターンだったため「バンブーブレード」のオープニングと同じ雰囲気なのを思い出しつつ、序盤でいきなり予想外のアレが始まり視聴者全員が度肝を抜かれる展開になってました。主人公の小梅タン頭やばかったです。

 物語の舞台が大正初期のためか当時の女子の制服が袴からセーラー服に変わりつつあったり、女子は家庭に入るべきで運動などもってのほか等という時代背景もチラホラ見受けられました。序盤はまだ野球どころではなく道具もメンバーも無いという状況のようで最初からしばらくは部員集めから始まるようです。しかし野球を始めた理由がアレだったとは…まぁ理由としては分からんでもないですが一体どうやってあの相手チームと戦う展開に持って行くのか予想できません。野球を始めたサクラ大戦などとも言われていますが、もし野球の対決シーンで「おおきく振りかぶって」のときのような心理戦により女子というハンデを克服して対決するとかの熱い展開になったら化けるかもしれません…が、それは無さそうな予感。とりあえずは1話の作画レベルをどこまで保てるかが焦点になりそうです。

Elemental Elemental1 「エレメントハンター」…日韓共同で制作されたオリジナルアニメで、アニメ制作はNHKエンタープライズとHEEWONE NTERTAINMENTです。今回の作品は監督が日本と韓国に1人ずついて打ち合わせを行い、制作は全て韓国、日本では編集と録音をしただけのようでかなり韓国よりの制作で作られたようです。NHKのアニメは堅いアニメが多い中、珍しくアクションシーンありのSFアニメとのことで前評判はそこそこあったようです。

 物語の設定として、世界中から元素が次々と消えていくためそれを取り戻すための戦いが描かれるということになっていますが、炭素とか鉄消えたらそれで世界終わりじゃね?などという野暮なことは置いといて、そのあたりの細かい設定をあまり説明してくれなかったので設定としては面白いと思いますがちと詰めが甘いような印象を受けました。作画においても39話放送にしては1話からずいぶんバランス悪いような…なんか外国のアニメのようでした…って韓国製か。エレメントを取り戻す戦いが繰り広げられる世界でのバトルが1話から描かれていましたが、主人公あれだけ吹っ飛ばされたり岩ごと急斜面から落下したのに無傷とかなんという超人。まぁアニメだからいいのかもしれません。地上デジタル放送で見ているとデータ連動企画とやらでエレメントを集めるというゲームもできるようですが、さすがにアニメ見ながらゲームはやりづらそうなんで企画としてはどうなのと思いました。オレンジ髪のヒロインがなかなかイイキャラだし、桑島法子が久々に少年役やってたり、ユノもキャラ的に面白いしキャラ設定も世界設定もイイと思うんですが、なんかもうひと味欲しかったと思いちと残念な気がしました。そしてエンディングの歌はなんか元素記号の歌だったのでちょっと耳に残ります。

Kanamemo Kanamemo1 「かなめも」…まんがタイムきららMAXで連載されている石見翔子の漫画「かなめも」のアニメ化作品で、アニメ制作はfeel.です。「けいおん!」のヒットによりますます勢いに乗っているまんがタイム系の新作ということで果たして今回はどのような作品なのか…と思いつつ第1話を視聴してみました。

 まったく原作を知らなかったので新鮮な気持ちで見てみましたが、作画の見た目に反して冒頭からの展開にビビリました。ギャグシーンも所々にありましたが主人公の境遇があまりにも悪くあんま笑えないところもしばしば…これは萌えを隠れ蓑にした鬱アニメだと思われます。主要キャラが全てワケありの女性のようで来週からはその辺の説明をするんじゃないかなと思いますが、なんかガチ百合のキャラもいらっしゃるようでなかなか濃いメンツでした。中でも堀江由衣が声をやっているあの年長者の方はかなりやばかったです。しかし最近は百合系マジで多いですね…と思いつつ、この作品は鬱設定を生かすかどうかで化けるかもしれません。そしてテレビ東京よくこの作品放映しましたね。この設定はなんか法律に引っかかりそうな気がしてなりません。