2014年夏アニメ「月刊少女野崎くん」第1話の感想文

2014-07-22 01:37:23 | 2014年夏アニメ関連

今回はテレ東深夜アニメ「月刊少女野崎くん」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Gekkan1 Gekkan2 Gekkan3 Gekkan4 「月刊少女野崎くん」…ガンガンONLINEで連載されている、椿いづみの4コマ漫画「月刊少女野崎くん」のアニメ化作品で、アニメ制作は動画工房です。

Gekkan5 Gekkan6 Gekkan7 Gekkan8 「恋愛ラボ」以来となる動画工房制作キー局アニメで、ここ数年の動画工房制作アニメは非常に面白い作品ばかりだったので個人的には注目していました。まず見ていて目を引くのは少女漫画のシーンです。アニメながら少女漫画の作り込みは非常に綺麗で、しかも作品としても十分成立しているためこれを見ているだけでも楽しめるのは良かったです。

Gekkan9 Gekkan10 Gekkan11 Gekkan12 タイトルが一体どういう意味なのかは視聴するまで分かりませんでしたが、主人公の男子高校生が現役少女漫画家だったからこのタイトルのようです。普段無口で天然が入ったところもありますが、漫画のネタを色々と探したり、見た目とは裏腹の行為をしているしキャラクターとして魅力があり、最近のラノベのような気弱だけどモテるキャラじゃないところは良かったです。

Gekkan13 Gekkan14 Gekkan15 Gekkan16 そして何より動画工房制作ならば気になるのは女性キャラ!ヒロインの佐倉千代の頬を赤らめる仕草や慌てるところ、そしてアシスタントをしているところなど細かいところも丁寧に描かれているため非常に良かったです。今回も動画工房は良い仕事をしていました。1話ラストで新キャラも出ていたし、こちらも個性が強そうなので2話以降の話にも期待できそうでした。

作画は良好です。野崎くんの顔が少々長い気がしますが全体的にレベルが高くキャラクターから背景まで見事に描かれていました。BGMも良好で、序盤の告白シーンや下校シーンなどの静かな曲が特に印象的でした。主題歌も悪くはなかったです。

総評

Gekkan17 1話の全体的な感想としては、すごく面白いというわけではありませんでしたが安定していました。ヒロインを可愛く描き出すうまさはさすが動画工房といったところです。少女漫画のカットも丁寧に描かれていて好印象でした。

1話の個人的評価としては、つまらなくなるとは思えないしこれからの展開でどうなるのか期待もできそうなので視聴継続のBランクです。


2014年夏アニメ「RAIL WARS!」第1話の感想文

2014-07-19 23:57:11 | 2014年夏アニメ関連

今回はTBSアニメの新作「RAIL WARS!」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Rail Rail1 Rail2 Rail3 「RAIL WARS!」…創芸社から刊行されている豊田巧のライトノベル「RAIL WARS!」のアニメ化作品で、アニメ制作はパッショーネです。

Rail4 Rail5 Rail6 Rail7 国鉄が国有化されなかったもう一つの世界の物語らしいですが、そもそも体勢が全くわかりません。鉄道警察が独自に作られ鉄道の治安を守るために働いているのか、そもそもなぜ学生がそれに参加しているのか、しかも学生なのに拳銃の所持を認められていたりと世界観がずいぶん歪んでいるように見えました。

Rail8 Rail9 Rail10 Rail11 そして何よりキャラクターの個性も貧弱です。主人公の高山直人は冴えなくて気弱でちょっと鉄道に詳しい普通の高校生だし、ヒロインは活発系と巨乳でおとなしくて頭の良い女の子だったりと、あまりにもテンプレすぎて存在を忘れてしまうほどでした。

Rail12 Rail13 Rail14 Rail15 そもそもアニメを見ている人の多くが鉄道にも興味があるわけではないので、作中で列車の特徴や違いを細かく語られても全く意味がわかりません。逆に鉄道が好きな人から見ると細かいところが再現してなさそうなので噛みつかれそうです。理想はアニメを見て鉄道にも興味を持ってもらうことかもしれませんがそんな感じは全く起きませんでした。ただ作中で蒸気機関車を動かしたときの石炭の燃焼効率の話やドクターイエローと呼ばれる鉄道のチェックをする列車の話だけは良かったです。

作画は不安定です。ところどころキャラクターの顔が縦長になったりして1話の時点ですでに怪しい予感がしました。BGMはそこそこ良く、序盤の国鉄のシーンのBGMが印象に残りました。主題歌は茅原実里など有名どころを起用していましたが作品にはイマイチ合ってなかったように感じます。

総評

Rail16 1話の全体的な感想としては、安定してつまらなかったです。キャラクターも特に個性が無かったし、なにより作品を通して何が言いたいのかさっぱり分かりません。鉄道好きにもアニメ好きにもどちらにもウケなさそうな内容でした。でも石炭の燃焼効率やドクターイエローの説明は良かったです。

1話の個人的評価としては、典型的TBS萌えアニメでつまらなかったうえに面白くなりそうな予感が微塵も感じられなかったので視聴打ち切り予定のCランクです。


2014年夏アニメ「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」第1話の感想文

2014-07-16 02:30:26 | 2014年夏アニメ関連

今回はTBSアニメの新作「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Rokodoru Rokodoru1 Rokodoru2 Rokodoru3 「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」…まんが4コマぱれっとで連載されている、小杉光太郎の4コマ漫画「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」のアニメ化作品で、アニメ制作はfeel.です。

Rokodoru4 Rokodoru5 Rokodoru6 Rokodoru7 まず最初に気になるのが、【ろこどる】って何よ?でしたが、どうやらローカルアイドルの略だそうです。流行らそうとしているのか分かりませんが極めて普通に使っているので最初は違和感があります。それに加えとにかく作中では地元の流川市をアピールしまくっているので、流川市の宣伝アニメかと思うほどです。あざとさを感じさせたら失敗するという鴨川の教訓を生かしていないのかと思ってしまいますが、どうやら実際には存在していない市のようでした。

Rokodoru8 Rokodoru9 Rokodoru10 Rokodoru11 ローカル地域のアイドルアニメといえば「Wake Up Girls!」を思い出しますが、あの作品はアイドル業界の裏の顔も見せていた分リアルなところを追求していた印象もありました。しかしこちらはそういう部分は欠片も見せず、とにかくゆるい。原作が4コマ漫画なのもあり日常アニメと雰囲気はほとんど変わりません。そのため日常アニメにローカルアイドルが付加されただけの、なんとも奇妙なアニメになっていました。

Rokodoru12 Rokodoru13 Rokodoru14 Rokodoru15 やるからには、ちゃんとやると言いイベントが終わるまでやりとげたところや、イベント途中で失敗しても暗い展開にしなかったところ、モブキャラ含め女の子達は可愛かったところは評価できると思います。が、面白いと感じる部分は全く無くかったです。

作画は普通です。ちょっと「みなみけ」の1期を思い出させる淡泊ながら可愛さを残した絵柄でしたが、アイドルアニメとは思えないほど動きは無かったです。BGMはほとんど印象に残りませんでしたが、主題歌のキャラソンは思いの外良く、特にエンディングは予想以上です。 

総評

Rokodoru16 1話の全体的な感想としては、全く毒にも薬にもならない日常アニメで、ローカルアイドルという付加要素がついただけでした。1話からさっそく水着回というあざとさと、CMのアイキャッチがそこそこエロかったところは良かったですが面白味は全く無く、単なるキャラ萌えアニメでした。

1話の個人的評価としては、キャラはそこそこ良かったですがTBS典型の日常萌えアニメで、面白くなりそうな要素が全く感じられなかったため視聴打ち切り予定のCランクです。


2014年夏アニメ「ソードアート・オンライン2」第1話の感想文

2014-07-07 23:49:24 | 2014年夏アニメ関連

ついに夏アニメが始まりだし盛り上がってきているところです。第1弾となる初回は「ソードアート・オンライン2」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Sao1 Sao2 Sao3 Sao4 「ソードアート・オンライン2」…アスキー・メディアワークスから刊行されている川原礫のライトノベル「ソードアート・オンライン」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はA-1 Picturesです。現在最も売れているライトノベル原作で、なおかつ様々なメディアでも話題になっている作品なため前人気は非常に高く、夏アニメの本命の一つと言われています。

Sao5 Sao6 Sao7 Sao8 この手の作品らしく序盤はオープニングも無く仮想空間上のインタビューシーンとかでした。たしかに技術は進歩しているように見えますが、テレビ画面などは2025年にしては何も変わってないのが少々気になります。ロールプレイングゲームによくあるステータスAGIについて語るシーンや、アップデートによってステータスや性能がガラッと変わるMMOの特徴を語るところは、さすが原作者がMMOをプレイしているだけはありました。冒頭の演出はまるで映画のようです。

Sao9 Sao10 Sao11 Sao12 そして2期だけにキリトさんとアスナの好感度はすでにMAX状態で、1話からいきなり皇居でデートというリア充ぷりをまざまざと見せつけてきたため壁がいくらあっても足りないほどでした。ベンチでは2人揃って情報量の違いなどなんか難しいことを言いまくっていたし、相変わらず全く感情移入できないキャラでした。

Sao13 Sao14 Sao15 Sao16 今回の舞台は銃がメインのMMO「ガンゲイル・オンライン」でプロが存在しているゲームであること、デス・ガンと名乗るダンボール戦機のディテクターにしか見えない謎の人物、そして謎の変死事件とこのゲームの関連性を調べるなど、話の展開は面白そうだったので好印象でした。しかしガンアクションとなると果たしてA-1 Picturesはどこまで表現できるんでしょうか。「TRIGUN」「ヨルムンガンド」並の表現を期待したいところですが、キリトさんの二丁拳銃なんてチープなものは勘弁してほしいところです。

作画は非常に良いです。さすがに売れる作品だけに1期以上に力を入れていて、キャラはもちろんのこと背景が非常に美しかったです。BGMも良く、皇居を歩いているときのBGMが印象的でした。1話なので主題歌はオープニングだけでしたが、ちょっと格好良かったです。

総評

Sao17 1話の全体的な感想としては、さすが今期の本命なだけあって安定していたし面白かったです。今回の話によってキリトさんが色々なバーチャルゲームを旅していくスタイルが確立されたようにも思えましたが、2話以降のガンアクションや、キリトさんの戦闘スタイルなどシナリオ以外の部分にも注目が集まりそうでした。

1話の個人的評価としては、序盤の話の持って行き方が予想以上にうまく、これからこのMMOでどのような話が展開するのか、事件の真相はどうなるのかといったかんじで続きが気になる面白さだったので永久保存版のAランクです。


2014年夏アニメ考察

2014-07-03 23:57:45 | 2014年夏アニメ関連

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いよいよ今週から次々と夏アニメが始まってきています。今回も毎回恒例として、話題作や個人的に気になる作品をピックアップしつつ個人的な見解を書いてみたいと思います。

夏アニメ一覧をPV含めて見た第一印象としては、ロボアニメがあるけど面白く無さそうというのと、腐女子向けアニメが多いといったかんじでした。さらに放映数が多いのにも関わらず面白そうと感じる作品がかなり少ない印象です。制作会社を見て、これはと思うのはいくつかありますが果たしてこの中で面白いのはいくつあるか不安でもありました。

Sao Free そんな中、今回の夏アニメで本命と言われているのは、やはり「ソードアート・オンライン2」「Free! -Eternal Summer-」でしょうか。どちらも2期ものですが1期の人気は猛烈に高いため今回も期待されています。個人的には2作品とも作画は非常に良いですが正直それほど面白くなかったのであまり期待していません。

Glass 今期は久々にP.A.WORKSもオリジナルアニメを制作してきて「グラスリップ」を放映してきます。今回もP.A.WORKSらしい丁寧な作りに期待しています。                                                                                                
      
       
      

                                                                           

Zankyo フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」でも今回は「残響のテロル」を放映する模様です。スタッフを見る限り「坂道のアポロン」のスタッフでしょうか。こちらも期待できそうでした。       

                                                                                    

Aoha 堅実な作りで評価も高いProductionI.Gは今回「アオハライド」を放映するようで、こちらは「君に届け」スタッフが参加しているようです。個人的にも気になる作品になりそうでした。            

                                               

Sabagebu 美少女×銃という王道的組み合わせながら、「ステラ女学院高等科C3部」の件により落ちるところまで落ちてしまったサバゲー女子アニメ、今回は「さばげぶっ!」を放映するようです。が、一目見た感じでは大して期待できなさそうでした。       

          
                                     

Puripara 子供向けアニメでは「プリパラ」が放映される模様で、こちらは「プリティーリズム」の新作のようです。キャラを再び一新しているので、どうなるのかちょっと期待しています。                


                                

Persona Kurosituzi そして本命作品なみに人気の高い作品「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」もアニメ化されます。こちらは4の続編のようなかんじですがスタッフはほぼ変わっていないため、あの鋼のシスコン番長が再びやってくると思うと期待せずにはいられません。他にも「黒執事 サーカス編」など、非常に作画のレベルが高い2作品がTBSアニメ枠に再びやってきます。

夏は2期ものが多く、他にも「スペース☆ダンディ シーズン2」「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!」「ヤマノススメ セカンドシーズン」など数多くあります。1期ものに比べ安定した人気が稼げますが、1期ですでに失敗している場合傷口が拡大するため、2期はコケる法則をどう回避するのか気になります。

Gekkan 他にも「美少女戦士セーラームーン Crystal」「戦国BASARA Judge End」など話題になりそうなアニメがいくつかある中、個人的な本命作品はテレビ東京枠の「月刊少女野崎くん」です。久々の動画工房制作地上波アニメで、京アニをも凌駕するキャラの魅力に期待しています。