昨日は私の53歳の誕生日。最近ではあまり誕生日が来ることが嬉しいことではないが、無事に52年間生きてこられた事に感謝しよう。妻のお母さんに招待されて、別府で晩御飯をご馳走になった。「お寿司でも?」と言われたのだが、別府の飲み屋街に古くからある「おでん屋」にした。最近はめっきり寒くなり、こんな時期になるとおでんが美味しい。おでんを食べながら、ビールと焼酎。目の前に良く煮込まれたおでんが並ぶ、大根、こんにゃく、卵、お芋、筋肉……、ちょっと洋からしを利かせて食べると、体の中から暖まってくる。
おでん屋を出て、なんとなく物足らない私は、途中で焼酎と大分名物の鳥天を買い込み、母の家でもう一度の飲み直し。母の家は天然温泉なので、ゆっくりとお湯につかり、風呂から上がってまた一杯。別に特別な事をするわけでは無く、取り留めの無い家族の話、こんな平凡なひと時が一番幸せな時である。 例年であると、悦子が手作りの誕生ケーキを焼いてくれるのであるが、今年はダイエットを考えて、小さなショートケーキを買ってきてくれていた。
今年は本当に落ち着いた誕生日であった、こんなゆったりとしたひと時をくれた妻に感謝である。