高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

上野松坂屋を終えて!

2007年10月17日 06時18分57秒 | 工房

散々な結果に終った上野松坂屋、けっしてお店やお客様が悪いわけでは無い、私どもの作品が悪いわけでも無い。

いつも考えているのだが、お店とお客様と商品の三つが合わないとダメなんだ!私どもの主力のバックとは合わないのである。お店自体では、全体である程度の売り上げも上がっているし、びっくりするような高額品も売れている。しかし、業者によって、明暗がはっきり現われているお店なのだ。

私の所で感じた事は、少ない売り上げの中でも「名入れ箸」の反応には手応えがあった。催事の早い時期にお買い上げ頂いた方が、何人も期間中にリピーターとして、もう一度買いに来てくれた。インターネットでもこの「名入れ箸」は買いやすい価格で、オリジナル、送った側も、送られた側も楽しくインパクトがある。この商品は展開次第で我が工房の大きな柱になると確信した。目の前で、名前を彫ってあげている時の反応が凄く喜んでくれる。売り方と催事の場所によっては「名入れ箸」を中心とした展開をしても面白い物になりそうだ。ワンパターンの展開だけでなくお店にあった商品構成、レイアウトを考えて行かなくては!

私の所はあくまで「竹屋」なので、竹に拘った商品展開を掘り下げていく事にしている。他の、輸入物を扱ったり、布物を扱ったりすることは無い、やっぱり「竹屋」で行くのが良いのだと。それと今回、御贔屓さんの「長野さん」から頂いた新しいお話のチャンス、まだ内容は公表できないが、これも、竹細工の可能性を試せる面白い話である、じっくり、育てていければ良いな!

竹工房オンセ

コメント
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