今日は湯島方面に歩いてみた。しばらく進んでいくと右手にこんもりとした緑が見えてきた。「こんな所に公園が?」と思って行ってみると東京大学であった。小さい頃から「東大」「東大」といつも聞く名前であるが見るのは始めてである。私も小さい時は神童と呼ばれ、「末は博士か?だいじんか?」と言われていた時は当然「東大」に行くものと思っていた。それがいつの間にか「竹細工師」になってしまった。どちらが良いか?それは判らない!多分、今まで選んだ道の方が良かったと思っている。
大きく育った銀杏やケヤキの中に蔦が這うレンガ造りの重厚な建物が並ぶ、開学130年の歴史の重みがつたわってくるようだ .
「東京大学」といえば、学園紛争の安田講堂の立て篭もり事件が今でも記憶に残っている。全学連と機動隊がぶつかり合い、催涙弾の煙と放水車のイメージはかなり強烈であった。私の少し上の世代が学生運動に燃えていた頃だ、社会全体も安保問題や労働組合運動などが盛んで、政治にもっと感心が深かった。
自分が東大生になったような気分でキャンパスの中をゆっくりとウォーキング。構内には車は入ってこないので、都内のウォーキングコースの穴場を見つけたようだ。