高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

相模原 7

2007年05月21日 23時58分00秒 | お客様

相模原で素敵な「あけびのバッグ」を持っているお客様と出合った。「あけびのバッグ」もしっかり編み込んだ物は見ていて落ち着きがあり品格がある。 ついつい声を掛けてしまった。「良いバッグをお持ちですネ」お話を伺ってみると青森県弘前市のあけび作家「竹内啓子」さんの作品だと言う。「えー、竹内さんの!」 毎年秋になると竹内さんの所のりんごが届く。 実は10年ほど前、九州電力主催の「若手工芸家支援事業」に応募した私はその補助金を頂いて、竹とあけびを融合した新しい作品作りの為、弘前市の三上工芸さんの所に2ヶ月ほど勉強させていただいたことがある。その時、私にあけびの事を教えてくれたのが竹内さんだ。また、反対に竹細工の編み方をあけびに応用できないか?という事で、竹細工を教えたりした。それ以来、親交が続いている。

07_012 持っている人も素敵な人だ。友人が作った作品を素敵な奥様が持っているなんて嬉しくなってしまう。お客様にお願いして写真を取らせていただいた。手を掛けて作った作品はやはり、表情が違うのだ。持っている人の感性を育て豊かにしてくれる。私達、物作りの職人は幸せな仕事だと思う。

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相模原 6  行動力

2007年05月21日 22時54分00秒 | 出張

相模原での催事もいよいよ大詰め、残すところ後一日、今回は最終日だけどうしても日程がつかず妻の悦子が九州から交代にやって来た。初めて売り場に立ったのだが、何をやらせても卒が無い。旨く接客をしていてくれる。彼女が催事に出ることは無いのであるが、今回は相模原の他に静岡、札幌と同時開催の為、動ける人がいないのだ。

20070522055152 そんな中、浜松の「K」さんがお見えになった。話を聞いてみると、浜松でセレクトショップを開店準備中、(このビルの1階にオープンするそうだ)16日に静岡松坂屋で私の作品に出会い、直ぐに行動開始。19(土)、20(日)に九州まで行き、他にも竹細工の良い所が無いか調べに行ったそうだ。私の工房に来たかったそうだが、あいにくのお休み。(すみません、工房は日曜、祭日は休みです)それで、ネットど私が北九州のギャラリーで個展をしているのを見て、すぐさま、北九州へ。そして、今日は浜松から高速を飛ばして相模原までやって来られた。凄い行動力である。人は何に心を動かされるか? ひたむきな思いには、ついつい協力したくなってしまいますよね。8月オープンに向けて、今、全国を自分の納得できるものを探し回っているようだ。私も7月に一度おじゃまして協力させていただくことになった。

私が北九州に向けて相模原を出た後、時たま書き込みをしてくれるmuromamaも伊勢丹に来てくれたみたいですが、ありがとうございます。かえって、私より悦子と話が出来てよかったと思います。それと、伊勢丹の裏には外務省の語学研修所があるのですが、フランス語教師のアンドレ・ガルデラ先生に「日本人なら、フランスに行く前に是非、本物の竹工芸を見に行きなさい!見に行ったら、5点上げます!」と言われて、たくさんの外務省職員が見に来てくれました。また、私がパリで展示会をすることになったら宜しく頼みますよ。

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